2023年02月10日
赤松コーチが走塁の意識改革に意欲!
【広島】赤松真人コーチ「外国人にも『盗塁、いってもらうよ』と」走塁改革に例外なし
2/10(金) 18:39配信
スポーツ報知
広島・赤松真人外野守備走塁コーチ
広島の宮崎・日南キャンプが、第2クールを終えた。新井貴浩監督は、チーム再建の柱の一つとして「カープ伝統の走り回る野球の復活」を掲げる。キャンプでは、今季2軍から配置転換となった赤松真人外野守備走塁コーチのもと、徹底した走塁の意識改革を進めている。
赤松コーチは、機動力野球復活に「レギュラーが走れるかどうか、そこですよね」とキーポイントを挙げた。外国人に対しても、例外はない。
「外国人2人に対しても『盗塁、行ってもらうよ』と。『サイン出るかもしれないよ』とは言っている。彼らも走塁に対して、おろそかにしない。足は速くなくても、(投球の)ワンバウンドの意識であったり、やってもらうつもりです」
キャンプ初日に早速、象徴的なシーンがあった。新外国人デビッドソンがランチ特打を終えると、ヘルメットをかぶったまま走塁練習に向かった。同様に練習をこなした来日2年目のマクブルームは「チーム一丸とやっていくには、やはり同じことをしていこうかなと。2人ともそういう考え」と前向きに振り返った。
昨季26盗塁は12球団最少で球団歴代ワースト。リーグ3連覇の16〜18年は3年間ともチーム盗塁数はリーグトップだった。
「盗塁数が増えて、なおかつ得点が増えることが理想。矢野や羽月といったメンバーがレギュラーになれば、おのずと盗塁(企画)数は増えるけど、打撃の兼ね合いもある。秋山にしても、西川にしても、菊池、松山に対しても『走るよ』と言っている」
第2クールのシート打撃では、大半を走者一塁の状況で行った。投手、打者の練習に加えて、積極的にスタートを切らせる練習を組み込んだ。
「盗塁数はもちろん増えた方がいいけど、それ以外の走塁も。ワンバウンドもそうですし、ワンヒットで次の塁を狙う、隙を突いて次の塁に進むという姿勢を。足はなかなか速くならないけど、意識は変えられる」
第3クールの12、13日には紅白戦を予定。ここからは実戦の中での取り組みとなる。
「もちろん盗塁のサインはバンバン出ると思うし、自分(の判断)で行ったらいいよというサインも出るだろうし。紅白戦やオープン戦でやっておかないと、実戦でいきなりはできない。いろいろ試してやりたい」
新井監督は「徐々にではありますけど、常に隙があったら前の塁を狙う、そういう意識が出てきているんじゃないかと思う」と手応えを口にする。昨季チーム打率2割5分7厘はリーグトップ。好打者は多いだけに、機動力アップが得点力アップにもつながる。
「やっぱり(野手の考えは)バッティング、バッティングになってしまう。僕も現役時代そっちに流れがちだったので、それを引き留めるのが僕ら走塁コーチ。『バッティングだけじゃないよ』と。ヒット1本、打つのは大変。だけど、走塁も一つ先の塁を盗むのは大変。それぐらい考えを変えていかないといけない。毎日、言っていくのが近道だと思います」
報知新聞社
今季、盗塁を含めた走塁意識の改革が成功するかどうかは、リーグ優勝、そして日本一へのカギだと言っていいと思います。
ドリヨシはYou Tubeでカープがリーグ3連覇した時の試合を見ていましたが、走塁に関してはかなりアグレッシブでした。攻撃でランナーが出塁すると、「走るぞ、走るぞ」というプレッシャーを相手バッテリーにかけていました。単独盗塁もあり、送りバントもあり、ヒットエンドランもありという、どんな攻撃をかけてくるのかわからない程、カープファンから見るとワクワクするような、相手チームから見るとヒヤヒヤするような展開が多かったです。
当時は「タナキクマル」の機動力で、相手チームにプレッシャーをかけて、チャンスメイクもして、点も取っていました。しかし、2019年からは「タナキクマル」が解体され、それから機動力が衰えていった感じがします。そして昨季は12球団で最少の26盗塁しか出来ませんでした。某コーチから、盗塁出来ないのは仕方がない的な発言があったのにはドリヨシも呆れてしまいました。
現状、カープには走れる選手が多くいます。次の塁を狙う意識を持ちながら、攻撃に絡めていけば、自ずと得点力はアップするはずです。赤松コーチが言っているように、外国人選手やベテラン選手も走塁意識を高めて実践できれば、どの打順からでもチャンスメイクが出来て、得点に結びつきやすくなると思います。
ドリヨシ的には、あの「タナキクマル」的なオーダーが出来れば、カープの機動力野球は復活しますし、得点力アップで勝ち試合が多くなると確信しています。
明日からのキャンプ第3クールからは実戦形式の練習が入って来ます。盗塁、走塁意識が選手の皆さんにどれだけ植え付けられていくか、注目したいと思います。
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