広島・長野入団会見全文「とにかく石原さんが酒が強いのでビビっています」
1/23(水) 18:49配信
背番号５番のユニホーム姿を披露する長野久義＝マツダスタジアム（撮影・加藤孝規）
広島・長野久義外野手（３４）が２３日、マツダスタジアムで入団会見を行った。球団は７日に巨人へフリーエージェント（ＦＡ）移籍した丸佳浩外野手（２９）の人的補償として長野の加入を発表していた。
−−あいさつをお願いします
長野「この度、カープ球団にお世話になることになりました長野です。よろしくお願いします」
−−今の気持ちは
「すごく楽しみです」
−−赤いネクタイはチームカラーを意識して
「もちろんです」
−−目の前のユニホームに見た感想は
「かっこいいです」
−−マツダスタジアムでプレーしたときのカープファンのイメージは
「マツダスタジアムの割れんばかり大歓声でそういうなかで、プレーしている選手はすごく力をもらっている。今度は僕がそういう声援がいただけると思うとすごくうれしいです」
−−チームのイメージは
「とにかく強いというイメージです」
−−チーム内でどのような役割を
「キャンプでいい調整をしてね。レギュラー争いがある。それを勝ち抜いて、まずは開幕からしっかり試合に出られるように頑張りたいと思います」
−−リーダーとしてチームを引っ張る気持ちは
「引っ張るのは無理なので、みんなに付いていけるように頑張ります」
−−厳しい外野のレギュラー争いについて
「ホントにいいメンバーがそろっている。そのなかでしっかりと戦えるように頑張ります」
−−同じ佐賀出身の緒方監督への気持ちやどのような会話を
「『しっかり頑張って』と言っていただいた。カープの４連覇、日本一に向けて少しでも戦力になれるように頑張ります」
−−カープの選手と連絡をしたりは
「小窪が連絡をくれました。よろしくねと」
−−もうすぐ春季キャンプが始まる
「早く名前と顔が一致するようにみなさんに覚えてもらって、僕も覚えて、ユニホームに袖を通すのが楽しみです」
−−カープ伝統の厳しい練習について
「練習はできます。大丈夫です。練習をしないといわれていますけど、誤解が多い」
−−米国での自主トレで体をしっかり鍛えた
「キャンプ初日からしっかりとできるような体を作ってきました。もう少し時間があるので追い込めたらいいなと思います」
−−動きに自信はありますか
「しっかりとレギュラー争いを勝ち抜いて、試合に出られるように頑張ります」
−−カープファンへメッセージをお願いします
「ホームでもビジターでもすごい声援を選手は受けている。僕が受けられるように頑張ります。よろしくお願いします」
−−キャンプまでの期間でカープの選手会がやっている合同自主トレに参加とかは
「ちょっと家を探したりしないといけない。合流の予定は今のところはないです」
−−今季節目のプロ１０年目になるが、意気込みは
「特にはないです」
−−カープでのプレーで楽しみにしているところは
「若い選手が多いですし、やっぱりすごく、打撃の強いチームなので、そういうなかに入って、まだまだ学べることもいっぱいある。すごく楽しみです」
（記者囲み）
−−先程の入団会見では緊張したか
「人前に出るのは苦手ですごく緊張しました。できればやりたくないですね」
−−今回人的保証として広島に入団するときは驚いたか
「不思議とそういうのは全然なかった。最初のコメントの通り、強いチームに選んでもらって光栄ですね」
−−他球団でプレーをすることでさらなる成長が見込める
「若い選手や勢いのある選手も多いので、話は聞いてみたい」
−−新天地で活躍する自信は
「そういうのはちょっと聞かないでください」
−−本拠地が東京ドームからマツダスタジアムに変わる。球場が広くなることでメリットは
「初ホームランもマツダ、最初のヒーローインタビューをマツダ。良いイメージあるので大好きな球場。楽しみです」
−−巨人でプレーしていたときのマツダスタジアムの声援はすごいと感じた
「僕はライトを守っていて（観客席が）すぐ後ろだったのでものすごい声援だった。大きな声援をもらえるように頑張ります」
−−古巣巨人とはオープン戦、開幕カード（マツダ）で対戦をする。巨人への思いが
「対戦するのが楽しみです」
−−カープの選手は長野選手とのコミュニケーションを楽しみにしている
「とにかく石原さんが酒が強いのでビビっています」
−−野村はアマチュア時代に満塁ホームランを打ったのがイメージに残っていると。それを開幕戦でも再現する
「（開幕投手は予想では菅野）智之なのでちょっと厳しいですが、頑張ります。必ず出られるようにしっかりね」
−−原監督は「（開幕戦は）長野がホームランを打って、丸が逆転ホームランを打つことがジャイアンツの理想」と話している
「ちょっと何を言っているのかわからないですね」
−−球団からは背番号「５」と「９」を掲示されて「５」を選択した理由について
「野間くんが入ったときに松山くんから番号（３７を）を譲り受けたことを知っている。緒方監督の（現役時代に付けていた９への）思いも知っている。僕なんかより生え抜きの選手がつけるべきだし、そういう思いです」
−−背番号「５」と言えば
「僕がジャイアンツに入ったときに（元巨人の選手で現在はＤｅＮＡの監督の）ラミレス監督が付けていた。（カープでは）栗原さんや町田さんとかね」
−−カープの歴史を勉強している
「これから勉強をしていきます」
−−この日着用した赤いネクタイはもともと持っていたのか
「この前買いました。買っているときにあいつネクタイ買ってるよと思われたんですよ。赤なんかしたことない。僕は黒とか白とかグレーしかＴシャツも着ないので」
−−松田オーナーとはどのような会話を
「気を使わないで頑張ってくれと」
−−野球道具も赤にするプランは
「ジャイアンツのときもオレンジを使っていなかったので、考えていないです」
−−広島から巨人へ移籍した丸選手はカープ情報を同僚に教える趣旨のことを話していたが、逆に長野選手も巨人の情報を教えたりは
「僕が持っている情報は伝えたいなと思いますね。僕も聞かれればですよ。最初から言うのもアレなんで。丸くんもそう言ってましたよね」
−−カープでは年長者。若い選手にはどのように接してほしい
「全然、気を使わないでいいです」
−−巨人の阿部選手が「練習しない」趣旨のコメントをしていたが、長野選手は訂正しないのか
「さっき（会見で）訂正しました。みなさん書いてくださいね」
−−米国での自主トレの内容は
「秘密です」
ドリヨシが最近一番楽しみにしていた長野選手の入団会見が行われました。正直な感想は、長野選手の性格がにじみ出ているなあと思いました。言葉も間違いないように選びながら応えていたように思います。長野選手自身はこのような形で広島に移籍してきただけに、「やってやろう」という気持ちで一杯ではないかと思います。読売では、常にプレッシャーとの戦いだったかもしれませんが、広島では恐らくほとんどプレッシャーを感じる事なく、長野選手らしいプレーが展開されるのではないかと期待しています。今季はオープン戦でもマツダスタジアムで読売戦がありますし、レギュラーシーズンの開幕戦も読売戦なので、何か因縁を感じますね。２月からのキャンプでの長野選手のアピールにも注目ですし、開幕戦で３番レフト長野選手のスタメンの姿も是非見たいですね。カープファンは長野選手の加入を歓迎しますし、全力で応援します。
