上野を出ると次は大宮に停車します。
少しだけ乗ってくる人がいるようですが、
思ったほどは通路に
騒々しさが無いです。
もう、夜中といっても
良い時間帯なので
乗ってくる人も気をつけているのでしょう。
大宮を出ると高崎線を走ります。
かなりのスピードを出して
室内を真っ暗にすると
外からは全く見えないので
カーテンを開け、横になりながら
ウイスキーの水割りを飲み
車窓を肴にしていました。
いつもは普通列車で通ることが多い
この線路で同じ時間帯を
何度も通っているのですが、
全く別の所を
走っているような感じがしました。
ビールやウイスキーが
車内の揺れとレールのつなぎ目の音で
酔いが心地良く回ってきて
高崎に到着する前に寝ていました。
途中ゴッーという
トンネルの中を走っている音が
耳に入ってきておそらく
土合辺りだろうと見当を付けて
また眠り落ちました。
途中、
長岡で進行方向が逆になるのですが、
それも分からず、
結局、富山到着のアナウンスで
ようやく目が覚めました。
降りる支度を始め
だいぶ用意が整った頃
津幡へ到着し、
特急なのに
特急の【しらさぎ2号】に抜かれました。
外の天気は太陽が燦燦と輝き
申し分ない状態です。
これならば散策も
十分に満喫できるでしょう。
上野から7時間半かけて
明朝(2006年5月4日)6時30分
金沢に到着しました。
長岡で進行方向が変わり
牽引する機関車も
「EF81型」になっていました。
あっという間に
来てしまった感があります。
金沢のホームに降りると
やはり寝台列車らしい雰囲気で
客がぞろぞろと
大きな荷物を抱えて降りています。
みんなどこへ行くのか見ていると
階段を下る人がほとんどで
【北陸】から降りた人で
自分のようにホームに
残っている人は少なかったです。
どうしてこの雰囲気を
楽しもうとしないのだろう??
めったにない寝台列車なのにと
思いながら眺めていました。
人それぞれですからね(^^;
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