2024年04月07日
3回戦@マツダ 広島0−1中日 屈辱の3戦連続零封負け。黒原投手5回1失点好投も打線が再三のチャンスを生かせず。単独最下位に転落。
広島がまさか3戦連続完封負け 羽月の渾身ヘッスラ&新井監督リクエスト実らず 九回はビハインドで栗林投入も
4/7(日) 16:25配信
デイリースポーツ
8回、一塁走者の羽月は松山の左翼線二塁打で本塁へ突入するもタッチアウトになる(撮影・市尻達拡)
「広島0−1中日」(7日、マツダスタジアム)
広島が今季初の同一カード3連敗を喫し、借金2となった。八回に本塁での微妙な判定で新井監督がリクエストを繰り出すも実らなかった。
八回だ。1死一塁から代打・松山が左翼線を破る二塁打を放った。一塁走者の代走・羽月は一気に三塁ベースを蹴って頭からホームへ突っ込んだが捕手のタッチがわずかに早かったように映った。
球審の判定はアウト。だが羽月はベンチに猛アピールし、新井監督もリクエストを要請。リプレー検証が行われ、手が早くホームプレートにタッチしているようにも見えたが、判定は覆らなかった。
それでも粘りを見せ、なおも2死満塁と好機を広げたが、小園が空振り三振に倒れスコアボードにゼロ以外の数字をともすことができなかった。前日まで2試合連続の完封負け。この日も二回は1死から秋山が二塁打を放つも、田村、坂倉が凡退。三回は先頭の矢野が左前打で出塁し犠打で1死二塁とするも野間、田中が倒れた。
六回にも走者を得点圏まで進めるも、得点には至らず。相手先発・メヒアの前に7回までわずか2安打となすすべなく、九回は守護神・栗林を投入して反撃の機会を待ったが、打線の奮起にはつながらなかった。
3試合連続の完封負けは21年8月15日、阪神戦(京セラ)での0−3、同17、18日、中日戦(バンテリン)で、ともに0−3で敗れた以来。赤く染まった本拠地は、いくどもため息に包まれた。
先発の黒原は前回登板の3月30日DeNA戦(横浜)で、初回先頭・度会へ投じた3球目が、頭部付近に直撃。危険球で退場となっていた。
この日は初回から順調にアウトを積み重ねた。四回までは3度の三者凡退。しかし、五回1死一塁から、宇佐見に左中間を破られる適時二塁打を浴び、先制点を献上。初球の外角直球をうまく運ばれた。その後のピンチはしのぎ、この回で降板。5回3安打1失点で試合をつくるも、援護がなく、プロ初勝利はお預けとなった。
3試合連続零封負けは3年ぶりで、マツダスタジアムでの3試合連続零封負けは2010年7月16日〜18日の中日戦以来、14年ぶりの屈辱となりました。この3試合、1度も「宮島さん」を聴くことはありませんでした。
先発の黒原投手は3月30日のDeNA戦では1回に先頭のDeNA度会選手へ頭部付近への危険球でわずか3球で退場し負け投手になった。昨年までプロ通算17試合に登板し、0勝1敗、防御率8.87でした。
黒原投手は1回表、中日三好選手をサードゴロ、田中選手をセカンドゴロ、高橋選手を空振り三振と3者凡退に抑える立ち上がりでした。
2試合連続完封負けの打線でスタメンは野間選手が3試合ぶりに復帰し1番センター、田中選手を2番サード、田村選手を6番ライト、矢野選手を8番セカンドへ入れるオーダーを組みました。
中日の先発のメヒア投手に対して1回裏、野間選手はライトフライ、田中はキャッチャーファウルフライ、小園選手はライトフライとわずか8球で抑えられました。2回裏の攻撃で1アウトから秋山選手が左中間に2ベースも、田村選手はセカンドゴロ、坂倉選手はピッチャーゴロで先制できませんでした。
黒原投手は2回表は中日カリステ選手にヒットも後続を抑え、3回表は打者3人で退けました。打線は3回裏、先頭の矢野選手がレフト前ヒット、黒原投手の送りバントで1アウト2塁としましたが、野間選手、田中選手から快音は出ませんでした。
黒原投手は5回表1アウトから中日上林選手にレフト前ヒット、続く中日宇佐見選手に左中間にタイムリー2ベースを運ばれ0−1と先制されました。黒原投手は5回を投げ77球、3安打無四球3奪三振の1失点の好投で降板しました。黒原投手のピッチング内容は素晴らしかったです。5回の失点は中日上林選手と宇佐見選手にうまく打たれたという感じで仕方なかったと思います。好投していただけに、なんとかプロ初勝利をつけてあげたかったですね。
6回表は2番手の中ア投手が中日三好選手、田中選手、高橋選手を全てピッチャーゴロに打ち取りました。4回以降、ランナーを出せない打線は6回1アウトから野間選手が四球で出塁し2盗を決めましたが田中選手は空振り三振、小園選手はショートゴロで24イニング連続で得点がありません。
7回表は3番手の矢崎投手が先頭の中日細川選手に四球を与えるも中日カリステ選手、上林選手、宇佐見選手を凡打に打ち取りました。7回裏の攻撃は堂林選手、秋山選手、田村選手が3者凡退に終わりました。
8回表は島内投手が中日ロドリゲス選手、代打の大島選手、三好選手を3人で退けました。
打線は中日2番手の勝野投手に対し、8回裏1アウトから矢野選手がヒットで代走に羽月選手が送られます。続く代打の松山選手がレフト線にツーベースを放つも羽月選手が本塁で憤死しました。ここから野間選手がショート内野安打、代打の菊池選手が四球で2アウト満塁としましたが、小園選手は空振り三振に倒れました。
9回表は栗林投手が3者凡退に抑えましたが9回裏の攻撃は中日の守護神のマルティネス投手の前に堂林選手、秋山選手、田村選手が倒れ無得点に終わり、試合が終わりました。
今日は投手陣はほぼ完璧なリレーだったと思いますが、打線が重症のような気がします。中日先発のメヒア投手の出来はそんなに良いとは思いませんでしたが、そのメヒア投手を攻略できないカープ打線はかなりヤバいのではないかと思います。全体的につながりがなく、威圧感も感じられませんね。
これでチームは3勝5敗の借金2で単独最下位に転落しました。シーズンのスタートで、早くも正念場を迎えた感じです。
さて、あさってからはビジターの6連戦です。あさってからは甲子園で阪神と3連戦、12日からは東京ドームで読売との3連戦です。まずは連敗ストップに向けて、あさっての阪神戦は絶対勝たなくてはなりません。床田投手の無双のピッチングに期待しましょう。
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