2019年07月25日
17回戦@マツダ 広島11−4中日 打線爆発12安打11得点!三好選手移籍後初アーチ!野村投手粘投で4勝目!
広島三好V弾「打つ方でも結果を」5割復帰に貢献
7/25(木) 22:28配信
お立ち台で笑顔を見せる野村(左)と三好(撮影・栗木一考)
<広島11−4中日>◇25日◇マツダスタジアム
広島三好匠内野手(26)が移籍後初本塁打となる1号先制2ランを放った。「7番三塁」で先発。2回に2年ぶりの1発を左翼席にたたき込み、打線を勢いづけた。7回には際どいコースを見極めて押し出し四球を選んだ。1試合3打点の活躍で、2桁安打2桁得点の大勝に貢献。チームは6連勝とし、勝率5割に復帰した。
マツダスタジアムに「最高でーす!」の叫びが響いた。お立ち台には少し照れくさそうに笑う三好の姿があった。移籍後4試合目のスタメン起用に、バットで応えた。2回1死一塁で中日先発ロメロの150キロを捉えて左翼席に運んだ。「ストレートにしっかりとタイミングを合わせて自分のスイングで振り抜くことが出来ました」。広島ファンの歓声を受けながらダイヤモンドを一周すると、チームメートから迎えられた。「みんな元気。一体感がある」。2年ぶり1発の喜びは、格別だった。
2日に楽天からトレードで加入した。遠征先では食事のオファーが相次いだ。初遠征となった名古屋では会沢に誘われ、「今チャンスだから思い切ってやれよ」と背中を押された。その後も同世代の野間や松山など、連日のようにチームメートとの時間を共有。名字にちなみ、広島県北の三次(みよし)市の特産品のぶどうと同じ「ピオーネ」というニックネームはあまり浸透しなかったようだが、三好自身はチームに着実になじんでいった。
先制弾の後は2打席で二ゴロも、7回1死満塁では際どいコースをきっちり見極めて押し出し四球。貴重な中押し点を奪った。慣れない三塁守備でも投手に安心感を与えるグラブさばきとスローイングでもり立てた。緒方監督も「渋いね。落ち着いて打席に立って、ベテランの雰囲気を出すからね、若いのに」とうなった。先輩から言葉をかけられた通り、チャンスが目の前に広がっている。「守りは買ってもらっているので、打つ方でも結果を残したい」。6連勝で勝率5割復帰。上昇気流に乗ったチームに、新星がさらなる刺激を与えている。【前原淳】
久しぶりに快勝のゲームになりました。広島には勢いが出てきた感じがします。
打線は2回裏、中日先発のロメロ投手を攻め、内野安打で出塁した松山選手を1塁に置き、三好選手が3球目を打ち、レフトスタンドへ2ランを放ち、2−0と先制しました。打った瞬間それと分かる完璧な当たりでした。難敵ロメロ投手から先制できたのは大きかったですね。続く小園選手がライト前ヒットで出塁し、野村投手が送りバントを決めて2アウト2塁とし、西川選手が粘って8球目を打って、センターオーバーのタイムリー2ベースを放ち、3−0としました。
広島先発の野村投手は立ち上がりから丁寧にコーナーを突く、野村投手らしいピッチングを展開し、3回まで中日打線を無失点に抑えました。
しかし、4回表、先頭の中日亀澤選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く中日大島選手がセカンドゴロの当たりを打ちました。タイミング的には併殺かと思われましたが、菊池涼介選手が2塁へ悪送球し、ノーアウト1、2塁となりました。菊池選手の悪送球も痛かったですが、2塁ベースカバーに入った小園選手も、併殺狙いの体勢でベースに入っていたので、万が一逸れた送球を捕球するゆとりがなかったのも痛かったですね。テレビ中継で解説されていた野村謙二郎さんも指摘されてましたね。続く中日ビシエド選手がレフト線へのタイムリー2ベースを打ち、さらにレフトの松山選手が後逸したので、2者が生還し、3−2と1点差になりました。しかし、野村投手が踏ん張り、後続を抑えました。
打線は5回裏、1アウト後、菊池涼介選手が粘って9球目を打ってレフトスタンドへソロホームランを放ち、4−2となりました。この1点は非常に大きかったですね。続くバティスタ選手が四球を選んだところで中日は2番手の三ツ間投手に代わりましたが、その代わりっぱな、鈴木選手が3球目を打ってレフトスタンドへ2ランを放ち、6−2とリードを広げました。このホームランは技ありでした。インコースに食い込む球を腕をたたんで見事に振り抜けました。素晴らしい一打だったと思います。
先発野村投手は、6回表に中日ビシエド選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びましたが、この6回まで96球を投げて、5安打3失点の粘りのピッチングで、先発投手の責任を十分に果たしました。
打線はさらに7回裏につながりました。中日3番手の谷元投手を攻め、先頭の菊池涼介選手がレフト2ベースで出塁。続くバティスタ選手がセンター前にタイムリーを放ち、7−3。さらに鈴木選手が右中間フェンス直撃の2ベース、野間選手が死球でノーアウト満塁の大チャンスが訪れました。1アウト後、三好選手が四球を選び、押し出しで8−3とし、続く代打坂倉選手が右中間への2点タイムリー2ベースを放ち、10−3。ここで中日4番手に鈴木投手に代わりましたが、田中選手がセンターへの犠牲フライで11−3と、試合を決めました。こんなに打線がつながったのは本当に久しぶりですね。
リリーフ陣は7回は遠藤投手、8回は今村投手がきっちり抑え、9回はレグナルト投手が中日阿部選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びましたが、この1点に抑え、11−4で快勝しました。
これで広島は6連勝で、借金を一気に完済して勝率を5割にしました。首位読売が今日も敗れたため、ゲーム差が7に縮まりました。この広島の強さが、本物だと信じたいです。読売の背中が遠くに見えてきました。
さて、明日からは神宮でヤクルトとの3連戦です。DeNA、読売を追撃するには、このヤクルト戦は3連勝が条件ですね。今の勢いで行けば3連勝は可能だと思います。
明日の先発は大瀬良投手です。明日は大瀬良投手にとっても、チームにとっても大事な試合です。大瀬良投手にも明日は無双のピッチングを期待します。ヤクルトは高橋投手です。なので明日は右バッターがカギになりそうです。がんばれ!カープ!