2024年06月01日
2回戦@みずほPayPayドーム 広島0−2福岡ソフトバンク 今季9度目の完封負け。再三チャンス作るもあと1本出ず。痛恨2失策が失点に。玉村投手6回2失点自責0粘投も援護なく見殺しに。
広島が今季9度目零敗で痛恨3連敗 3カードぶり負け越し 三回に守備のミスから失点 先発・玉村は6回2失点も援護なし
6/1(土) 16:39配信
デイリースポーツ
3回、矢野は佐藤直の打球を一塁へ悪送球する(撮影・市尻達拡)
「ソフトバンク2−0広島」(1日、みずほペイペイドーム)
広島が痛恨の3連敗を喫した。守備のミスから流れを失い、攻撃でも拙攻が続き、今季9度目の零敗で、無得点試合は12度目。
名手のミスが失点につながった。0−0の三回先頭で遊撃へのゴロを遊撃手・矢野が一塁へ悪送球。二塁への進塁を許すと、次打者・今宮の右前適時打であっさりと先制を許した。さらに今宮の二盗を封じようとした捕手・石原の二塁送球がまたしても悪送球となり、三塁への進塁を許した。その後、近藤に左前適時打を浴びて、2点目を失った。先発・玉村は6回2失点(自責点0)の好投を見せたものの、援護なく今季初黒星となった。
攻撃でも相手先発・大津に要所を締められた。二回は1死から末包が左翼への二塁打を放つも、後続の宇草、林が連続三振。六回は2死から野間と菊池の連打で二、三塁の同点機を迎えるも、小園が三ゴロに倒れて悔しさにまみれた。
これでチームは5連勝の後に3連敗。貯金も4になった。3カードぶりのカード負け越しも決まり、6月は黒星発進となった。
今日で3試合連続で失策が敗戦を決めるというパターンになっています。一体カープの守備力はどうなってしまったのでしょうか。特にビジターでのソフトバンク戦では、選手の皆さんが変に構えてしまっているのではないかと感じてしまう程です。
スタメンは1番センター秋山選手、2番ライト野間選手、3番セカンド菊池選手、4番サード小園選手、5番レフト末包選手、6番DH宇草選手、7番ファースト林選手、8番ショート矢野選手、9番キャッチャー石原選手のオーダーを組みました。
ソフトバンクの先発大津投手に対し1回表、秋山選手はセカンドゴロ、野間選手はキャッチャーファウルフライ、菊池選手は見逃し三振の3人で終わりました。
先発の玉村投手は今季2度目の登板で、前回の5月25日DeNA戦(横浜スタジアム)は3回を6安打2四死球5失点(自責5)で勝ち負けつきませんでした。ソフトバンク戦は2021年6月10日(PayPayドーム)以来の登板で、その試合は勝ち負けはつきませんでしたが6回を3安打無失点に抑えていました。
玉村投手は1回裏1アウトからソフトバンク今宮選手と栗原選手に連打され1、2塁とされるも山川選手をレフトフライ、近藤選手はセンターフライに打ち取りました。
2回表の攻撃で1アウトから末包選手がレフトへ2ベースも、宇草選手は空振り三振、林選手も空振り三振で先制できませんでした。
玉村投手は2回裏、先頭のソフトバンク中村晃選手に四球も廣P選手、梅野選手、柳町選手を3者連続三振に取りました。
しかし、玉村投手は3回裏、先頭のソフトバンク佐藤選手のショートゴロを矢野選手が悪送球でノーアウト2塁に。続く今宮選手にライトへタイムリーを運ばれ0−1と先制されました。さらにソフトバンク今宮選手の2盗に石原選手の悪送球で3塁へ。2アウト後に近藤選手にレフト前にタイムリーを飛ばされ、0−2となりました。このイニング2つも失策してしまいました。矢野選手が1塁から大きく反れる暴投をしました。おそらく球をしっかり握っていなかったのではないかと思います。送球がフィールドの外に出たので、ランナーは2塁に進塁となりました。この失策はかなり痛かったですね。
さらに1点先制された直後に1塁ランナーのソフトバンク今宮選手が2盗した際に、キャッチャーの石原選手が悪送球して、3塁に進塁されました。このプレーももったいなかったですね。
この2つの失策がなければ、試合展開は全く変わっていたはずです。今日の試合は矢野選手と石原選手で負けたと言っても過言ではありません。
打線はソフトバンク大津投手の前に3回、4回は3者凡退に終わり、5回表1アウトから宇草選手がライト前ヒットも林選手はショートゴロ、矢野選手はセカンドゴロに終わりました。
6回表の攻撃で2アウトから野間選手と菊池選手の連打で2、3塁の一打同点のチャンスに、小園選手はサードゴロに打ち取られました。ここが今日の試合のポイントだったと思います。小園選手がチャンスで打てなくなってきました。
玉村投手は5回、6回と1人のランナーも出しませんでした。玉村投手は6回を103球、6安打1四球5奪三振の2失点(自責0)で降板しました。前回登板とは違って、相手打者に対して落ち着いて勝負出来ていたように思います。ただ、打線の援護がなかったのがとても残念です。
7回表の攻撃で先頭の末包選手がセンター前ヒットも、宇草選手はピッチャーゴロ、林選手はショートゴロ併殺打と打線がつながりませんでした。
7回裏は2番手の森浦投手がソフトバンク柳町選手、佐藤選手、今宮選手を3者連続三振に斬って取りました。
8回表の攻撃は矢野選手が空振り三振、石原選手が死球、秋山選手が空振り三振、野間選手が四球で2アウト1、2塁としましたが菊池選手は空振り三振と本塁が遠かったです。
8回裏は3番手のハーン投手がソフトバンク栗原選手、山川選手、近藤選手と3者凡退に抑えました。9回表の攻撃も小園選手、末包選手、宇草選手と倒れ無得点に終わり、試合が終わりました。
これでカープはおととい、昨日、今日と失策絡みの失点で3連敗となりました。非常にイヤな流れになってしまいました。特に接戦ではちょっとしたミスが致命傷になるのはドリヨシは何度も書きましたが、交流戦に入ってカープにミスが目立っています。チームは24勝20敗4分けの貯金4になりました。ソフトバンク本拠地のみずほPayPayドームでは2つの引き分けを挟み6連敗となりました。今日は2位の読売、3位の阪神が共に敗れていますので、カープのセ・リーグ首位は変わりません。
さあ、明日はスカッとした試合にしましょう。明日のカープの先発はアドゥワ投手、ソフトバンクは和田投手です。アドゥワ投手は防御率3.11、ソフトバンク和田投手は防御率3.00です。ある程度の失点は覚悟しなくてはなりません。カープ打線の真価が問われる試合になりそうです。
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