2019年01月20日
矢崎投手、今季ブレイクなるか?
カープ・矢崎 加藤改め心機一転で17年以来の1軍へ 気迫のブルペン34球
1/20(日) 9:00配信
ブルペンで投球練習する矢崎
今季登録名を加藤から変更した広島・矢崎拓也投手(24)が19日、廿日市市内の大野練習場で行われている合同自主トレに参加。ブルペンで今年初めて捕手を座らせて34球を投げ込んだ。佐々岡投手コーチが視線を送る中、順調な調整ぶりをアピール。春季キャンプでは第1クールに予定されている打撃投手から存在感をアピールし、17年以来の1軍となる開幕1軍を目指していく。
抜群の威力を持った白球が、矢崎の右腕から何度も解き放たれた。今年2度目、捕手を座らせては初めてのブルペンで直球にフォークを交え34球。「悪くなかったと思います」とうなずき、視察した佐々岡投手コーチも「どうすれば低めにいくかとか、下の使い方も試行錯誤してきた。今日も意識してるように見えた」と評価した。
実のあるオフを過ごしてきた。「ゾーンに入らないと話にならないし、課題なのでそこと向き合った」。秋季キャンプで明るい兆しを見せた制球難の改善へ、現在は投球時に右腰、右股関節が前に出るように植え付けている。また、体重も93キロから4キロ減量し「ゆっくり食べるようにしました。軽い方が力が出る」と納得顔だ。
1年目の17年はプロ初先発初勝利を挙げるなど7試合に登板したが、昨季1軍登板なし。開幕1軍へ「まず目の前のことをしっかりやっていく」と話す。春季キャンプでは第1クールから打撃投手としての登板機会があり、主に当落線上の投手が登板する予定。矢崎も登板有力で「いい状態で投げないと話にならない」とアピールへ表情を引き締めた。
登録名は加藤から昨年1月の結婚を機に変わっていた矢崎に今季から変更し、心機一転。「僕らしく頑張ります」とはにかんだ。チームに貢献するべく、背番号13の闘志は燃え続けている。
矢崎投手はデビューした2016年のヤクルト戦、あわやノーヒットノーランかと騒がれた試合で見事プロ初勝利してスタートしましたが、その後制球難などもありパッとせず、ファームで調整を続けてきました。昨年の秋のキャンプで、制球も改善され、低めへ回転のある素晴らしい球が行くようになり、佐々岡投手コーチも目を見張るようになりました。ドリヨシ的には、矢崎投手は制球さえしっかりすれば、キレのあるストレートと、落差の大きいフォークボールのコンビネーションで、相手バッターをねじ伏せる事は十分可能だと思います。それだけに、2月からのキャンプでのテスト登板が楽しみです。打撃投手、紅白戦、オープン戦としっかり結果を残して、開幕1軍を勝ち取って欲しいですね。
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