2018年05月31日
3回戦@マツダ 広島7−12埼玉西武 薮田投手1イニング10失点の球団ワーストタイ。打線反撃も及ばず。
広島・薮田 2回に10失点 球団ワーストタイ
5/31(木) 19:14配信
「交流戦、広島−西武」(31日、マツダスタジアム)
広島の先発・薮田が1−0で迎えた二回に10失点した。金子侑の逆転適時打や秋山の3ランなど8安打を集められ2失策も絡んだ。
薮田は4月30日・阪神戦(マツダ)以来の先発。昨季の交流戦では3戦3勝、防御率1・35を記録していた。
登板前には「今は2軍から来た立場なので何としても次のチャンスをつかんでローテーションに入っていくつもりです」と闘志を燃やしていたが、現実はあまりに残酷だった。
広島の2桁失点は今季4度目で、1イニング10失点は2010年8月25日・阪神戦(京セラ)以来。広島投手の1イニング10失点も同試合での梅津智弘以来、球団ワーストタイとなった。
なんとも屈辱的敗戦でした。薮田投手の調子はどうかなと心配していましたが、ここまで悪いとは思いませんでした。初回、ランナーを許すも無失点でスタートしました。今日の薮田投手は違うぞと思わせる立ち上がりでした。その裏打線は鈴木選手のタイムリーで1点を先制します。昨日の逆転サヨナラの流れは今日も続いているかに見えたのですが、悪夢は2回表でした。西武栗山選手のヒットを皮切りに、打者14人で西武秋山選手の3ランなど8安打を集中され、2つのエラーも絡んでこの回10失点しました。あまりにも簡単にいい当たりをされていましたので、薮田投手の球は来てなかったのだと思います。ボール球先行で、ストライクを取りに行った甘い球を痛打されてしまいました。今日はキャッチャーは磯村選手でしたが、リードにかなり苦労したと思います。薮田投手の1イニング10失点は球団ワーストタイ記録になります。ファームで調整してきて積み上げたものが、この1イニングで全てなくなってしまいました。非常に残念でなりません。
打線は4回に松山選手と野間選手のタイムリーで2点。6回は野間選手の内野ゴロの間に1点を入れて4−10とします。
しかし、7回表に2番手の藤井投手が西武浅村選手の犠牲フライで1点を失い4−11とされます。
8回裏、打線は野間選手のタイムリーと代打新井選手の2点タイムリーで3点入れて7−11と4点差まで詰めよりました。
9回にもしかしたらと思いつつ、表の守備を観ていましたが、4番手のアドゥワ投手が西武秋山選手の併殺の間に1点を失い、7−12。これで勝負あった感じになりました。
薮田投手は再び二軍に降格は確実でしょうが、昨年は栄光、今年は屈辱を味わい、天国と地獄を見た感じになりました。ここから這い上がって再び栄光を掴み取って欲しいと思います。決して腐って欲しくないですね。
今日の3番手ピッチャーは佐藤投手でしたが、8回1イニングを3者三振に打ち取りました。佐藤投手は是非勝負所の対左バッターへのワンポイントに使って欲しいなと思いました。
今日は屈辱的敗戦で、西武に1勝2敗と負け越しました。交流戦スタートが重苦しい感じになりました。でも、うつむく時間はありません。明日から気を引き締めていきましょう。明日から千葉でロッテと3連戦です。広島先発は大瀬良投手です。千葉のマウンドにアジャスト出来るかどうか、ドリヨシ的には心配ですが、現状先発の柱ですから、頑張って欲しいと思います。ロッテの先発は涌井投手です。正直難敵です。しかし、持ち前の機動力で揺さぶって欲しいと思います。カギを握るのは1、2番だと思います。タナキクの活躍がそのまま試合の結果に反映されそうです。
今日はマツダスタジアム現地観戦でしたが、終始重苦しかったです。8回裏に盛り上がりましたが、それくらいでしょうか。次回観戦は快勝して欲しいです。
2回戦@マツダ 広島8−7埼玉西武(延長10回サヨナラ) 10回3点差をひっくり返し逆転サヨナラ勝ち!アドゥワ投手プロ初勝利!
“神ってる”広島 延長10回、4連打で3点差まくってサヨナラ勝ち
5/30(水) 23:05配信
「交流戦、広島8−7西武」(30日、マツダスタジアム)
セ・パ首位対決は広島が脅威の粘りで延長十回、サヨナラ勝ち。3点を勝ち越されたその裏、4点を奪って試合をひっくり返した。
打線は十回、この回からマウンドに上がった武隈を攻め、先頭の野間から会沢、西川、堂林の4連打で2点を奪い、1点差とした。さらに1番・田中がバントで送って、続く菊池の申告敬遠で、1死満塁。ここで途中出場の下水流が三遊間を破る適時打でついに追いついた。さらに1死満塁で4番の鈴木が押し出し四球を選んで超時間試合にケリをつけた。
4打数4安打3打点の西川は、「最高です。自分もつなぐ意識で打席に入りました」と振り返り、同点打の下水流は「最高です。間を抜けたので本当に良かったと思いました。決めてやろうと思ってましたが、誠也がなんとかサヨナラにしてくれると思っていました」と笑顔。
2人とともにお立ち台に上がった堂林は「あしたもこの球場を真っ赤にしてください」とファンにアピールしていた。
西武は延長十回、2死満塁から秋山が勝ち越しの適時三塁打で3点を勝ち越した。この回からマウンドに上がったアドゥワを攻め、ヒットの走者をバントで送ると、続くメヒア、金子侑が四球を選んで1死満塁。この好機に森は空振り三振で2死となったが、ここまで5打席ノーヒットだった秋山が右中間を破り、走者3人が生還した。
試合は西武が初回に先制した。立ち上がり制球が定まらない広島先発・岡田から2番・源田から3連続四球を選んで満塁とすると、5番・栗山が右中間へ2点適時二塁打を運んだ。
広島は2点ビハインドの四回、西武の先発・十亀から集中攻撃を浴びせ、同点に追いついた。先頭の松山から野間、会沢の3連打で無死満塁とすると、8番に入った西川が三遊間を破る2点適時打を放った。
その後、五回は両軍無得点に終わると、雨が強くなり、グラウンドはシートで覆われ、天候回復を待って試合を再開。
再開直後の六回に西武が金子侑の右前適時打で勝ち越しに成功すると、広島は七回に松山の3号2ランで逆転した。
広島は九回に守護神・中崎をマウンドに送って逃げ切りを図ったが、代打・メヒアが左越えに3号同点ソロ。
西武は延長に入っても十回に3点を勝ち越したが、6番手の武隈が誤算だった。
広島の最後まで諦めない気迫が西武を上回ったと言っていいと思います。
先発岡田投手は初回、制球が定まらない悪い癖が出て3連続四球で満塁とし、西武栗山選手に右中間へ2点タイムリー2ベースを浴びて0−2と先制を許してしまいました。正直無駄な失点でした。その後は別人のように安定したピッチングを展開して、以降5回までは無失点に抑えました。雨で中断した直後の6回、中断の影響もあったのでしょうか、西武金子侑司選手にタイムリーを浴びました。結局岡田投手は6回途中3失点で降板しました。
打線は4回、西武先発の十亀投手から西川選手がレフト前に2点タイムリーを放ち2−2の同点とします。
6回、西武に1点勝ち越された後、7回に西武3番手の平井投手から松山選手がライトスタンドへ逆転の2ランを放ち4−3と逆転しました。
投手は7回今村投手、8回ジャクソン投手と勝ちパターンのリレーをし、9回は中崎投手が登板しました。しかし、中崎投手が誤算でした。先頭の西武代打のメヒア選手にレフトスタンドへ同点のソロホームランを浴びて4−4とされます。フルカウントから投げたど真ん中のストレートを見事に打たれました。最近の中崎投手はストレートが高めに抜けたり、スライダーがスライドせず抜けて来るので非常に恐ろしいです。
試合は延長戦に入り、10回表、6番手のアドゥワ投手がヒットと2つの四球で満塁のピンチを背負うと、西武秋山選手に右中間を破る走者一掃のタイムリー3ベースを浴び、4−7とされました。
ドリヨシはここで勝負あったと思っていたのですが、広島の選手の皆さんは諦めていませんでした。
10回裏、先頭の野間選手がセンター前へヒットで出塁。會澤選手がライト前へヒット。西川選手がショートへのタイムリーヒットで5−7。堂林選手がレフト前へのタイムリーヒットで6−7。田中選手が送りバント、菊池選手が申告敬遠で1アウト満塁とし、下水流選手がレフト前へのタイムリーヒットで7−7の同点となりました。ドリヨシ的にはこの下水流選手のタイムリーが一番大きかったと思います。下手したら併殺の危険もあった中で、よく打ったと思います。なお1アウト満塁で、鈴木選手が押し出しの四球を選び、8−7で逆転サヨナラ勝ちを納めました。
とにかく、今日は勝ったので良かったです。しかし、ここまで試合をもつれさせたのは中崎投手です。登板間隔が空いていたせいなのか、本当に調子が悪いのか、見極めなくてはなりませんね。
これで西武と1勝1敗です。明日勝ち越しをかけての3戦目です。広島の先発は薮田投手です。制球難で四球を連発して、ファームで調整していましたが、結果を残して再び一軍のマウンドです。安定感あるピッチングに期待したいと思います。西武はウルフ投手です。前々回の楽天戦では1回持たず、7安打8失点。前回のソフトバンク戦では4回途中8安打5失点と、結果を残していません。十分行けると思います。なので、明日は薮田投手次第かもしれません。ドリヨシは明日現地観戦予定です。全力で応援してきます!