接続待ちということで
なかなか出発しません。
いったい出発はいつになることやら・・・・
というのも富山行普通列車の到着する
雰囲気がホームにまったくないのです。
そして、南小谷行大糸線の車内には
運転手の他に糸魚川の駅員も乗り込み
一緒に無線で連絡を取っています。
そして、車内の乗客に
今後のルートについて尋ね歩き始めました。
どうやら南小谷からの
【スーパーあずさ】への接続が
厳しくなりそうということです。
通常であれば、
この列車で南小谷へ行くと
特急【スーパーあずさ】への接続が
可能なんですね。
まぁ自分は特急に乗れる切符では無いので、
まったく関係ないのですが、
乗客の中には、特急に乗り換えて
東京まで帰る人がいたようです。
その人にとっては、
自分以上に富山行普通列車の
到着が待ち遠しいでしょうね。
出発時刻より10分ほど経過した頃
やっと列車接近の放送が入り、
3両編成の富山行が到着しました。
そしてなんとも言えないのが、
乗り換える人が2,3人という状況です。
この人たちもこの大糸線に
乗れないと大変なことになるのは分かりますが、
乗客全員で待つ2,3人のためというのは
初めて経験したと思います。
列車は乗換えの人たちを乗せて
左側にレンガの車庫を見ながら、
糸魚川を10分ちょっと遅れて
ようやく出発しました。
すぐに北陸本線と分かれて
川沿いを登っていきます。
川は日本海に流れているので
自分の思っている川(太平洋側)とは
逆の方向へ流れています。
いつもならそのような光景も
興味深く眺めるのですが、
今日はこの先の列車の状況が
気になり、それどころではありませんでした。
というのも大糸線の走っているところは、
川沿い、崖沿いで山の中。
雪の災害が一番多そうな
ところをずっと走るのです。
しかも雪の壁ができていて
車窓が見えないところもあります。
積雪が数メートル単位なんでしょうね。
だから、列車の走りっぷりだけでなく
運転手の一挙手一投足が
気になる移動でもありました。
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