改札外へ出ました。
駅構内はまだ閑散としていますが、
地下ホームにはあと1時間もすれば
北陸、東北方面からの
夜行寝台特急や急行が集まってきます。
この静けさも良いですね。
それに改札の前には
ずっと浮浪者たちが寝ていました。
ちょっと豪華な寝台列車の到着する
ホームに繋がっている改札は
中と外で大きく世界が違っていました。
ただそれも妙にマッチしていたのが
上野というところなのかもしれませんね。
自分は高崎線に乗るために
地上ホームへ向かいます。
出発時間までまだ余裕はありますが、
良い席を確保したいので
列車に乗り込み荷物だけを
置いて場所取りをしました。
車内で髭を剃るとうるさいので
ホームのベンチに腰掛けながら
髭を剃り、顔を洗って
やっと目覚めてきた感じです。
そして同じホームの反対側から
5時10分発宇都宮線の始発黒磯行が
出発していきました。
どうやら上野5時09分発の
京浜東北線からの乗り換えが
間に合わなかったようで
ホームに呆然とした人が数人
取り残されていました。
自分の乗っている高崎行は
5時13分発なので
5時09分着の京浜東北線でも
間に合うので、数人乗り込んできました。
定刻になると列車は宇都宮方面に
乗り遅れた人をホームへ残し
動き出しました。
陽が昇る前でまだ真っ暗な
車窓です。
朝とは思えない中を列車は
少しずつ都会から離れていきます。
赤羽に着くと早朝にしては
多くの人が乗り込んできて
だいぶ席が埋まって大宮へ到着しました。
大宮でもかなりの人が乗ってきて
始発列車という雰囲気はまったくなく
普段通り走る列車になりました。
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