2019年08月15日
読売戦での選手起用は適切だったのか?
右の拳が運の尽き…広島・緒方監督は自力V消滅で続投なしか
8/15(木) 12:00配信
七回途中で交番を告げられる野村(左端)、右は緒方監督(C)共同通信社
リーグ3連覇中の3位広島が、14日の首位巨人との直接対決で敗れ、ついに自力優勝の可能性が消滅した。
初戦は14残塁で1点及ばず。前日は延長十一回にサヨナラ勝ちを収めたものの、この日は先発・野村が1―1の七回に2点を失い、力尽きた。緒方孝市監督(50)は「一戦一戦、勝ちという結果をつなげていけば(自力Vの可能性が)復活するだろうし」と前を向いたが、巨人と1勝2敗に終わり、ゲーム差は4.5に広がった。
「ペナントを占う重要な3連戦と注目していましたが、3.5ゲーム差で首位巨人を追う広島の初戦の先発がアドゥワだったのには驚きました」
とは、巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)。
実際、アドゥワは前回登板のDeNA戦で勝利投手になったものの、いきなり3失点した試合を味方打線にひっくり返してもらったもの。7月は先発で6、4、5と大量失点を繰り返し、中継ぎに配置転換となっていた。
「緒方監督に言わせれば、先発ローテの順番通りということなんでしょうが、大事な直接対決の初戦。ローテをずらしてでもエース大瀬良を突っ込むなどの策は考えなかったのか。巨人は離脱していたリーグトップの11勝を挙げる山口を初戦で復帰させ、3戦目は中5日で菅野も投げさせた。追う広島じゃなく、首位巨人の方が臨戦態勢なのは疑問。案の定、アドゥワは初回にいきなり4失点(4回4安打4四死球6失点でKO)、広島打線の追い上げも1点届かなかった。昨年まではチームに一体感があって、終盤の逆転勝ちがお家芸だったが、今年はそういう雰囲気がありませんね」(高橋氏)
先月、緒方監督が6月30日のDeNA戦で緩慢な走塁をした野間を試合後に平手で複数回たたいたことが発覚。球団が緒方監督を厳重注意したと発表した。前出の高橋氏が指摘する「一体感がない」のは、この一件とも無関係ではないだろう。広島のさるチーム関係者がこう言う。
「野間のプレーは確かにボーンヘッドだけど、今の時代、プロの選手に手を上げておいて、厳重注意っておかしくないですか? 暴力事件が表沙汰になる前にオーナーが来季の続投をほのめかしたけど、おとがめがないのは監督が今季限りだから。さすがに続投はないとチーム内では受け止められています」
広島では5年で監督が交代することが多い。緒方監督はちょうど5年目。自力Vが消え、野村謙二郎前監督や佐々岡現一軍投手コーチといった次期監督人事が水面下で始まりそうだ。
広島の自力Vが消滅 緒方監督の用兵に異論
8/15(木) 16:34配信
ベンチで寂しく戦況を見つめるバティスタ(左)とメヒア
広島の4連覇に黄信号がともった。14日の首位巨人との直接対決(マツダ)に負け越して4・5差とされ、自力優勝の可能性が消滅。緒方孝市監督(50)は「また一戦一戦。勝ちを続ければ(可能性は)復活するだろうし」としたが、この日でホームの今季巨人戦は終了。相手より4試合少ない残り試合を考えれば、かなり厳しい状況に追い込まれた。
土俵際で迎えた大一番に広島ベンチは動いた。リーグ4位タイの26本塁打を誇るバティスタをスタメンから外し「3番・左翼」で高卒3年目捕手の坂倉を抜てき。だが、この一手は結果的に裏目に出た。坂倉は2三振を含む4タコ。守っても9回に失点につながるミスで足を引っ張った。
とはいえ、若ゴイを責めるわけにはいかない。責任はこの重い一戦で起用したベンチにある。指揮官は長打が魅力のバティスタ、メヒアのスタメン落ちに「今の状態じゃダメでしょう。今日の投手(菅野)のあの球筋は打てないでしょ。立っているだけの怖さだけじゃ点は取れない」と両大砲をバッサリ。坂倉に関しては「いろんな経験を積ませながら。彼には期待している部分が大きい」としたが…。
終盤に島内、岡田、遠藤と立て続けに若手を投入して傷口を広げた継投にも、試合後は身内から異論が噴出した。勝ちにいくのか、育てているのか――。今季最後の地元巨人戦は後味が悪い一戦となった。
ドリヨシ的には選手の起用によっては、この度の読売戦は勝ち越しが出来ていたかと思います。上記の本文にも書いてあり、昨日のブログにも書きましたので、具体的な事はここでは言いませんが、首位読売を追いかける広島東洋カープの立場からすれば、無理を承知でも、疲れていても、調子のいい選手をどんどん注ぎ込んで起用するべきだったと思います。昨日の試合は特にそうだったと思います。解説者も、我々ファンも、「えっ?どうしてここでこの選手?」みたいなケースが目立ったので、下手してしまうと、投打のバランスが崩壊しかねません。
競馬で言えば最終コーナーを回って最後の直線コースに入ったところです。今こそ首脳陣と選手の皆さんが結束して、一戦必勝で挑んで欲しいと思います。我々ファンは最後まで全力で応援します。
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