必須アミノ酸とは人体で合成できないアミノ酸であり、食べ物から摂取する必要がある。
必須アミノ酸は生命維持や代謝に必要なたんぱく質の材料であり、肉類、乳製品、野菜、果物に多く含まれ、
白米やパン、ラーメンなどの小麦粉製品にはほとんど含まれない。
必須アミノ酸が体内に不足することが慢性化すると、特に神経の不調が現れることが知られている。
では、代表的な必須アミノ酸はどのようなものがあるのかをあげてみる。
1、トリプトファン、
2、フェニルアラニン
3、メチオニン
4、イソロイシン
5、ロイシン
6、バリン
7、スレオニン
8、リジン
などがあり、その多くが体内で合成される脳内物質の材料となっているものが多い。
トリプトファンとビタミンB6からはセロトニンがつくられ、セロトニンが不足すると
うつ病や不安障害になるといわれている。
フェニルアラニンは快感物質ドーパミンの材料であり、不足すると元気が低下するといわれている。
リジンが不足すると細胞の修復がうまくゆかず、ヘルペスが治りにくいと言われている。
ロイシンの不足では情緒不安定になると言われている。
ところで、ケールの青汁(粉末4g)には上記の必須アミノ酸の多くが含まれている。
あるケールの青汁メーカーの発表によると、1000mg=1g(グラム)
4gのスティックに、
トリプトファンが10mg
フェニルアラニン20mg
メチオニン8mg
イソロイシン20mg
ロイシン40mg
バリン25mg
リジン25mg
が含まれていると表示されている。
つまり、ケールの青汁には多くの必須アミノ酸がバランスよく含まれていることになる。
ただ、肉や魚、乳製品にも多く含まれているので、それらの摂取も必要であると考える。
例えば、メチオニンは肉や乳製品に多く含まれ、鉛やカドミウム、水銀などの体内の
有害金属をデドックスする作用を有することが私の栄養学の本には記載されていた。
ケールにメチオニン少量しか含まれないため、肉やヨーグルトなどの乳製品で摂取するのがよいと考える。
ケールの青汁には必須アミノ以外に、体によいとされる成分が含まれていることが、
あるメーカーの青汁の成分表からうかがえる。
例えば、忍耐力に関係するといわれるスルホラファン
抗不安、ストレス耐性に必要な、ガンマーアミノ酪酸やギャバの材料であるグルタミン酸
抗酸化物質のポリフェノールやルティン
抗がん作用や血糖値安定作用、整腸作用がある食物繊維
脳内神経伝達に必要なカルシウム、マグネシウム、葉酸、
高血圧の抑制に作用するカリウムなどが多く含まれている。
非必須アミノ酸は基本的に体内で合成できるが、老化現象や運動のしすぎ、ストレスで多く消費されるといわれ
体内での合成では不足する場合があると言われている。
ケールの青汁には4グラムに以下のアミノ酸を含有するとあるメーカーの商品の成分表に記されていた。
アスパラギン酸、システィン(髪の毛原料)、スレオニン、ヒスチジン、チロシン(ドーパミンの原料)
などが各数十ミリグラム程度含有されているという。
私が何を言いたいのかというと、菓子パン、ラーメンなどの精製された小麦粉食品は血糖値を上げやすく
グルテンというたんぱく質を含むため、体に良くないと最近多くの医療関係者、食品関係者が述べていることで医学的な根拠があることだ。
(特に新陳代謝の悪くなった中高年や仕事でも肉体を使わず、デスクワークの人)
肉やヨーグルトなどの乳製品を時々食べる必要性、(野菜しか食べないビーガンはよくないかも)
そしてケールの青汁や野菜などの植物を食べることが、心身の両方の健康に寄与すると考えられる。
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