2023年07月26日
14回戦@マツダ 広島5−3東京ヤクルト 今日も逆転で4年ぶりの9連勝!末包選手先制タイムリー&逆転3ラン!森投手5回3失点で3勝目!
広島が破竹の9連勝!首位・阪神をぴったり追走 末包4打点の大暴れ 栗林が危険球退場も救援陣盤石
7/26(水) 21:39配信
デイリースポーツ
4回、逆転3ランを放つ末包(撮影・田中太一)
「広島東洋カープ5−3東京ヤクルトスワローズ」(26日、マツダスタジアム)
広島が19度目の逆転勝利で破竹の9連勝をマーク。首位・阪神をゲーム差なしでぴったりと追走している。
広島は2点を追う四回、第1打席で適時打を放っていた末包が「狙っていた。しっかり振り切れた」と右中間へ逆転の2号3ランを放った。スタンドの椅子に当たってグラウンドへ跳ね返ってきたため、「誰もホームランと言ってくれなかったので」と末包は全力疾走。ホームランと判定されてスピードを緩めると、審判団の協議の末、正式にアーチと認められた。「最高です」と4打点の大暴れだ。さらに五回は坂倉の9号ソロで貴重な追加点を奪った。
七回に栗林がヤクルト・青木に頭部死球を与えて危険球退場。青木は打席付近で倒れ込み、担架で緊急搬送された。スタンドは一時騒然となったが、後を受けた中崎がしっかりと後続を打ち取り、八回は島内、九回は矢崎とつないで2点リードを守り切った。
今日も投打がガッチリ噛み合い、連日の逆転勝利になりました。苦手としていたヤクルト高橋投手を攻略出来たのは大きかったですね。
ヤクルト先発の高橋投手に対して、打線は小園選手を1番、4戦連続で上本選手を4番、堂林選手を7番、末包選手を8番に入れるスタメンを組みました。
打線は2回裏、2アウトからデビッドソン選手のヒット、堂林選手の四球で1、2塁から末包選手がライト前タイムリーを放ち、1−0と先制しました。2アウトランナーなしからの得点は大きかったですね。
先発の森投手は1回表は1アウト3塁、2回表はノーアウト2塁とピンチを招きましたが、無失点で切り抜けました。
しかし、3回表、1アウトからヤクルト武岡選手のヒット、続くヤクルト青木選手のセカンドゴロの打球を上本選手が後逸して1アウト1、3塁のピンチを招きました。セカンドゴロの当たり、上本選手が捕球しようとした時にバウンドがイレギュラーしてしまいました。とはいえ、是非捕球して欲しかったですね。捕球していれば4−6−3の併殺が完成していたはずです。続くヤクルト村上選手をショートフライに打ち取りましたが、続くヤクルトオスナ選手にレフトスタンド上段へ3ランを浴びて1−3と逆転を許してしまいました。森投手は前回の神宮のヤクルト戦でもヤクルトオスナ選手に3ランを浴びていただけに、森投手にとっては屈辱だったと思います。
しかし、打線は4回裏1アウトから途中出場の田中選手がヤクルトオスナ選手の失策で出塁。続く堂林選手が粘って8球目に四球を選び1、2塁としました。ここで末包選手が右中間スタンドへ3ランを放ち、4−3と逆転に成功しました。コンパクトなスイングだったので、右中間を破るかなと思いましたが、まさかスタンドまで届くとは思いませんでした。末包選手の持ち味のパワーが発揮されました。
森投手は5回表、1アウトからヤクルト村上選手にヒット、森投手のボークで2塁に進塁されましたが、ヤクルトオスナ選手、中村選手を抑えました。森投手は5回を毎回ランナーを出すも103球を投げて7安打、1四球、4奪三振の3失点で降板しました。今日の森投手は変化球の制球が今一つでしたが、なんとかしのいだ感じでした。
5回裏、2アウトから坂倉選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、5−3とリードを広げました。
6回表は2番手の大道投手がヤクルト打線を3者凡退に抑えました。大道投手の制球が良くなってきましたね。
7回表は栗林投手が登板しました。ヤクルト並木選手、武岡選手を連続空振り三振に取りましたが、続くヤクルト青木選手に対してカウント1−2からの4球目、154キロのストレートが頭部を直撃しました。危険球が宣告され、栗林投手は退場しました。ヤクルト青木選手は担架で運ばれて退場しました。大事に至らない事を祈るのみです。2アウト1塁からは中崎投手が登板し、ヤクルト村上選手を空振り三振に取りました。
8回表は島内投手が登板し、ヤクルト打線を3塁者凡退に抑え、9回表は守護神の矢崎投手が登板し、3人で締めて試合が終わりました。矢崎投手は20セーブに到達しました。
チームは今季19度目の逆転勝ちで4年ぶりの9連勝となり、貯金を13としました。首位阪神も勝利したため、カープはゲーム差なしの2位のまま、ピッタリとくっついています。
明日のカープの先発は床田投手です。絶対に落とせない試合になります。ヤクルトは石川投手です。今季広島戦は初登板になります。ヤクルトはこのカード3試合全て左ピッチャーを先発に当ててきましたが、カープはなんとか攻略しましたので、明日も攻略して勝って、あさってからの阪神との直接対決に臨みたいところです。
13回戦@マツダ 広島6−3東京ヤクルト 逆転勝ちで4年ぶり8連勝でリーグ最速50勝!野間選手同点タイムリー!デビッドソン選手決勝タイムリー!
広島、4年ぶりの8連勝で首位阪神を猛追 デビッドソン決勝打、ターリー6勝目
7/25(火) 21:51配信
ベースボールキング
7回に2点適時二塁打を放った広島・デビッドソン (C)Kyodo News
○ 広島 6 − 3 ヤクルト ●
<13回戦・マツダスタジアム>
広島は9連勝した2019年7月以来となる8連勝。ゲーム差なしの首位・阪神も勝利したため“奪首”とはならなかったが、貯金は今季最多を更新する「12」となった。
広島打線は1−3と2点を追う6回、一死から5番・坂倉、6番・デビッドソン、7番・小園の3連打で1点差に迫ると、なおも二死一、三塁で代打・野間が中前適時打を放ち追いついた。7回は二死一、二塁でデビッドソンが中堅フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち逆転。さらに、続く小園も適時三塁打を右中間へ運び6−3とリードを広げた。
先発の九里は5回までに8安打を浴びるも、大崩れはせず6回3失点とゲームメイク。7回以降はターリー、島内、矢崎がパーフェクトリレーで締め、ターリーが6勝目(0敗1セーブ)、矢崎は19セーブ目(4勝0敗)をマークした。
BASEBALL KING
カープの底力を見た気がします。投手陣も打線も粘りが出て来ましたし、選手の皆さんが思い切ってプレーしています。このチームの強さは本物かもしれません。
ヤクルトの先発左腕ピーターズ投手に対して、打線は1番ライト中村奨成選手、2番ファースト堂林選手、4番セカンド上本選手、8番レフト末包選手を入れるスタメンを組みました。
打線は1回裏、中村奨成選手と堂林選手が連続空振り三振となり、秋山選手と上本選手の連打で1、2塁としましたが、坂倉選手はレフトフライに倒れて先制なりませんでした。
先発の九里投手は2回表に先頭のヤクルト村上選手に四球、オスナ選手にヒットでつながれノーアウト1、3塁とされました。続くヤクルト元山選手はピッチャーライナーでしたが、ヤクルト中村選手にライトへ犠牲フライを許し、0−1と先制されました。
九里投手は3回表にもヤクルト並木選手と青木選手に連打されノーアウト1、3塁とされ、続くヤクルトサンタナ選手にレフト前タイムリーを浴びて0−2とされました。なおもノーアウト1、2塁のピンチでしたが、追加点は与えませんでした。
3回裏、打線は1アウトから堂林選手が四球、秋山選手がヒットでつなぎ1、2塁とし、続く上本選手がレフト前タイムリーを放ち、1−2となりました。上本選手の4番がしっかりハマっていますね。
九里投手は5回表、1アウトからヤクルト村上選手に右中間へ2ベースを浴びて、センターの秋山選手がファンブルする間に3塁へ進塁されました。続くヤクルトオスナ選手は抑えましたが、ヤクルト元山選手に左中間へタイムリー2ベースを浴びて1−3となりました。
結局九里投手は6回106球を投げて8安打、2四球、1奪三振の3失点で降板しました。制球に苦しむピッチングでしたが、失点したイニングも最少失点で抑えたのが後の逆転につながったのだと思います。オールスター第2戦で先発して中4日の登板が影響したのでしょうか。次回は無双のピッチングを期待しましょう。
打線は6回裏、1アウトから坂倉選手が3塁線に絶妙なセーフティーバントを決めて出塁。デビッドソン選手もヒットで1、2塁とすると、小園選手がライト前タイムリーを放ち、2−3としました。なお2アウト1、3塁から九里投手の代打野間選手がセンター前タイムリーを放ち、3−3の同点に追いつきました。野間選手は本当に勝負強くなりましたね。
7回表はターリー投手がヤクルト青木選手、サンタナ選手、村上選手を3者凡退に抑えました。これがカープに流れをグッと引き寄せた感じです。
直後の7回裏、秋山選手の2ベースと坂倉選手の申告敬遠で2アウト1、2塁とすると、デビッドソン選手がセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを放ち、5−3と逆転に成功しました。デビッドソン選手も目の前で坂倉選手が申告敬遠されるのを見てかなり燃えたのではないでしょうか。デビッドソン選手の意地の一発と言っていいでしょう。デビッドソン選手は間違いなく調子は上がってきていますね。続く小園選手が右中間を破るタイムリー3ベースを放ち、6−3とリードを広げました。
8回表は島内投手がヤクルト打線を3者凡退に抑え、9回表は今日は矢崎投手が3人で締めて19セーブ目を挙げました。勝利投手はターリー投手で6勝目となりました。
チームは4年ぶりの8連勝でリーグ最速50勝38敗で今季最多の貯金12としました。8連勝は2019年7月の9連勝以来です。今日は首位阪神も勝利したため、ゲーム差なしの2位は変わりません。
さて、明日のカープの先発は森投手です。前回の2日のヤクルト戦では4回3安打3失点。ヤクルトオスナ選手に3ランを浴びて敗戦投手となっています。それだけに、明日はリベンジに燃えているはずです。ヤクルトは高橋投手です。前回の2日の広島戦では、6回3安打1失点で勝利投手を献上しています。しかし、その時と今とではカープの打線の状態が違いますので、必ずや早い回に攻略してくれるものと思います。