2019年03月02日
オープン戦@佐賀 広島6−1埼玉西武 ジョンソン投手4回無失点!助っ人外国人も好投!小園選手今日も打撃でアピール!
「ジョンソ」「ヘルウェ」「レグナル」…広島助っ投が順調な仕上がり披露
3/2(土) 15:28配信
“佐賀決戦”は緒方カープに軍配
広島のジョンソン
西武と広島のオープン戦が佐賀県立森林公園野球場にて行われ、広島が6−1で快勝。西武はオープン戦開幕戦を勝利で飾ることができなかった。
日本シリーズでは実現しなかったリーグ優勝チーム同士の激突。それも西武を率いる辻発彦監督、広島を率いる緒方孝市監督がともに佐賀出身ということもあり、両指揮官の故郷で行われる昨季のリーグ王者の対戦は開催決定時から大きな注目を集めていた。
試合は西武・内海哲也と広島のクリス・ジョンソンという両先発の好投で静かに進んでいったが、広島は内海が降板した4回表に2番手・田村伊知郎を攻めたて、「3番・左翼」で先発出場した坂倉将吾の犠飛で先制に成功。その後は7回に3点、8回に2点と得点を挙げて終盤に突き放し、投げては6投手のリレーで強力・西武打線を1点に抑えた。
「ジョンソ」「ヘルウェ」「レグナル」の助っ人リレー
広島は来日5年目のジョンソンが先発。地方球場のマウンドを気にする仕草も少し見せながら、4回を59球で無失点にまとめるさすがの好投。被安打3に四球と死球が1つずつも2つの三振を奪い、要所を締める投球でスコアボードにゼロを並べた。
5回からは来日2年目のジョニー・ヘルウェグが登板。昨季途中に加入すると枠の問題などもあってなかなか出番に恵まれなかったなか、最終盤で一軍に昇格すると7試合に登板して防御率1.13と好投。日本シリーズでも4試合に登板して無失点と良いはたらきを見せていた。今季は開幕からのフル回転に期待がかかる右腕だが、二死から金子侑司に四球を与えながら3つのアウトをすべて内野ゴロで奪う危なげない投球を披露。球速も153キロをマークするなど、順調な仕上がりぶりをアピールした。
そして、6回からは新助っ人のカイル・ レグナルトにスイッチ。今季から加入した30歳左腕も西武の強力なクリーンナップとの対戦ながら、秋山翔吾を変化球で外野フライに打ち取り、山川穂高と森友哉の4番・5番は連続三振に斬る快投。こちらも持ち味である三振奪取力を見せつけている。
広島の投手陣を見ると、この3人以外にも昨季47試合に登板したヘロニモ・フランスアに新助っ人のケイシー・ローレンスもおり、5人で枠を取り合う大激戦となる。長いシーズンを戦っていくなかで、この強力な助っ人たちをどのように運用していくのかにも注目が集まる。
また、ここからは完全な余談になるが、この日は先発から3投手続けての“助っ投リレー”となった広島。全員が良いアピールを見せた中、地方球場ならではの“珍現象”も話題になった。
注目は佐賀県立森林公園野球場のスコアボード。縦書きの電光掲示板は文字数の上限が4文字となっており、先発のジョンソンは「ジョンソ」と表記された。その後も登録名の文字数が5文字の投手の登板が続いたため、スコアボードのピッチャーの欄は「ヘルウェ」→「レグナル」と名前が入りきらないという事象が続いた。
ちなみに、今季の広島の助っ人の陣容を見てみると、投手ではこの3名以外も「ローレンス」「フランスア」と5文字なので入りきらず。野手はこの日スタメン出場した「メヒア」は3文字で入りきったが、もう一人は「バティスタ」で5文字のため入りきらない。
BASEBALL KING
先発のジョンソン投手はマウンドのやわらかさに馴染まなかったようで、かなり苦労したようですが、それでも4回を投げて被安打3、与四死球2で無失点に抑えました。時々決まる右バッターへのインコースのストレートやカットボールの威力は素晴らしいものがありました。仮にマツダスタジアムのマウンドだったら、完璧なピッチングが出来ていたと思います。
2番手にはヘルウェグ投手が登板し、5回1イニングを無失点に抑えました。時々抜ける球がありましたが、右バッターのインコース、左バッターのアウトコースへの高速ツーシームは威力があります。150キロを越えて来ますので、特に右バッターは踏み込めないだろうと思います。
3番手は新外国人のレグナルト投手が登板し、6回1イニングを無失点に抑えました。西武のクリーンアップと対戦しましたが、秋山選手を外野フライ、山川選手、森選手を三振に打ち取り、全く危なげない内容でした。
1軍外国人枠は4人ですが、恐らく野手1人と投手3人の形になると思います。そうなると、投手はジョンソン投手とフランスア投手が確定なので、あと1人の枠をヘルウェグ投手とレグナルト投手が争うということになりそうです。オープン戦終盤までし烈な争いになりそうですね。
7回は4番手に一岡投手が登板し、1イニングを無失点に抑えました。時々抜けたり、引っかけたりする球がありましたが、上々の内容だったと思います。
8回は5番手に中崎投手が登板し、1イニングを無失点に抑えました。ドリヨシ的には結果は抑えていますが、まだ体のキレが今一つのような気がします。暖かくなってきたら良くなるでしょうが、昨年終盤から日本シリーズの疲れが残っていないか、少し心配です。
9回は6番手に矢崎投手が登板しましたが、1失点と今一つの内容でした。制球はある程度改善されてはいますが、ボールとストライクの差がまだはっきりしていて、ストライクを取りにきた球を痛打されている感じです。矢崎投手はゾーンでどれだけ勝負できるかでしょうね。
打線は今日も二桁安打で活発でした。4回は3番に入っている坂倉選手が犠牲フライで先制しました。坂倉選手の勝負強さが光っています。
7回には會澤選手が右中間を破る2点タイムリー3ベースを放ちました。會澤選手はバッティング絶好調ですね。オープン戦の成績次第ではクリーンアップを任せてもいいかもしれません。そして西川選手もライト前にタイムリーを放ちました。西川選手も外野のレギュラー獲りに必死です。この回は3点追加しました。
8回は西武の守備のミスで2点を追加しました。
【広島】小園がフェンス直撃二塁打「打席に慣れてきた」
3/2(土) 16:20配信
8回無死一塁、広島・小園が右越え二塁打
◆オープン戦 西武1―6広島(2日・佐賀)
広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園高=がプロ初長打を放ち、大歓声を浴びた。
4回の守備から出場すると、7回の第1打席は痛烈な二直。8回無死一塁では西武・斉藤大の真ん中低めの真っすぐをシャープに振り抜いた。右翼フェンスを直撃の二塁打に「内寄りに入ってきた真っすぐに対応できた。打席に慣れてきました」と手応えを感じていた。
今日も小園選手のバッティングは目を見張るものがありました。
7回の打席は高めのストレート系の球をジャストミートしましたが、セカンドライナーでしたが、惜しい当たりでした。
そして、8回の打席は左腕のサイドスローの西武斉藤投手の投げたインコース寄りのストレートを見事に振り抜き、打球はぐんぐん伸びてライトオーバーのフェンス直撃の2ベースを放ちました。左バッターの小園選手ですが、左投手も全く苦にしない様子で、体が開く事なく、コンパクトにスイングしていました。小園選手のバッティングセンスはどこまですごいのでしょうか。1軍生き残りにアピールし続けています。明日の試合も楽しみです。
明日は場所を長崎に移して西武戦です。明日は大瀬良投手が先発予定です。前回DeNA戦の課題をどれだけ修正できるか注目です。また、ドラ2の島内投手も登板予定です。中継ぎとして期待される島内投手も、いい結果が残せるか注目ですね。