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2020年03月08日
オープン戦@マツダ 広島3−3埼玉西武(9回規定により引き分け) ドラ1森下投手5回無失点!鈴木誠也選手2戦連発!
広島ドライチ森下5回零封&誠也2戦連発も…西武、山川2打席連発で追いつく 広島は送りバント失敗3つ
3/8(日) 16:15配信
<広・西>5回無失点と好投した森下(左)は会沢とグータッチしてベンチに戻る (撮影・奥 調)
◇オープン戦 広島3―3西武(2020年3月8日 マツダ)
広島のドラフト1位ルーキー森下と西武に14年ぶり復帰を果たした松坂のオープン戦初登板で注目された1戦は3―3で引き分けに終わった。
広島は2回、鈴木誠が先発・松坂から左翼スタンド上段へ2試合連発となる2号ソロを放って先制し、さらに会沢の左前適時打で計2点を先取。4回には菊池涼の左前適時打でリードを3点に広げ、投げてはドラフト1位ルーキーの森下が昨季パ・リーグを制した西武打線を5回3安打8奪三振の無失点に抑える好投を見せた。だが、終盤に高橋大の守備のミスが失点に結び付いたほか、小園が1つ、曽根が2つと仕掛けた送りバントがすべて失敗と課題も残した。
西武は先発・松坂が3回4安打3四球で2失点で降板。主砲・山川が6回に2番手・岡田から待望の1号をバックスクリーンへ放って反撃ののろしを上げると、7回には敵失も絡めて併殺打の間に1点を挙げ、8回には山川が2打席連発となる左越え2号ソロをD・J・ジョンソンから放って同点、3点ビハインドから引き分けに持ち込んだ。3年目右腕の4番手・与座が4回を2安打無失点と好投して最後を締めくくっている。
今日のような1点を争う試合は、絶対ミスをしてはいけない中で、攻撃や守備の面でミスが出てしまい、結局ドローとなってしまいました。
先発の森下投手は今日も安定したピッチングを披露しました。5回85球を投げて、3安打の8奪三振無失点と、素晴らしい内容でした。最速151キロのストレートに、カーブ、カットボール、チェンジアップの変化球で緩急をつけたピッチングで、西武打線を翻弄しました。ランナーを背負い、セットポジションで投球するときも、セットの時間を変える等、非常にクレバーなマウンドさばきを見せています。実戦3試合、11イニングで2失点と、見事な内容です。
2番手は岡田投手が登板しました。6回1イニングでしたが、西武山川選手にバックスクリーンへソロホームランを浴びました。ストレートには威力があるのですが、カウントを悪くしてからのストレートを置きにいった場合が怖いですね。見た感じは置きにいったようではなかったので、打った山川選手を誉めるべきでしょうか。
3番手は菊池保則投手が登板し、7回1イニングを投げましたが、先頭バッターに四球を与え、失策も絡んで1失点でした。勝ちパターンでの登板を期待されてる中で、先頭バッターに四球はいただけません。しかし、今日はシュートが有効に決まっていました。
4番手はDJ・ジョンソン投手が登板し、8回1イニングを投げました。昨日のリベンジを期待したのですが、西武山川選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びてしまいました。パワーピッチャーだけに、制球が甘くなるのはある程度仕方ないですが、それでも相手バッターを押し込まないといけません。いとも簡単に打たれてしまったのはもったいないですね。
5番手はスコット投手が9回1イニングを投げました。スライダーとツーシームのコンビネーションが良かったです。スコット投手は1イニング限定でいけば面白いと思います。
打っては、2回に西武松坂投手を攻めて、鈴木誠也選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1点先制しました。鈴木選手はオープン戦に入って打撃が湿りがちですが、少しずつ上げてきているようです。さらに、2アウト2塁から會澤選手が11球粘ってレフト前にタイムリーを放ち、2点目を挙げました。會澤選手の勝負強さは揺るぎないですね。
4回は西武平井投手を攻め、2アウト1、2塁から菊池涼介選手がレフト前タイムリーを放ち、3−0としました。菊池選手は打撃でおととし、昨年と苦しみましたが、今年はあの2016年の時のいやらしいバッティングが戻って来そうです。
しかし、今日はミスがありました。守備では7回表、ノーアウト1塁から西武栗山選手のレフトへのギリギリのポテンヒットで、レフトの高橋大樹選手が、間に合わないのに無理してセカンドへの送球が悪送球になり、1塁ランナーを3塁まで進ませてしまいました。これが失点につながってしまいました。もう少し頭を使って欲しいですね。
攻撃では、小園選手が送りバントを失敗し、曽根選手は2度も送りバントを失敗してしまいました。カープは緻密な野球が売りだったはずですが、もう一度しっかり確認して欲しいですし、準備して欲しいですね。