広島アドゥワ、７回１失点の力投 ３勝目はお預け
6/29(土) 20:42配信
力投する広島・アドゥワ誠
「ＤｅＮＡ−広島」（２９日、横浜スタジアム）
広島の先発アドゥワは７回５安打１失点と力投を見せた。
二回、伊藤光に先制ソロを浴びたが、三回からスコアボードにゼロを並べた。登板前に「低めを意識したい。試合をしっかり作る」と話していた通り、落ち着いたマウンドさばきでゲームメークした。
打線の援護に恵まれず、３勝目はお預けとなった。
投手陣は頑張っているのに、打線が機能せず、今日も勝てる試合を落としてしまいました。
先発のアドゥワ投手は立ち上がり球が高めに浮き気味でした。２回裏２アウトからDeNA伊藤選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びましたが、それぞれ以降は低めに球を集め、緩急を使ったピッチングも冴えて、３回以降はDeNA打線を無失点に抑えました。
打線は５回表、DeNA平良投手を攻めて、１アウト後、バティスタ選手、田中選手の連打で１、２塁として、磯村選手がレフト線へのタイムリーを放ち、１−１の同点に追い付きました。しかし、ここからが不可解な攻めがあります。なお１、３塁のチャンスで、１塁ランナーの磯村選手が盗塁して失敗。バッターのアドゥワ投手は空振り三振に倒れ、チャンスを潰しました。一体何がしたかったのか、理解できません。
その後、６回表は２アウト２塁、７回表はノーアウト１、３塁、９回表は２アウト２塁と、得点圏にランナーを置きますが、あと１本が出ませんでした。普通に攻めても、１点２点は取れているはずです。広島打線は重症ですね。
アドゥワ投手は７回９４球を投げて５安打１失点の好投でした。先発としては、十分合格点を与えられる内容でした。その後８回はレグナルト投手、９回はフランスア投手が無失点で抑えました。
試合は両者譲らず延長戦に入りました。１０回表、DeNA５番手の石田投手から、田中選手がレフト前ヒットで出塁。磯村選手が送りバントを決めて、代打會澤選手が申告敬遠で１アウト１、２塁のチャンスになります。ここで代打に長野選手を送り込みますが、DeNAは６番手に国吉投手に代わりました。長野選手は２球目を打ってショートゴロ併殺に終わり、またもチャンスを潰しました。
これだけチャンスを潰してしまえば、流れはDeNAに行ってしまう訳で、１０回裏、４番手に中村恭平投手が登板しましたが、２アウト満塁から、DeNA宮崎選手にセンター前にしぶとく落とされ、サヨナラタイムリーとなり、試合は終わりました。
今日は投手陣は本当に頑張りました。問題は打線です。攻撃に焦りを感じるような気がします。もっとどっしりと構えて、広島らしい攻撃をして欲しいですね。そんな中、田中選手が昨日２安打、今日は３安打して、復調した感じがありますので、１番に戻してもいいかなと思います。
明日は絶対に落とせない一戦です。総掛かりで勝ちに行かないといけません。明日の先発は床田投手です。前回ロッテ戦では６回４安打無失点の好投でした。明日も無双のピッチングを期待します。DeNAは井納投手です。対広島の防御率は7.20なので、序盤から流れを引き寄せたいですね。本当に正念場になってきました。
