2024年06月02日
3回戦@みずほPayPayドーム 広島3−5福岡ソフトバンク(延長10回サヨナラ) 土壇場で田中選手の3ランで追いつくも10回に島内投手がサヨナラ被弾。チームは4連敗で2位転落。
【広島】代打・田中広輔の土壇場3ラン実らず…首位陥落 新井監督「相手を褒めるしかない」
6/2(日) 19:02配信
東スポWEB
ベンチで重い表情の広島・新井監督(左)
土壇場で粘ったが…。広島は2日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に延長10回、3―5のサヨナラ負けで4連敗となった。
今カードでまだタイムリーのない赤ヘル打線は、この日も苦しんだ。相対したベテラン・和田の前に5回まで2安打6三振と沈黙。先発アドゥワも2回に、近藤への先制被弾をきっかけに、3連打で2失点、4回にも連続四球後に柳町に適時打を浴びて3失点と、完全に敗色濃厚の展開だった。だが、9回、代打のベテラン・田中の一振りで息を吹き返した。
3点を追う9回二死一、二塁、敵の5番手・ヘルナンデスの2球目の外角直球を捉え、右翼席へ起死回生の2号同点3ラン。「いい投手なのは分かっていた。初球インコースに来たので(2球目は)思い切って、踏み込んでいきました」と土壇場で試合を振り出しに戻した。
だが、必死の粘りもここまでだった。延長戦となった10回に6番手でマウンドに上がった島内が、二死一塁から近藤に低めのチェンジアップをすくいあげられ、痛恨のサヨナラ2ラン。島内は「少し甘く入ってしまった」と肩を落とした。
試合後の新井貴浩監督(47)は「本当に広輔がよく打った」と9回のベテランの仕事を褒めたたえつつ、サヨナラ被弾を喫した島内についても「追い込んでから、あの高さをホームランされるんだから。相手を褒めるしかない」と、努めて前を向いた。
今季3度目の同一カード3連敗、今季最多タイの4連敗で首位を陥落。踏ん張りどころだ。
東スポWEB
このカード、最低1つは勝つだろうと思っていましたが、まさかの3タテを食らってしまいました。土壇場で同点に追いついただけに、勝ちたかったですね。今日の敗戦が後々に響かない事を祈るのみです。
試合前まで広島はソフトバンクに通算19勝45敗6分の勝率.297で交流戦の対戦カード別では最も相性が悪いです。
スタメンは1番センター秋山選手、2番ライト野間選手、3番セカンド菊池選手、4番DH小園選手、5番レフト末包選手、6番キャッチャー石原選手、7番ファースト中村健人選手、8番サード二俣選手、9番ショート矢野選手のオーダーを組みました。
ソフトバンクの先発和田投手はパ・リーグ最年長の43歳です。1回表1アウトから野間選手が四球、菊池選手のセカンドゴロで2アウト2塁としましたが、小園選手は空振り三振で先制できませんでした。
先発のアドゥワ投手は今季8度目の登板で、ここまで5勝1敗、防御率3.11。前回の5月26日のDeNA戦(横浜スタジアム)は6回を8安打2失点(自責2)で勝ち投手、自身3連勝中でした。
アドゥワ投手は1回裏、ソフトバンク佐藤選手に死球も石原選手が2盗を刺しました。ソフトバンク今宮選手をショートゴロ、栗原選手をレフトフライに打ち取り3人で抑える立ち上がりでした。
しかしアドゥワ投手は2回裏1アウトからソフトバンク近藤選手にライトスタンドへ7号ソロを放り込まれ0−1と先制されました。さらにソフトバンク中村晃選手に右中間に2ベース、続く柳町選手にレフトへタイムリー2ベースを流し打たれ、0−2となりました。
3回表の攻撃で先頭の二俣選手が死球、矢野選手の送りバント、秋山選手のレフト前ヒットで1アウト1、3塁に。しかし野間選手はファーストライナー、秋山選手が帰塁できず併殺となり得点を挙げられません。あまりにもアンラッキーですね。併殺を防ぐために1塁ランナーの秋山選手をスタートさせたのですが、かえってそれが併殺になるとは…。
4回表の攻撃で先頭の菊池選手がライト前ヒットも小園選手は空振り三振、末包選手はサードゴロ、石原選手は空振り三振に終わりました。
アドゥワ投手は4回裏1アウトからソフトバンク近藤選手と中村晃選手に連続四球、柳町選手にライトへタイムリーを弾き返され、0−3となりました。アドゥワ投手は5回裏にソフトバンク佐藤選手をレフトフライ、今宮選手をショートゴロに打ち取り降板し、78球を投げ4安打4四死球3奪三振の3失点(自責3)でした。今日のアドゥワ投手は制球にやや苦しんでいました。4つの四死球はちょっといただけませんね。
2番手の塹江投手がソフトバンク栗原選手に2ベースを打たれましたが、山川選手を空振り三振に取りました。6回表の攻撃はソフトバンク2番手藤井投手に1アウトから野間選手がセンター前ヒット、菊池選手はライト前ヒットで1、2塁も小園選手はセカンドゴロ、末包選手はサードゴロと本塁が遠かったです。
6回裏も塹江投手が続投しソフトバンク近藤選手、中村晃選手、柳町選手を3人で退けました。7回表の攻撃はソフトバンク3番手杉山投手に石原選手はレフトフライ、代打林選手は空振り三振、代打田中選手も空振り三振に倒れました。
7回裏は3番手森浦投手が先頭のソフトバンク海野選手に四球、仲田選手に送りバント、佐藤選手はショート内野安打、今宮選手に四球を出し1アウト満塁とするも栗原選手をセカンドゴロ併殺打に取りました。
8回表の攻撃はソフトバンク4番手津森投手に矢野選手はサードライナー、秋山選手はレフト前ヒットも野間選手はレフトフライ、菊池選手はショートゴロに抑えられました。8回裏は4番手矢崎投手がソフトバンク山川選手を空振り三振、近藤選手をショートフライ、川村選手を空振り三振に斬って取りました。
9回表の攻撃はソフトバンク5番手ヘルナンデス投手に小園選手と石原選手のヒットで1アウト1、2塁に。林選手の代打會澤選手は空振り三振、ここで途中出場の田中選手がライトスタンドへ2号3ランを叩き込み、土壇場で3−3の同点に追いつきました。
9回裏、5番手栗林投手が先頭のソフトバンク川瀬選手にセンター前ヒット、海野選手に送りバントを決められ1アウト2塁に。仲田選手をレフトフライ、佐藤選手を空振り三振に取りました。
延長10回表の攻撃はソフトバンク6番手長谷川投手に2アウトから菊池選手が四球も小園選手はセンターフライに倒れました。
3−3で迎えた延長10回裏、6番手島内投手が先頭のソフトバンク今宮選手を空振り三振、栗原選手をショートゴロ、途中出場の緒方選手に四球を与えました。この四球が結果的に痛かったですね。2アウト1塁からソフトバンク近藤選手にライトスタンドへサヨナラ7号2ランを叩き込まれ、3−5で敗れました。島内投手は3敗目(3勝)です。島内投手の投げた低めへのチェンジアップをうまくすくわれてしまいました。失投ではなかったと思いますが、攻め方としてはインハイへのストレートで押し切るべきだったかもしれません。
チームはソフトバンクに同一カード3連敗、その前のオリックス戦から都合4連敗となり、24勝21敗4分けで読売と入れ替わり2位に転落となりました。とても悔しいです。現地や全国のカープファンの皆さんも悔しい思いをしていると思います。
チームとしては再び正念場を迎えてきました。それだけにあさってからの日本ハム戦は今シーズンを大きく左右されるカードになりそうです。
その日本ハムとあさってからマツダスタジアムで対戦します。さらに7日からはマツダスタジアムでロッテとの3連戦です。2チーム共に好調を維持しているので、カープとしては厳しい試合が続きそうですが、なんとか勝ち越して欲しいですね。
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