2018年02月13日
ジョンソン投手、調整は順調!?
広島ジョンソン初フリーで大砲抑えた/今日の一番
2/13(火) 18:24配信
日刊スポーツ
<今日の一番>
広島クリス・ジョンソン投手(33)が初めて打者を相手にしたフリー打撃登板で、順調な調整をうかがわせた。
バティスタとメヒアを相手に計40球を真っすぐだけでなくブレーキの利いたカーブやチェンジアップ、ツーシームなどを投じた。見逃しストライクは5度。2選手に計20スイングで安打性2本に抑えた。
寒波の影響で気温が上がらず、例年よりも寒い中での1次キャンプとなったが、3年目の左腕は気にしない。「こういった天気の中でも僕らのトレーニングは進んでいく。体はコンディションは良く、肩周りも調子良く投げ込めている。あとは沖縄の温暖な気候の下で実戦に向けての仕上げをしていきたい」。1次キャンプで調整の段階を上げて14日、実戦が増える沖縄へ移動する。【広島担当=前原淳】
ドリヨシ的には、ジョンソン投手は体調が心配です。昨年は開幕戦に登板したものの、雨と低温の影響で自分のピッチングができず、阪神打線に捕まり、まさかのKOと なりました。その後体調を崩し、咽頭炎で戦線を離脱しました。交流戦あたりから復帰したものの、思うようなピッチングが出来ずにシーズンを終えました。体重も減ったとの情報もあり、今季のジョンソン投手は大丈夫かという心配がありましたが、今日のフリー打撃に登板し、寒さと強風という悪条件ながら、40球を投げて、安打性の当たり2本と、まずまずの内容でした。ただし、相手バッターがバティスタ選手とメヒア選手だっただけに、参考になるかどうか微妙なところです。 あさってから沖縄キャンプですから、温暖な環境の下での練習で、ジョンソン投手がどれだけ本来のピッチングに戻せるかどうか注目です。昨年は不本意な成績だっただけに、今季にかける思いは強いでしょう。ドリヨシ的には15勝狙って欲しいのですが、果たしてどうなるでしょうか。
過激過ぎるカープチケット争奪戦に対策を!
「広島カープ」のチケット争奪戦が激しすぎる根本事情
2月に入ってプロ野球各球団の春季キャンプが一斉に始まりました。普段プロ野球を見ない方も、テレビのニュースなどでキャンプ風景が取り上げられていることはご存じでしょう。
公式戦の開幕は3月末ですが、3月に入ると公式戦に向けた練習試合的な位置づけのオープン戦が始まります。そのオープン戦のチケットが売り出されるのが今の時期です。
ほとんどのプロ野球のチケットは、開催月の前の月の初旬に発売になります。つまり、3月初旬になると、4月1ヵ月分のチケットが発売になるのです。
しかし、これとは別の発売ルールになっている球団が2つだけあります。阪神タイガースと広島東洋カープです。どちらも1年分をシーズン開幕前に一挙に売り出します。
したがって、他の球団では9月後半のゲームのチケットは8月初旬にならないと買えませんが、タイガースやカープのゲームはシーズン初めに買えてしまうのです。こうした事情が、広島で思わぬ問題を引き起こしています。
カープファン急増で争奪戦が激化
「カープ女子」という流行語まで誕生し、近年は全国的にファンが増えているカープ。そもそもは原爆で壊滅的な被害を受けた広島市の政財界の有志が、復興の願いを託して創設した球団です。
マツダという親会社がありながら、親会社は資金的な援助を一切しないため、運営は球団が地力でやっています。それだけに、資金的な危機は過去何度も経験していて、ファンがカンパで集めたお金を運営資金の一部に充てたこともあります。ですから、ファンは自分たちの球団、市民球団であるという自負があるのです。
それだけに経営姿勢は手堅く、ドケチそのもの。若い選手を自前でコツコツ育てる方針で、大金を積んで他チームの大物選手を連れてくるようなことはしません。
こういった属性は、日本人のメンタリティーにことごとく合致しますし、応援がシンプルかつ明るくて、見ず知らずのファン同士が盛り上がれてしまう。初めて球場に見に行って病み付きになる人が多いようです。
しかし、人気の上昇とともに、問題も起きています。本拠地であるマツダスタジアム開催ゲームのチケットの争奪戦が激化し、尋常ではない状況に陥っているのです。
去年は発売3日で全指定席が完売
カープは昔から3月1日に1シーズン分のチケットを一斉に売り出しています。球場に閑古鳥が鳴いていた期間が長く、少しでも多く、先のゲームまでチケットが売れるようにと考えてのことでした。
確かにカープは広島市民にとって特別な球団ではあるのですが、それが観客動員数に結びつかない時期が長く続きました。しかし、人気が出てくると、このチケットの売り方が仇になってきました。
球場窓口でチケットの販売を開始する毎年3月1日の前日、2月28日(閏年は2月29日)に球団は購入できる順番を決める整理券を配布します。その整理券を求めて、相当前から並ぶ人が現れ出しました。
地面にシートを貼って陣地を確保する人だけでなく、テントを張る人もいます。2月末に向けてテントの数はどんどん増えていく、というのが毎年この時期の恒例になっているのです。
球団はこの状況になっても1年分を一括で売り出す方針を変えていません。しかも、1人が買えるチケットの枚数に制限を設けていないので、窓口で2時間も粘り、500万円以上購入する人も現れました。
ですから、若い番号の整理券を入手できても希望の席を買えない人も出ているようです。結果、昨年は3月3日までにシーズン中の全指定席が完売してしまい、この時点で売れ残っていたのはビジター応援席と内野自由席だけという状況でした。
今年は1月26日に1号テントが登場
昨年は整理券をどの場所で配るのかすら不明だった2月6日に、1人目の陣取りが始まりました。今年はさらに11日早い1月26日に1号テントが登場しました。
1月27日の早朝には、すでにテントや複数のシートが確認できた(写真提供:ひろスポ!)
もちろん、整理券が配られる場所がどこか、いつ整理券が配られるのか、それどころか、配られるのかどうかも、一切不明な状況なままでのことです。
1号テントが張られたこの日、地元メディアは、球団が「一度の購入で買えるチケットを1人5試合までに制限する方針である」ことを報道しました。球団がこの件を公表したのは2月2日になってから。なおかつ、1試合当たりの制限枚数を設けるかどうかまでは発表していません。
それでも“テント村”は着々と増殖を続けていて、2月8日時点ではご覧の通りの状況です。
2月8日夜には複数のテントが林立している状態に(写真提供:ひろスポ!)
当然のことながら、普通に仕事をしている人が、こんなに長期間並んでいられるわけはありません。カープ戦観戦ツアーを企画したい旅行代理店だけでなく、転売業者、そして転売業者に雇われているアルバイトが相当数含まれていることは間違いありません。
「例年、発売になると、即座にネットで高値転売されています。こういう売り方を続けていたら、必要な人がチケットをまともに入手できないままです。また、市民の散策の場でもある球場周辺にテント村ができ、かなりの数の人がそこで寝起きしているのですから、大量のゴミも出ます。環境面でも問題だと思います。5試合に制限するというのは一歩前進だと思いますが、より抜本的な対策を打つべきです」
広島でスポーツWebメディア「ひろスポ!」を運営している田辺一球さんは、こう苦言を呈します。市民球団であるカープだからこそ、市民やファンの気持ちを大切にした対応を期待したいところです。
年々チケット争奪戦が激化する中、観戦したくてもチケットが入手出来ないケースが多発しています。おまけに転売業者がチケットを大量購入してオークションで高額で落札させるという、ファンにとっては実に腹立たしい状態があります。カープ球団はマツダスタジアムの公式戦チケットを毎年3月1日にシーズン分全ての試合を一斉に販売していますが、まずはこれを改めるべきでしょう。試合開催月の前月発売にすべきだと思います。
現在、マツダスタジアムにはチケットをまとめ買いしようと、順番待ちのシートやテントがズラリと並んでいます。本文にもありますが、ほとんどが転売業者関係の人達ではないでしょうか。近隣の住民や散策等に訪れたファンに迷惑になりますから、シートやテントを張ってまで順番を取るのはやめていただきたいですね。今年は一人一回の購入で5試合分までと制限を設けましたが、幾分か効果はあるかもしれませんが、根本的な解決にはならないでしょう。
カープ球団と我々ファンでより良いチケットの販売環境を整えていきたいですね。まずは試合開催前月発売の制度に改め、一人当たりの購入枚数に制限を設けるようにして、一人でも多くのファンにマツダスタジアムで観戦できるようにしてもらいたいです。内野自由席を廃止して、全席指定席にすること。そして、転売業者を完全に閉め出し、我々ファンは転売チケットを絶対に買わないようにしましょう。さらに、マツダスタジアムの観客席を5000〜10000席増設してもらいたいです。