セ界王者の広島 開幕から６カード連続勝ち越しなしの異常事態 誠也の一発もまた空砲
4/16(火) 20:51配信
４回、選手交代を告げベンチへ戻る緒方監督（撮影・飯室逸平）
「巨人８−２広島」（１６日、平和リース球場）
４連覇を目指す広島が巨人に敗れ、開幕から６カード連続で勝ち越しなしという異常事態となった。
広島は先発ジョンソンが初回２死一、二塁からゲレーロに左前適時打を許し先制された。二回には１死満塁から丸の三ゴロで１点を失うと、なおも２死一、三塁からビヤヌエバの左翼へのライナーを松山が照明を目に入れ、後ろにそらし（記録は二塁打）、この回３点を失った。
三回まで無安打の広島打線は、四回に鈴木の２試合連続７号ソロで反撃開始。１死満塁から３回４失点のジョンソンに代わって打席に入った西川が中犠飛を放ち２点差とした。
しかし七回、３番手菊池保の２安打と２暴投などで２点を失った。七回には４番手の矢崎が岡本、陽岱鋼にソロを許し万事休した。
球団初の開幕から５カード連続負け越しの広島は、２回り目の巨人との対戦で敗れた。このカードは鹿児島、熊本の２連戦で初戦を落としたため開幕から６カード連続で勝ち越しなしとなった。これで４勝１２敗で借金は「８」と膨れあがった。
情けない試合でした。ドリヨシ的には、調子の悪い読売先発の山口投手ならば、序盤でKOしなくてはならない状況の中で、７回まで投げさせてしまった打線の弱さにがっかりでした。
先発のジョンソン投手は悪いとは思わなかったのですが…。
初回、先頭の読売坂本選手のショートへの不運な内野安打で出塁されたのが本当に不運でした。これをきっかけに、読売ゲレーロ選手にレフト前にタイムリーを浴びて０−１と先制されました。ゲレーロ選手への攻め方に疑問が残ります。弱点はインハイなのですから、徹底的に攻めるべきでした。アウトコースの半速球はリーチがありますから、当てられる訳で…。
２回裏は読売丸選手のサードゴロの間に１点。そして読売ビヤヌエバ選手のレフトライナーの当たりを松山選手が後逸(照明が目に入った)し、２点タイムリー２ベースとなり０−４となり、またしても重苦しい展開になりました。
結局ジョンソン投手は３回６５球を投げて４失点とでした。今日は不運な当たりがあったのもありました。次回は良いピッチングをしてくれると思います。
問題は打線です。３回表は読売先発の山口投手を攻めて、３四球で１アウト満塁の大事チャンスでさしたが、菊池涼介選手が２球目を打ってサードゴロ。野間選手が初球を打ってピッチャーゴロで見事にチャンスを潰しました。山口投手がストライクが入らず、アップアップしている中で、じっくり見て行けば良かったものを、難しい球を簡単に打って凡打になるのはいかがなものかと思います。この回に２点でも入れておけば、展開が変わっていたかもしれません。
４回表、鈴木選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、１−４とし、さらにヒットと２四球で１アウト満塁の大チャンスが訪れました。ここでジョンソン投手の代打西川選手がセンターへの犠牲フライで２−４としました。なお２アウト１、２塁でしたが、田中選手がまたしても初球の難しい球を打ってセカンドゴロに倒れ、チャンスを潰しました。
６回裏のカープバッテリーには呆れてしまいました。先頭の読売山本選手がヒットで出塁すると、小林選手が打席中で３番手ピッチャーの菊池保則投手が暴投し、１塁ランナーの読売山本選手が一気に３塁へ進み、さらに小林選手は空振り三振でしたが、またしても暴投で振り逃げで３塁ランナーが生還し、２−５となりました。最悪の雰囲気です。會澤選手も身を呈して止めて欲しかったです。ここが今日のポイントでしたね。さらに読売丸選手の犠牲フライで２−６とされ、ほぼ試合は決まりました。
７回裏は４番手の矢崎投手が、読売岡本選手と陽選手にそれぞれソロホームランを浴び、２−８とダメを押されました。
そのまま試合は終了しました。打線は今日も３安打でした。３安打では勝てませんよね。鈴木選手のホームランと、安部選手の２本のヒットです。２３イニングタイムリーがありません。どうなったのでしょうか？
負の連鎖は止まらないですね。ポジれる点は２番手に登板したアドゥワ投手が２イニングをしっかり抑えたところでしょうか。
明日は熊本での試合です。明日負ける事になれば、今シーズンは終戦かもしれません。先発は野村投手です。最初から飛ばして欲しいですね。読売は高橋投手です。もう打っていくしかありません。明日こそ勝ちましょう！
