美祢を過ぎると山陽とはまた異なった
山陰の雰囲気をなんとなく感じます。
重安は木で作った待合室でした。
後に流れる景色の中での発見だったので
良く見ることはできませんでしたが、
木造待合室はあまり多くないので、
見つけられてうれしかったです。
美祢線は地場産業のための
路線だったようで、
駅に到着するたびに
構内がローカル線とは思えない広さです。
荷物、材木、石炭などの
積み下ろしを至る所で
行っていた感じでした。
線路の両側には
防風林らしき竹林がたまに出てくるのも
風で運行できなくならないような配慮が
昔からされていたのですね。
於福(おふく)で5人くらい降りました。
なぜここで5人もと思いましたが、
この列車を見送る人もいて
何かしらの集まりがあるのか
あったのか。
そんなことを想像しながら
於福を離れました。
線路わきの標識に「鹿注意」
日本には野生のシカも
少なからず生息しており
列車や自動車との衝突があります。
注意喚起があるだけでも
この辺りは自然が豊かなのか。
もしかしたら開発により
住処を奪われた動物たちが
出てきてしまうのか。
渋木で一人乗ってきました。
既に厚狭ではなく、
長門市への移動をメインとした
人たちが多い感じです。
渋木もホームが長く
6両編成が停まる停車位置もありました。
旅館街が見えてくると
長門湯本です。
長門湯本はこの美祢線には珍しく
片側の線路が撤去されていました。
昔は温泉街として
賑わっていたのでしょう。
板持で
「暑い暑い」おばさんと高校生の親子が
慌てて降りていきます(^^;
どうやら車内では
スマホに夢中だったようで
危うく乗り過ごすところでしたね。
中国山地を縫うようにすり抜けて
左側に山陰本線の線路が見えてきます。
最後尾から見ると
右側に山陰本線が出現し
終点長門市のホームへ入っていきます。
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