なんとなく昔が想像できるような
趣のある駅ですね。
ここで、機関車を付け替え
汽車がたくさんのお客を乗せて
ゆっくりとホームを離れて
いったんでしょうね。
駅弁とお茶を窓から手を出して
駅の販売員さんから買い、
列車の中でゆっくりと食す。
今では、駅弁の売り子もおらず
昔の楽しさがなんとなく
羨ましく感じました。
こういうところでこそ、
機関車に引っ張られた普通客車に乗り
クーラーもない車内で
窓を全開にし入ってくる
涼風でくつろぎたいものですね(^^)
このようにいろいろと想像したくなる
小牛田ですが、自分は現実を見て
ビールを1本購入し、陸羽東線に
乗る準備を整えました。
小牛田発の陸羽東線は自分の乗る
列車の1本前に途中の古川まで
行く普通列車があるので
暇を持て余しついでに眺鉄します。
キハ110系のディーゼルカーで
東日本では勢力拡大中ですね。
しかし、車体の塗装は
それぞれ独特なモノがあり
この陸羽東線は奥の細道を
イメージした模様になっていました。
奥の細道というと松尾芭蕉です。
この辺りは松尾芭蕉が旅をしながら
俳句を一句一句読んだところなのかも
しれませんね。
古川行が出発すると
ホームに静寂が戻ってきます。
あのディーゼルエンジンの音が
だんだんと遠ざかっていくという
なんだか寂しくなる中
仙台へ向かう列車が到着しました。
ここ小牛田で2両増結するらしく
係員が要領よく動いていますね。
到着した列車の後ろ側に
2両連結され、
今まで立っていた乗客が
その空車の方へ走って移動していました。
どこでも座りたい気持ちは
変わらないのですね。
なんだかホッとしました。
どうもイメージとしては、
増結した車両へ移ってまで
座ろうということがなさそうな
地域だったからです。
そして、自分がここにいるのが
なんだか不釣り合いな気もしました。
小牛田は小さな駅ですが、
陸羽東線や東北本線、
先ほどの石巻線など
意外といろいろな列車が発着します。
それに、貨物列車も通過するので
今までに感じたことのない
駅でした。
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