駅舎はというと新幹線が通るようになってから
改造されたと思われるくらい立派なものですが、
東北の奥まった土地には不釣合いに感じました。
散策するまでの時間はない感じなので
列車に戻ることにします。
一番後ろの車両に乗っていたのですが、
暇をいいことに先頭から順に車内をのぞくと、
空席が目立ちますね。
それも先頭車へ進むほど空いていて
ボックス席も十分に余裕があります。
このチャンスを逃す手は無いので
早速自分の荷物を最後尾まで取りにいき
先頭車ボックス席へ移動しました。
窓側の席を確保できました。
どうやら盛岡からこの雫石までの客が
ほとんどらしく、ここ雫石から乗ってくる人は
ほとんどいません。
車内はだいぶ空いたまま、
後続の新幹線に抜かれて出発しました。
しばらくは晴天の中をひた走ります。
スキー場がたくさんあるので
山の中だとは思うのですが
この辺りは天候が崩れていません。
しかし、赤渕を過ぎてトンネルをくぐっただけで
風景が一変してしまいました。
太陽はどこへやらといった感じで
トンネルを出ると
雪が待っているところへ出てしまったのです。
小説に「トンネルを抜けるとそこは雪國だった」
という名文句がありますが、
まさにその通りなので
妙に納得してしまいました。
列車は大雪の災害から
少しでも被害を抑えるために
設置されたシェルターの中を走ります。
シェルターの中にはもちろん雪も降っていませんが、
この線路を整備するために
必要な道具などが至る所に置いてあったので
非常に重要な役割を担っているのでしょう。
2020年03月03日
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