2019年04月03日
2回戦@ナゴヤドーム 広島3−2中日 鈴木選手価千金逆転3ラン!野村投手ほぼ完璧なピッチングで今季初勝利!連敗3でストップ!
広島連敗3でストップ!鈴木V弾、中日祖父江1敗
4/3(水) 21:12配信
中日対広島 7回表広島2死一、二塁、鈴木は中越え3点本塁打を放つ(撮影・前岡正明)
<中日2−3広島>◇3日◇ナゴヤドーム
中日は吉見、広島は野村が先発。中日は1回1死三塁で大島が右中間へ三塁打を放ち、1点を先制した。吉見は3回無失点。
広島は6回2死一、三塁で、会沢が2番手谷元に左飛で無得点。中日も6回2死一、三塁でアルモンテが二飛で1−0で終盤へ。
広島は7回に鈴木の2号3ランで逆転に成功。連敗を3で止めた。野村は1勝目。中日は9回の追い上げが届かなかった。祖父江が1敗目。
頼れる主砲の一振りで試合を決めました。今日も重苦しい雰囲気の試合でしたが、とにかく勝てて良かったです。
1回裏、先発の野村投手が捕まりました。先頭の中日平田選手にレフトフェンス直撃の2ベース、続く京田選手のセカンドゴロで3塁に進塁し、大島選手が右中間へタイムリー3ベースを打ち、0−1と先制されました。野村投手が本来のピッチングが掴めないうちに失点してしまった形になりました。また、この中日大島選手の当たりですが、センターの野間選手とライトの鈴木選手が、2人とも追い付いていたのですが、交錯するような形になり、捕球できずに3ベースにしてしまいました。開幕から野手のミスが目立ちます。接戦ではミスは致命傷になるので、しっかり練習してもらいたいです。
しかし、野村投手は2回以降はほぼ完璧なピッチングでした。全体的に球が低めに集まっていましたし、変化球もキレがあって、中日打線を手玉に取っていました。ドリヨシ的に見ると、野村投手は投げる時の下半身に粘りが出てきてますね。今年は二桁勝利はいけると思います。
打線は毎回安打でランナーを出しましたが、中日先発吉見投手の粘りのあるピッチングで、あと1本が出ないという、なんとももどかしい展開が続きました。
そして、7回表についに打線がつながりました。中日2番手の祖父江投手を攻めて、2アウトランナーなしから、菊池涼介選手が左中間フェンス直撃の2ベースで出塁しました。この試合の広島の初めての長打になりました。続く野間選手はフルカウントから四球を選び、1、2塁となります。この野間選手の四球がこの試合のポイントだったですね。そして続く鈴木選手が2球目をジャストミートして、打球はセンターのバックスクリーンへ飛び込む、逆転の3ランを放ち、3−1と試合をひっくり返しました。さすが広島の4番ですね。あの場面で甘い球とはいえ、それをミスショットせずにホームランにする鈴木選手はすごいなと思いました。
その裏も、野村投手は中日打線を3者凡退に打ち取る快投を見せてくれました。結局野村投手は7回を投げて77球3安打1失点の素晴らしい内容でした。鈴木選手の逆転アーチのおかげで、勝ち投手になれたのも良かったです。
8回はフランスア投手が登板しましたが、今日のピッチングは昨日と違って、ストレートもしっかり伸びていましたし、変化球も低めに決まっていましたので、危なげないピッチングでした。
9回は抑えの中崎投手が登板しましたが、内容があまり良くなく、いきなり連打で1点失い、3−2の1点差となり、なお1アウト3塁の同点のピンチになりました。カープファンの皆さんは、同点を覚悟したと思いますが、中日高橋選手がショート真っ正面のライナーを田中選手が捕球し、3塁ランナーが飛び出していたため、3塁に送球して併殺となり、試合終了となりました。最後は本当にラッキーでした。
これで広島は3連敗でストップしましたし、対中日も6連敗でストップしました。3位タイに浮上し、首位読売に2ゲーム差ですね。明日の先発は岡田投手です。オープン戦の内容は今一つでしたが、明日は不安を払拭するピッチングを期待します。中日はロメロ投手です。初物のピッチャーには広島打線は弱い傾向がありますが、あらゆる戦術で攻略して欲しいと思います。