ゆっくりと小諸を離れ
リゾート避暑地軽井沢を目指します。
途中駅は以前信越本線が通っていた時と
同じなのでそれほど新しいという駅はありませんが、
初めて通る自分にとっては
目に映るもの全てが新鮮でした。
軽井沢までは30分も走らないので
のんびり寛ぐにはちょっと
物足りないのですが、
それでも十分に楽しむことができました。
軽井沢駅に進入するという頃になって
左側に何だかホームが見えてきました。
以前、信越本線の時に使用していた
ホームらしく今では全く使用している
感じがありませんね。
そして、そのホームには
線路も敷かれていますが、
完全に切断されていて
ただ単にホームと線路が残っている
という感じです。
いちおう、その線路の上に
電気機関車が停まっており
これがEF63型2連でした。
昔を知っている人は懐かしく思う
碓氷峠越えの電気機関車ですね。
碓氷峠はまれにみる急勾配の為
普通の列車では上る事ができません。
そのような時にこのEF63型機関車が
2連一組となり列車の後ろから押して
碓氷峠を越えていたのです。
逆に下りはというと
今度は普通の列車のブレーキの性能が追いつかず、
このEF63型機関車のブレーキを
頼りに下りて来ていたのです。
昔の大動脈を影で支えてくれた機関車
という事で静かにではあるが
保管されているのでしょうね。
軽井沢のホームへ13時36分に到着し、
自分は狭い階段を登って外に出ました。
ここから信越本線はもちろん無いし、
接続するものといったら長野新幹線だけになります。
よって、碓氷峠をバスで越え
横川まで移動するのが
一番安い方法となります。
これも予め調べておいたので
難なくバス乗り場を探すと
いうことになったのですが、
もし、行き当たりばったりだったら
かなり発展している軽井沢で
路頭に迷う事になったでしょうね。
ところで、軽井沢は、
初めて来たので、以前どういう
状態だったかは分からないですが、
駅は立派であり、一応リゾート地らしい
雰囲気を持っています。
駅前も土産物屋などが並んでいて
結構良いとは思いますが、
やはりどこか都心に似ている雰囲気が出ています。
というのも喫茶店などはもう
軽井沢というより渋谷や新宿といった感じであるし、
歩いている人たちも若者ばかりだったからです。
以前ならば、もう少し中高年の夫婦などが
この辺りを散策していたと思えるので
やはり街自体が変わってしまったと
いうのが自分の印象です。
その原因としてやはり新幹線が開通した事もあると
自分ではひそかに思っています。
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