2020年10月01日
17回戦@マツダ 広島4−1読売 野村投手5回無失点粘投で6勝目!鈴木誠也選手13試合ぶりの2ラン!
広島らしい戦いぶりで1勝 自信持って/緒方孝市
9/30(水) 22:52
配信
日刊スポーツ
広島対巨人 巨人に快勝した広島ナイン(撮影・加藤孝規)
<広島4−1巨人>◇30日◇マツダスタジアム
広島が30日、巨人戦の連敗を4で止めた。先発野村祐輔投手(31)が5回無失点の粘りの投球を見せると、5回裏に打線が応えた。鈴木誠也外野手(26)の19号2ランなどで3点を奪った。前日のリベンジを果たした広島の戦いに日刊スポーツ評論家の緒方孝市氏(51)は収穫と課題を挙げた。
◇ ◇ ◇
カープらしい戦い方に、前日完敗した姿はもうなかった。首位巨人に大きく離されている中でも、こういう試合ができることを広島の選手たちにはあらためて自信にして欲しい。先発野村は前回敗れた悔しさもあっただろう。両サイドに緩急を織り交ぜながら根気強く投げていた。しっかりと打者の胸元にも投げ切れており、調子も良かったのだろう。許した安打もゴロでのヒット。ゴロが多い投球は野村のバロメーターでもある。ピンチを迎えてもきっちりと投げきり、打者のバットを押し込んでいた。
5回は菊池涼の出塁から、ベンチの積極的な代打策で1死一、三塁とチャンスを広げた。田中広の打席ではセーフティースクイズを仕掛けるなど揺さぶった。最後は何とかしようとバットに当てた投ゴロ。フィールディングのいい巨人田口だが、打者走者の脚力を考えると併殺を狙った二塁送球は判断ミスと言わざるをえない。結果、二塁封殺だけで先制点が転がり込んだ。田中広は一塁走者としても2球けん制球を誘い、田口の間合いで投げさせなかったことで、主砲鈴木誠の2ランを呼び込んだ。相手のミスから揺さぶって奪った、この回の3点は巨人に大きなダメージを与えた。
だからこそ、6回の攻撃がもったいない。結果的に押し出しで1点を追加したものの、2死二、三塁から投手ケムナをそのまま打席に立たせるならば、8番菊池涼の打席でベンチも含めて1点を取る動きが欲しかった。経験のある選手とはいえ、任せきりではなく、選手とベンチが一体となって得点を奪いにいく姿勢が求められた。あの展開での1点は、相手からもらったものと、自分たちでもぎとったものとでは大きく意味が違う。自分たちで奪うことで相手にダメージを与え、試合の流れを大きく引き寄せられる。ダメ押しに近い中押し点になっていたといってもいい。
観客の上限が見直され、あらためてマツダスタジアムの大声援は、広島の選手に大きな力を与え、相手にはプレッシャーを与えるものだと感じた。まだ残り試合はある。選手たちは最後まで戦う姿をファンに見せなければいけない。(日刊スポーツ評論家)
今日の試合は読売に守り勝つ野球が出来たと思います。特に先発の野村投手が強気のピッチングだったところに感動しました。
その野村投手は自分の投球をすることに徹底し、読売打線に挑みました。毎回ランナーを背負いながらの粘りのピッチングで、3回まで無失点に抑えました。
4回表、ヒット2本と四球で2アウト満塁の絶体絶命の大ピンチが訪れました。が、読売ウレーニャ選手をファーストフライに仕留め、ピンチを脱しました。
5回表も、四球と内野安打などで2アウト2、3塁のピンチでしたが、読売岡本選手をセンターフライに打ち取り、ここもピンチを脱しました。
結局野村投手は5回を投げきり、4安打4四球無失点の内容でした。好調の読売打線を相手にしていましたので、メンタル面の負担はかなりのものだったと思います。そんな中で0で抑えたのは大したものですね。
5回裏、打線のフラストレーションが解放されました。ヒット2本と送りバントで1アウト1、3塁の先制のチャンスが来ます。ここで田中広輔選手がピッチャーゴロ。読売先発の田口投手が捕球し、セカンドへ送球。セカンドはホースアウトになりましたが、ファーストへは転送できず、セーフとなり、その間に3塁ランナーが生還し、1−0と、待望の先制点が入りました。そして、続く鈴木誠也選手が2球目を打ってレフトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込む2ランを放ちました。これで3−0になりました。鈴木誠也選手は13試合ぶりのホームランでした。これがきっかけでバッティングが復調する事を祈ります。
5回裏に得点が出来たので、降板した野村投手に勝ち投手の権利が発生しました。
6回裏、読売2番手の田中投手を攻めて、ヒット2本と盗塁、四球などで2アウト満塁と大チャンスが襲来しました。ここで長野選手が四球を選び、押し出しとなって4−0となりました。まさにこの回は粘りの攻撃でした。
カープのリリーフ陣は、6回から7回はケムナ投手が、8回は塹江投手、9回はフランスア投手が締めました。8回の塹江投手は、読売岡本選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて、4−0になりました。
しかし、今日の野村投手は気合いが入っていました。キャッチャーが會澤選手だったのもあるでしょうが、特に左バッターのインコースに素晴らしい球を投げ込んでいました。
とにかく、残り試合、カープらしい試合を期待しています。
さて、明日の読売とのカード最終戦、カープの先発はなんとスコット投手です。今季守護神として期待されながらも散々たる内容で、ファームで調整してきました。明日のピッチングは、来季に向けての道が開けるか、本国の南アフリカへ強制送還になるか、スコット投手にとっては背水の陣になります。素晴らしい結果になるように期待しましょう。読売はサンチェス投手です。ここ2試合は失点が目立つので、いけると思います。明日は大勝で、スコット投手に来日初勝利をプレゼントしましょう!
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