西脇市行は、出発の随分前から
ホームに停まっていたんですね。
自分が乗りこんでからも
10分以上は経過しています。
隣のホームは山陽本線のホームで
列車が到着したり、出発したり
忙しい感じです。
それに比べ加古川線は
のほほーんとした空気が流れていました。
出発時刻9時11分になると
列車は加古川のホームを
ゆっくりと離れました。
右側に山陽本線の線路を見て
左に曲がっていきます。
221系や223系の
モーター音とは違う
国鉄時代のモーター音を
聞きながら走るのも良いですね。
外は薄曇りで時々雨が舞います。
小雨なので霧のように見えます。
地元の人はみなさん傘を持って
車内に乗っているので、
傘を持っていない人が
旅人と一目で分かりますね。
小さな駅も丁寧に停車していき、
ちょっとしたことが起きました。
地元の人らしきおじさんが
居眠りをしていたら
目的の駅に到着したようです。
慌てて降りていき、
ホームに降りて数秒後にドアが閉まりました。
乗り過ごさなくてよかった
と思ったのも束の間、
みごとに傘を忘れていました(^^;
雨は止んでいるようなので
濡れる心配はありませんが、
傘がポツンと置いてけぼり。
寂しそうな傘に見えたのも
不思議な感じでした。
鉄道に乗るといろいろな
ことが起こりますが、
こういう何気ない一コマも
記憶に残るものです。
列車は順調に走り、
終点9時59分に西脇市へ到着です。
昔の加古川線は
西脇市から先、谷川まで
非電化区間でした。
今は、電化されているので
電車が走っていますが、
なぜか加古川から西脇市までと
西脇市から谷川までと
列車の運行体制が分かれています。
今度乗る列車も103系ではなく
1両編成の125系です。
2両編成から1両編成への
乗り換えなので、
座ることが難しくなるかもしれません。
階段を使ってホームを移動すると
車内には既に乗っている人がいて
ほぼ窓側は埋まっています。
そこは図々しく通路側の席へ
座り事なきを得ます。
出発までの間
ホームで体を動かしながらほぐします。
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