だんだんとエンジン音が
ツラくなってきた感じがします。
上りの連続になっているようです。
スピードもかなり遅い。
ここが米坂線の踏ん張りどころかもしれないなぁ。
川沿いに走っているので
川を眺めることができるのですが、
今年は雪もたいして降っていないのに
水量は豊富ですね。
おまけに流れも急です。
この川の水はどこから来たのだろう。
もしかしたら上の方は
もう雪が融け出しているのではなかろうか。
色々考えるときりが無いので
車窓に目を移します。
さて、越後片貝駅に到着すると
駅前に木造の家があります。
今まで余り気にならなかったので
木造の家が増え始めたことに
いよいよ田舎に入ってきた。と実感しました。
景色の中に山が連なっているのですが、
手前の山と奥の山とでは
全く違う色を放っています。
手前が茶色で奥の山が白です。
ちょっとした気候の差で
雪山に変化しているのでしょう。
列車はいろいろな姿を見せる
自然の中を走り小国へ到着しました。
この米坂線の中では
わりと大きな駅で
ここから山形県になります。
さてこの県境を越えるときに
列車はかなりスピードダウンしました。
自分は後ろの車両に乗っていたのですが、
前の車両が明らかに上にあるのが分かります。
線路が完全に斜めになっていて
それを車内で実感できるのです。
こんなところを走るとなると
スピードが出るわけも無く
逆に下りの場合は停まることさえ
困難でしょう。
難所といわれる所を
何気なく乗っていますが、
ただただ驚きました。
雪は降っていませんでしたが
トンネルを抜けるとうっすらと
雪が積もっています。
かなり雪量は少なく
暖冬の影響を感じました。
このようなところを通って、
小国へ到着したのです。
キハ52系とキハ47系が
頑張ったという感じだったのです。
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