広島・長野が初先発で移籍後初アーチも…終盤で競り負け
4/2(火) 21:36配信
８回中日１死満塁、中日代打・阿部に勝ち越しとなる適時打を浴びた広島・フランスア（左）＝ナゴヤドーム（撮影・北村雅宏）
「中日７−４広島」（２日、ナゴヤドーム）
広島は初先発を果たした長野久義外野手が移籍後初本塁打を放ったが、終盤に突き放された。
長野は「６番・左翼」で先発出場すると、四回に右前打を放った。さらに七回、先頭で打席に入ると、大野雄から左翼席にたたき込み、待望の勝ち越し１号ソロとなった。
しかし、チームは直後に京田に同点適時打を許し、八回に３失点と終盤で振り切られた。
鬼門のナゴヤドームで今日も重苦しい試合展開で、最後は競り負けるという、ストレスのたまる試合になりました。
１回表、広島は中日先発の大野投手から野間選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、１点を先制しました。体勢を崩されながらも、バットをうまく残して打った技ありの一発でした。
しかし、２回裏に先発ジョンソン投手が捕まります。中日福田選手に左中間へのタイムリー２ベースを浴び１−１とされ、さらに中日堂上選手に左中間へのタイムリー２ベースを浴び、１−２と逆転されました。ジョンソン投手は初回から球が高めに来ていたので、長打を浴びなければいいなと心配していましたが、悪く的中してしまいました。
３回表、２アウトから田中選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く菊池涼介選手がレフトスタンドへ逆転の２ランを放ち、３−２と逆転しました。菊池選手は今季の初ヒットがホームランになりました。中日大野投手はストレートが走っていたのですが、たまにそのストレートかわ甘く入ってきていました。菊池選手はそれを逃しませんでした。２アウトからの得点は大きかったですね。
しかし、５回裏、ノーアウト１塁から、中日加藤選手がピッチャーゴロの当たりをジョンソン投手が２塁へ悪送球をして１、２塁のピンチを作ってしまいました。ジョンソン投手が２塁にきっちり投げていれば、併殺可能なケースでした。痛いエラーでしたね。その後中日平田選手にセンター前へタイムリーを浴びて３−３の同点とされました。
そして７回表、先頭の長野選手が移籍後初となるレフトスタンドへソロホームランを放ちました。広島は再び勝ち越して４−３とします。
しかし、７回裏、広島は３番手にドラ２ルーキー島内投手が登板します。ドリヨシはここで「えっ？」と思いました。７回の終盤で１点リードしてる段階で、なぜ島内投手なんでしょうか？あまりにもタフな場面で、島内投手にはまだ早すぎるのではないかと思います。さらに、チームは連敗中でカードの初戦の重要性を考えた時、ここは島内投手ではなく、レグナルト投手ではなかったかなと…。島内投手は前回登板した時と同様、制球が定まらず、申告敬遠を含む２四球で２アウト１、３塁のピンチを作って、４番手にフランスア投手に代わります。しかし、中日京田選手にセンター前へのタイムリーを浴び、４−４の同点に追い付かれました。
さらに８回裏、先頭のビシエド選手がセンター前ヒットで出塁し、続く福田選手に死球を与えました。この死球はフランスア投手にも痛いですね。さらに続く中日高橋選手のピッチャー前の送りバントをフランスア投手が３塁への野選でノーアウト満塁の大ピンチを背負いました。このミスもかなり痛かったですね。１アウト後、中日代打阿部選手にセンター前へ２点タイムリーを浴び４−６。さらに代打渡辺選手にセンターへの犠牲フライで４−７とされました。
結局このまま試合終了となり、広島は３連敗でリーグ単独最下位になりました。対中日戦も６連敗となりました。今日の試合も守備のミスが失点につながっています。これらのミスがなかったら、接戦を勝ちきれていたかもしれません。今日は継投にも疑問が残る感じがしました。また今季もナゴヤドームは鬼門になるのでしょうか…。
明日の先発は野村投手です。ドリヨシ的には大瀬良投手に次ぐ安定感がありますので、素晴らしいピッチングをしてくれると思います。中日は吉見投手です。難敵になるかもしれませんが、チーム一丸で攻略して欲しいと思います。
とにかく明日は勝って欲しい！
