2023年05月26日
7回戦@マツダ 広島6−4東京ヤクルト 坂倉選手&秋山選手タイムリー!田中広輔選手3ラン含む猛打賞!島内投手今季初勝利!
効いた広輔3ラン! 広島が序盤の6点守り切り再び勝率5割 先発・黒原はプロ初先発初勝利逃す
5/26(金) 21:36配信
スポニチアネックス
<広・ヤ>3回、右越えに3点本塁打を放った田中は坂倉(左)と生還してタッチ(撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島6―4ヤクルト(2023年5月26日 マツダ)
広島が勝率を5割に戻した。
前日25日の中日戦で右手首の付け根に投球が当たり負傷交代した坂倉が、初回2死満塁で元気に先制の右前2点打。2回には秋山が右翼への適時打を放ち追加点。そして3回には、8番に入った田中が3号3ランを放つなど、3回までに6得点を挙げた。
先発の黒原にとってはホロ苦いプロ初先発となった。3回までは無失点に抑えていたが、4回1死から暗転。安打と四球で一、二塁のピンチを招き代打・西浦に中前適時打。さらに太田の一塁内野安打による1死満塁から、サンタナに左前に2点打を許したところで、新井監督は交代の断を下した。4回途中で無念の7安打3失点降板。序盤の援護を生かせなかった。
4回途中から登板した2番手・大道が5回に2本の二塁打を浴びて2点差まで迫られると、9回に登板した6番手・矢崎が2死二、三塁と、一発出れば逆転というピンチを迎えたが、最後は長岡を一塁ゴロに仕留めて逃げ切った。
序盤に大量得点したものの、ヤクルトに追い上げられて結局は2点差での勝利となりました。早めの継投が功を奏した形になりました。
先発の黒原投手はプロ15試合目で初の先発マウンドとなりました。1回表、ヤクルト太田選手とサンタナ選手の連打でノーアウト1、2塁のピンチをいきなり招きました。しかし、黒原投手は続くヤクルト山田選手を空振り三振、村上選手をセカンドフライ、オスナ選手を空振り三振に取り、先制点を与えませんでした。
打線はヤクルト先発の高梨投手に対し、1回裏、上本選手のヒット、マクブルーム選手の死球、西川選手の四球などで2アウト満塁のチャンスを迎えました。ここで坂倉選手がライト前へ2点タイムリーを放ち、2−0と先制しました。
黒原投手は2回表、2アウトからヤクルト古賀選手に2ベース、続くヤクルト高梨投手のサードゴロの当たりを林選手がファンブルして、1、3塁とされましたが、ヤクルト太田選手をレフトフライに打ち取りました。それにしても林選手のサードの守備はまずいですね。明日も特守に励んで欲しいと思います。
その直後の2回裏、先頭の田中広輔選手の2ベースから2アウト1、3塁とし、秋山選手がライト前タイムリーを放ち、3−0としました。このタイムリーは秋山選手はよく打ったと思います。ストレート主体で攻められた後のフォークボールに上手くアジャストしました。さすがはヒットメーカーですね。
打線はさらに3回裏、西川選手と坂倉選手の連打から1アウト1、3塁とすると、田中広輔選手がライトスタンドへ3ランを放ち、6−0とリードを広げました。
しかし、黒原投手が踏ん張れません。4回表、1アウトからヤクルト長岡選手にヒット、ヤクルト古賀選手に四球で1アウト1、2塁とし、ヤクルト代打西浦選手にセンター前タイムリーを浴びて6−1とされます。さらにヤクルト太田選手に内野安打を許し1アウト満塁のピンチでヤクルトサンタナ選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて6−3となりました。ここで黒原投手は降板。代わった2番手の大道投手が1アウト1、2塁からヤクルト山田選手をレフトフライ、村上選手を空振り三振に取り、ピンチを逃れました。
結局黒原投手は3回1/3、70球を投げ、7安打、6奪三振の3失点でプロ初勝利とはなりませんでした。今日の黒原投手は少し粗さもありましたが、素晴らしい球もあり、今後も先発で起用しても面白いと思います。次回はおそらく交流戦のソフトバンク戦になりますが、今日のように思い切ったピッチングを期待します。
大道投手は5回表ノーアウト2塁からヤクルト濱田選手にタイムリー2ベースを浴びて6−4となり、試合の行方がわからなくなりました。後続はなんとか抑えました。
しかし、リリーフ陣が踏ん張りました。6回表は戸根投手が先頭のヤクルト太田選手にヒットを打たれるなどで2アウト1、2塁とされ、島内投手にスイッチして、ヤクルトオスナ選手をセンターフライに打ち取りました。
7回表は島内投手が回跨ぎで3者凡退に抑え、8回表はターリー投手が1安打されるも無失点に抑えました。島内投手もターリー投手も昨季までと違い、抜群の安定感がありますね。勝ちパターンのリリーフとしてなくてはならない存在となりました。
9回表は暫定守護神の矢崎投手が、2アウトからヤクルトオスナ選手と濱田選手に連打され、2、3塁とされましたが、ヤクルト長岡選手をファーストゴロに取り、試合が終わりました。
これでチームは22勝22敗の勝率5割に復帰し、3位読売に0.5ゲーム差に迫りました。
さて、明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は森下投手です。前回阪神戦は好投も実らず敗戦しただけに、明日にかける思いは強いと思います。ヤクルトはピーターズ投手です。森下投手のためにも、打線の大量援護を期待します。