2018年01月02日
今年もクレートさんの通訳が聞きたい!
<広島カープ>ドミニカ出身クレートさん カタコト通訳人気
1/2(火) 14:30配信
毎日新聞
世界遺産・厳島神社がある宮島の対岸にある広島東洋カープの大野寮。カープのブルペン捕手を務め、通訳などドミニカ共和国の選手をサポートするヘンディ・クレートさん(33)が出迎えてくれた。丸太のように太い腕に圧倒されたが、人懐っこい笑顔を見せてくれた。ヒーローインタビューでの「カタコト通訳」で一躍注目を浴びたクレートさんの素顔に迫った。
昨年6月3日の対千葉ロッテマリーンズ戦でのヒーローインタビュー。支配下登録されたばかりの同国のカープアカデミー出身で初打席初本塁打の鮮烈デビューを飾ったバティスタ選手の隣にクレートさんはいた。2016年から通訳などのサポートもしているクレートさんにとっても初めての「お立ち台」だった。
「やっぱり、しんであたったから、ホームランになりました」「やっぱり、かぞくとチーム、あと、おきゃくさんもかんしゃします。またきてください」。懸命で愛嬌(あいきょう)のある言い回しがスタンドの笑いをさらい、「カタコト通訳」はファンの心をつかみ人気者に。バティスタ選手の初打席初本塁打を記念したTシャツの裏面には、クレートさんの写真と直筆コメントもあしらわれた。あの時、実際のところはどうだったのか聞いてみた。球場を真っ赤に染めるファンの目線と多くの報道陣のカメラを前に、クレートさんはバティスタ選手の言葉を早く訳さなければと緊張したといい、「すごいプレッシャー。焦って、うまく話せなかった」。ほろ苦いデビューだったようだ。
2005年10月にカープアカデミーのブルペン捕手になり、07年に来日。日本語はあいさつが分かる程度だったが、約5年間、週に1回専門学校に通い日本語を学んだ。「ひらがな、カタカタは書ける」と話し、漢字は「見ながらなら書ける」とにっこり。
広島での生活は約10年になる。一番好きな場所を尋ねると、「宮島」と返ってきた。弥山から望む瀬戸内海がきれいだといい、家族が来日した時も案内したという。島内にいる鹿については「初めて見た時は角がなかったから、びっくりしなかった」とおどけて見せた。
広島の印象は「やっぱり、ファンがすごい。応援がめちゃすごい」と即答。来日した07年はカープは長い低迷期の中にいた。「ドミニカでは負けているときは応援しない。でもカープファンは、応援し続けていた」。連覇を果たすまでになったカープを支えてきたのは、ファンの存在があったからだと実感している。
クレートさんは昨年11月末に帰国。つかの間のオフを家族と過ごした後、1月末には再来日し、3連覇、日本一を目指すチームを支える。「もっと日本語がうまくなって、ヒーローインタビューをペラペラでやりたい」。2018年の目標だ。【寺岡俊】
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◇ヘンディ・クレート
1984年1月生まれ。ドミニカ共和国の首都サントドミンゴ出身。16歳で同国のプロ野球選手になる。5歳と1歳の息子と妻が同国で暮らし、単身赴任中。背番号は115番。
クレートさんがこんなに人気者になったのも、バティスタ選手の活躍があってこそですね。クレートさんは一生懸命日本語に訳そうとしているのですが、緊張してうまく日本語にならない様子ですよね。そこでようやく出た日本語がカタコトになるのですが、これがユニークで逆に我々ファンの心を掴んでしまいました。ドリヨシが印象に残っているのは「また球場に来てください……ませんか」の言葉です。ドリヨシも大爆笑してしまいました。(クレートさんごめんなさい)今季はバティスタ選手が覚醒しそうですし、メヒア選手も活躍すれば、クレートさんの出番がどんどん増えてきます。ユニークな日本語訳が沢山聴ける、そんなシーズンにしてもらいたいですね。
ドリヨシ推しの高橋昂也投手の活躍に期待!
高橋昂也の強心臓ぶり、手薄左腕に期待/広島一押し
1/2(火) 11:00配信
日刊スポーツ
<2018年一押し選手:広島編>
2年目を迎える広島高橋昂也投手(19)に、次世代エースの期待がかかる。花咲徳栄時代に横浜・藤平(楽天)らと高校ビッグ4と呼ばれた逸材。独特の間合いから切れのある球を投げ込み、高卒1年目は2軍で7試合、2勝0敗、防御率1・29。数字以上に、大舞台での強さが際立った。
広島2軍が26年ぶりウエスタン・リーグ優勝をかけた9月26日阪神戦(鳴尾浜)で先発し、6回4安打無失点で勝ち投手となった。「大きな試合でも物おじしないのはさすが」と、強心臓ぶりを認めたのは、佐々岡2軍投手コーチ。現役時代に先発100勝100セーブを達成した元エースは「あの試合の投球内容、勝負強さを見て決めた」と、日本ファーム選手権の先発という大役を託した。そして見事に6回3安打2失点で初の日本一に貢献した。
秋季キャンプでは初1軍の緊張感で力を発揮できたとは言えない。ただ、緒方監督も「まずは慣れてくれれば」と期待する。手薄な左腕に将来が楽しみな若手が出てきた。
高橋昂也投手は必ず化けて出てくると思います。(お化けじゃないですよ)彼は球のキレで勝負するピッチャーですが、本当にキレてる時は簡単には打たれないような気がします。それと負けん気の強さが素晴らしいですね。昨年のファーム日本選手権で先発した時のピッチングは、最後はへばりましたが、ナイスピッチングでした。今年はまず一軍キャンプに帯同できるように、そして開幕一軍が果たせるように頑張って欲しいです。将来はカープを支える左のエースとなるよう期待します。