今まで経験したことのないものでした。
列車も人もいないホームです。
でもホームを照らす明かりだけが
灯っているのです。
違う世界に紛れ込んだような感じでした。
今は改札口前の待合室で
座っていますが、それも飽きてきたので
今度はホームにある待合室に移動します。
というのも、改札前の待合室は
意外と風の通りが良く寒かったのです。
連絡橋を渡り、ホームの待合室に入ると
多少は寒さを防ぐことができますが、
寒いことには変わりないですね(^^;
しばらく寒さに耐えていると
なんとなくライトが見え始め
草津線がホームに滑り込んできました。
オレンジとグリーンの113系ですね。
見慣れている列車なので、
この列車なのかぁ。くらいの感じですが、
暖房の効いている車内に
早く入れるのでありがたかったです。
車内はセミクロスシートなので、
ボックス席を一人で占領して寛ぎます。
しかし、気のせいかなんだか
暖かく感じませんね??
まぁ運転手と車掌が前後
交代するためだから
その影響かもしれませんね。
しばらく我慢していると
そういえば、ドアが閉まりません。
寒い時期は半自動扱いが多いので、
ドアを閉めようと手で
動かそうとしましたが動きません。
さては、半自動扱いを
忘れたんですかね・・・・
そして、やっと車掌のアナウンスが入りました。
「この列車は、草津行普通列車です。」
ここまでは別にどうってことはないのですが、
「この列車は本日、暖房が故障しており
誠にご迷惑をおかけしています。」
マジですか!!
ここでさらに
「また、この列車は半自動ドアの
設備が付いておりません。」
「車内が冷えて寒いと思いますが
どうかご了承ください。」
暖房故障に半自動ドアが無い。
ということは冷たい空気が
容赦なく車内を満たしているということです。
寛ぐなどとてもではないですが、
できませんね。
シートに腰掛け、
おしりの下に手をはさみ
寒さに耐えなくてはなりませんでした。
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