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貴生川での眺鉄 by 坂本 理恵 (12/05)
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2019年04月12日

木次線運転手のサービス精神

亀嵩を出発すると、
しばらくは山の中に入ってしまいます。

結果的に景色も良くはなく
運転手もしばらくは黙っていました。


しかし、話し好きの
おじいさんが運転手の横に行き
話しかけると必ず受け答えを
していました。


余裕がありサービスがすごいなぁ
と思いながらその光景を見ていました。



この運転手はいろいろなことを知っているので、
乗客の問いかけにも応えていますが、
木次線の運転手はみんなこんな感じなんですかね。

もしかしたら自分は運良く
この運転手に当たったのかなぁ。


そんなことを考えながら、
山の中の緑をボッーと眺めていると
やっと運転手の声が聞こえました。


「この先のトンネルは非常に長いトンネルで
下久野トンネルと言います。」

「木次線最長で2241メートルあり
標高差は50メートルあるので
トンネル内もかなり下っています。」

「そしてなにより、直線なので
入口から出口まで見通せます。」

「さぁ皆さんも前に来て見てください。」


と言うので、自分は
サッと動き出し、前方へ歩いていくと
確かに長そうなトンネルが見えてきました。



そしてトンネルに入ると
もう出口の明かりが
小さくではあるが見えました。



そしてトンネル内は

下りということと
直線で障害物が何もない
トンネル内に照明もない

ということから
かなりのスピードで
走り抜けたように感じました。



備後落合からは普通の
列車に乗って木次線を移動と
思っていたのに、

ここまでかなりの観光列車でしたね。


随分得をした気分になりながら
のんびりと列車の揺れに
体を任せていると木次に到着しました。



木次線最大の都市で
とにかく今までの駅と比べると
大きく感じますね。



64 木次駅.jpg



特に出雲坂根までの駅は
ホームにベンチとトイレが1つ
付いているだけで
改札などもなく、バス停みたいだったので
余計木次が大きく感じるのでしょうね。






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