昔、東京の地下を走っていた
地下鉄のお下がりでクーラーなどがついておらず
扇風機が回っているようなレトロ感満載でした。
暑さはそれほどでもないのですが
まだこんな情景があるということが
しかも関東地方の都心から
それほどの距離でないということに
心底驚いていました。
ただし、良く考えると
お金に制限をつけなければ
東京から銚子まで3時間ほどに対し、
東京から新大阪の新幹線は
2時間半で走ります。
飛行機ならば札幌や福岡まで
行ってしまう移動時間です。
ということは基準の設け方により
近い遠いは変わってくるのだと改めて思いました。
まぁそんなところで、
普通列車を中心として移動する
自分にとっては
大阪や札幌、福岡はあまりにも遠すぎますがね。
一駅ごとに降りながら
途中でトロッコ車輌に
乗ることができてしまいました。
今はトロッコで
自然の風を受けながら走るというのが
流行っているので、
珍しさも減ってきましたが
この銚子電鉄のトロッコはすさまじい。
初めてトロッコ車両に乗るので
他のトロッコ車両がどういうものか
見当がつきませんが、
揺れるし線路と車輪の
摩擦音はうるさいし、
風の音もうるさいし
なんだかそれほど感激が無かったです(^^;
風が涼しくて気持ちは良いのですが、
騒音ともいうべき音の攻撃には
いささか閉口しました。
などと何だかんだいって、
終点の外川に着いて
古びた駅舎を見て歴史を感じ、
少し戻って犬吠駅でせんべいをもらい、
日の出が一番早く見られる
犬吠岬へ歩いて行きます。
犬吠駅から10分ほどの
距離なので楽に散策できます。
今日は残念ながら
曇って靄が出てしまっていて
眺めは良くはありませんが、
それでも海のにおいが久々に
気持ちよかったです。
海に近いので魚もあるだろうと
いうことで近くの食堂で昼食を摂りました。
刺身定食では
ありふれたものしか出てこなかったのですが
これもしかたあるまい。
観光地にしては安い値段で
食べることができ
満足できた方でしょう。
いろいろと寄り道をしたので、
事前の計画通りに行かず、
犬吠駅へ戻って駅前の
列車レストランを見つけ、
駅構内の売店で酒を買い、
銚子行の列車に乗って
銚子へ戻りました。
銚子から鈍行をつないで
帰ってきても良いのですが、
疲れがだいぶ出てきているので
銚子を16時38分に出発する
特急【しおさい14号】に乗ることにしました。
運賃1450円+特急料金900円の出費ですが、
ビールを飲みながら快適に過ごしました。
千葉までの1時間10分ほどを
特急で過ごし千葉からは
横須賀線のグリーン車に乗り横浜まで。
横浜から自宅のある
かしわ台へ到着しました。
特急とグリーン車を比べると
明らかにグリーン車の方が快適で、
今後は遠くへ行くときには
グリーン車を使うのが良いと
思うような旅の結果になりました。
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