わずかながら人が集まってきています。
どうやら甲府の方へ帰る人たちらしいです。
自分とは逆方向なのでライバルでも何でもなく
気楽にホームへ向かいました。
20時17分発の高尾行に乗り
今度は上野原を目指します。
なぜ、上野原なのかといえば
山梨県の一番神奈川県よりの駅
ということだけから選んだのです。
石和温泉からは1時間以上かかるので
車内でゆっくりと寛ぎます。
しかし、寛ぐ為のビールが無い事に
ちょっと悔いが残っています。
途中の勝沼ぶどう郷では
トンネルがいっぱいあり
山の中という事できっと寒いのだろうなぁ、
などと思いながら列車は関東を目指します。
雪もかなり残っていましたが、
長い笹子トンネルを抜けると
これまた雪国でした。
この辺りはトンネルが連続する事から
勝沼ぶどう郷といわず
どこもかしこも山の中を走っているのでしょう。
しかし、大月辺りで
その雪もいつの間にか無くなり
平地に出てきたという感じがしました。
さて、その大月では懐かしい列車を見ました。
東京始発のオレンジの通勤型列車です。
河口湖直通列車を見ると
もう首都圏というような錯覚に
陥ってしまいますね。
まぁ段々と自分の慣れた土地へ
近付いてきたということには変わりありません。
途中四方津で後続の特急に
抜かれるため時間調整があり、
プラッと駅前に出ました。
だいぶ夜も更けてきているので、
寂しさをより強く感じました。
大月からもひたすらに走り
四方津での時間調整が終わり
列車は単調に走り続け
上野原に到着しました。
21時20分に無事到着です。
早速改札を抜けようと思いますが
何とも訳の分からん駅で
自動改札しか付いていないし
しかもホームに入るだけというところや
駅員のいる改札口の場所が分りにくい
など
もう少し考えた構造に
してもらいたいものでした。
やっとの事で自分の
青春18切符でも通れる改札を見つけ
駅の外に出るとギョッとするような
光景にぶち当たりました。
それは駅前の広場がなんと
タクシー乗り場なのです。
別に、それは当たり前だが
広場全てにタクシーが
待機しているのです。
バスはもちろん
自家用車、自転車さえも
入ることをためらうような状況でした。
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