2021年09月22日
19回戦@マツダ 広島2−0読売 床田投手プロ初完封!鈴木誠也選手決勝タイムリー!
広島床田寛樹プロ初完封勝利「全力で投球」9回続投志願ピンチをチャンスに
9/21(火) 22:57
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日刊スポーツ
広島対巨人 お立ち台でガッツポーズする床田(左)と鈴木誠
<広島2−0巨人>◇21日◇マツダスタジアム
広島床田寛樹投手(26)が2年ぶりの完投をプロ初の完封勝利で飾った。9回、今季最多125球を投げ、6安打9三振無失点で4勝目を手にした。
8回まで115球を投じながら、自ら9回のマウンドを志願して、巨人を相手に最後までゼロを並べた。左腕の快投で、チームの連敗を止めた。
◇ ◇ ◇
ピンチをチャンスに変えた。2点リードの9回、先発床田は味方のミスから無死一塁とした。あと1人でも走者を出していれば交代だった可能性もあった。だが、絶対的な守護神が控えているということをプラスに捉えた。中田、ハイネマンを1球で打ち取ると、続く小林には3球勝負。最後の力を振り絞り、125球目の真っすぐで空を切らせ、試合を締めくくった。
「全力で投げようと。小林さんも(バットに)当てられるの嫌だったので思い切りいこうと。最後だと思っていた。それが逆によかったのかな」
8回を終え、すでに球数は115球に達していた。ブルペンではすでに球団の新人最多セーブに王手をかけ、新人王争いをする栗林が準備を進めていた。だが、床田は真っすぐ佐々岡監督を見つめ「行きたいです」。続投を志願した。「多分(走者が)2人出ていたら代わっていた。栗林には申し訳ないですけど、回したとしても栗林なら大丈夫だろうと。(栗林の存在が)つながったこともありますよ」。新人守護神の存在が無形の力をくれた。
今季開幕ローテ入りしながら、5月末まで1勝2敗、防御率3・98で2軍降格となった。左の柱候補と期待されながら、2軍調整は2カ月に及んだ。その間、高橋昂や玉村という年下の左腕が台頭。横山投手コーチは「彼らの姿も刺激になったはず」と相乗効果を口にする。今季最多の球数を投げ切った左腕は「暑い時期に(2軍本拠地)由宇で焼かれているので。上がってきたときも、全然楽だと思いました」。日焼けした笑顔からも、2軍での日々が無駄ではなかったことを表していた。
栗林を温存してまで続投を許可した左腕が期待に応え、佐々岡監督も手放しでたたえた。「連戦中、移動試合。長いイニングを投げてくれて良かった。ずっとこういう投球を期待していた。初完封を自信にしてほしい」。再昇格後は4試合で3勝1敗と頼もしい。左腕は「残りの試合でも試合をつくり続けて、いいものを見せたい」と初完封だけでは満足していない。【前原淳】
◆床田寛樹(とこだ・ひろき)1995年(平7)3月1日生まれ、兵庫県出身。箕面学園3年夏は大阪府大会3回戦敗退。中部学院大を経て16年ドラフト3位で広島入団。1年目の17年7月に「左肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建術・尺骨神経剥離術」の手術を受け、19年に1軍復帰。通算55試合17勝18敗、防御率3・53。今季推定年俸2700万円。181センチ、88キロ。左投げ左打ち。
今日は「床田デー」と言っていいでしょう。床田投手は今日は文句のつけようのない、素晴らしいピッチングでした。完投は2019年4月13日のDeNA戦以来2度目で、完封はプロ初です。
床田投手は序盤はランナーを背負いながらも粘りのピッチングを展開しました。読売先発の山口投手も粘りを見せ、両チーム無得点のまま5回を終了しました。
そして6回に明暗が分かれました。6回表、床田投手は読売の中軸である坂本選手、岡本選手、中田選手に全てのアウトを空振り三振で奪い、流れがカープにやって来ました。今日の試合のポイントはここだったと思います。
6回裏、読売山口投手を攻め、ヒットと四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ると、鈴木誠也選手が高めに浮いたフォークボールをセンター前に運び、タイムリーとなって1−0と先制しました。さらに続く坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、2−0としました。
床田投手は5回以降、2塁を踏ませないピッチングで読売打線を抑えこみました。9回表は先頭の読売ウィーラー選手のショートゴロの当たりを小園選手が後逸して出塁させてしまいました。イヤな流れになるかなと心配しましたが、センター上本選手の超ファインプレーもあって無失点で切り抜け、見事完封勝利を飾りました。前回登板は読売戦で被安打3で負け投手になりましたが、そのリベンジをしっかり果たす事ができました。今日はストレート、カーブ、ツーシーム、パームボールなど、どれを取ってもほぼ完璧に決まっていました。125球を投げて6安打2四死球でした。
床田投手の完封を決めた時の笑顔が印象的でしたが、それ以上にキャッチャーの會澤選手がすごく喜んでいた姿を見て、少しうるっときましたね。
さて、明日のカープの先発は九里投手です。ここ数試合は集中力を欠いたピッチングをしているように感じたので、明日は初回から集中して投げて欲しいです。読売は戸郷投手です。試合は作りますが失点がやや多い傾向があります。もしかしたら明日は打撃戦になるかもしれませんが、カープは機動力を遺憾なく発揮して、試合を優位に進めたいですね。
2021年09月20日
19回戦@神宮 広島2−2東京ヤクルト(9回今季特別ルールにより引き分け) 森下投手好投も8回に捕まり痛恨のドロー。
広島・森下が神宮で36イニングぶり失点 8回2失点好投も7勝目お預け
9/20(月) 20:17
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デイリースポーツ
8回、ヤクルト・塩見に適時打を浴び、汗をぬぐう広島・森下=神宮球場(撮影・西岡正)
「ヤクルト2−2広島」(20日、神宮球場)
広島の森下暢仁投手は8回7安打2失点でマウンドを降り、勝ち負けはつかなかった。試合はそのまま引き分けた。
2−0の八回につかまった。下位打線への連打から1死一、二塁とされると塩見の中前適時打で1失点。さらに青木にも左前適時打を許し、この回2失点。試合が振りだしに戻った。
七回までは快投を続けてきた。力のある直球に100キロ台のカーブ、チェンジアップを織り交ぜて的を絞らせなかった。
前回登板から中5日。この試合前まで神宮球場では、通算4戦で2勝0敗、防御率0・60と抜群の成績を残していた。同球場では20年9月19日の三回から、この日の七回まで35イニング連続無失点だったため、36イニングぶりの失点になった。
後半戦はこれで6試合に登板し勝利がない。それでも8回2失点にまとめた投球は、次回につながる。
今日の森下投手は残念な結果となってしまいました。やはり、打線が追加点を奪えなかったのが、今日の引き分けにつながったのではないでしょうか。
先発の森下投手は今日は球のキレも制球も抜群でした。ストレートに威力があり、ブレーキの効いたカーブやチェンジアップも冴え渡り、ヤクルト打線を翻弄しました。7回まで無失点のピッチングでした。
しかし、2−0で迎えた8回裏、1アウト後、ヤクルト代打宮本選手、代打川端選手の連打で1、2塁とされると、ヤクルト塩見選手にセンター前タイムリーを浴びて2−1。さらにヤクルト青木選手にレフト前タイムリーを浴びて2−2の同点に追いつかれました。森下投手はこの前の8回表はランナーとして最後まで残っていたのですが、この影響があったかどうかは定かではありませんが、森下投手自身、すごく悔しいと思います。
打線は5回表、ヤクルト先発の石川投手を攻めて、先頭の石原選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1−0と先制しました。さらに続く菊池涼介選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、2−0としました。
しかし、その後追加点が奪えないまま試合が進みます。そして8回表の攻撃です。ヤクルト2番手の大下投手から、先頭の林選手が右中間への2ベースで出塁。代走に曽根選手が入ります。が、続く森下投手が送りバントをしましたが、3塁で曽根選手がアウトになり、送りバントは失敗になりました。1アウト1塁になり、続く西川選手がライト前ヒットで1、2塁と再びチャンスメイクしましたが、小園選手がセカンドゴロ、上本選手がボテボテのピッチャーゴロに倒れて、チャンスを潰しました。またしても不可解な無策采配でした。8回というイニングで、小園選手や上本選手のところで代打を送り込むのがセオリーではないでしょうか?そもそも、6回の守備から正隨選手を何故上本選手に代えたのか、全く意味がわかりません。正隨選手に何かアクシデントがあったのなら仕方ありませんが、そうでない感じなので、何故代えたのか、本当にわかりません。8回表のイニングだからこそ、選手総動員で点をもぎとるべきところなのに…。佐々岡監督の勝負勘のなさをまたしても露呈してしまいました。
結局この8回表のチャンスを潰したのが、この試合のポイントになってしまいました。流れがヤクルトに傾いてしまいました。でも、よくドローで終わったと思います。負けていてもおかしくなかったと思います。
さて、明日からはマツダスタジアムで読売との3連戦です。明日のカープの先発は床田投手です。前回の読売戦で3安打しか打たれていないのに負けてしまいました。明日はきっちりリベンジしましょう。読売は山口投手です。不安定な内容が続いていますので、打線の爆発に期待したいところですね。
2021年09月19日
18回戦@神宮 広島1−5東京ヤクルト 今日も拙攻の12安打で1得点。再び借金16に逆戻りで自力CSの可能性消滅。
広島敗戦で借金16 自力でのCS進出の可能性消滅 12安打でわずか1得点の拙攻
9/19(日) 21:02
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デイリースポーツ
7回、見逃し三振に倒れた鈴木誠(中央)の横を選手交代を告げに向かう佐々岡監督(左)=撮影・西岡正
「ヤクルト5−1広島」(19日、神宮球場)
広島は2桁12安打を放ちながら1得点と決め手を欠き、2連敗。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。
3点を追う三回2死二、三塁の好機で5番・坂倉が二ゴロに倒れて無得点。五回は野間の適時打で1点をかえして3点差としたが、なおも無死一塁で小園が一ゴロ併殺。2死走者なしから西川が二塁打で好機を演出するも4番・鈴木誠が三ゴロに打ち取られた。
七回も1死一、二塁と攻め立てるも西川、鈴木誠が連続三振で、好機を逸した。
先発・高橋昂は初回、青木と村上に被弾して3点を失い、4回7安打4失点。投打がかみ合わず、借金は再び今季ワーストタイの「16」まで膨らんだ。
もはや今季は夢も希望もなくなってしまいました。相変わらず拙攻に次ぐ拙攻の11残塁で敗戦。借金は再び今季ワーストタイの16になりました。
先発の高橋昂也投手は立ち上がりから制球が定まらず、1回裏、先頭のヤクルト塩見選手に死球を与え、続くヤクルト青木選手にライトスタンドへ2ランを浴びて0−2と先制されました。さらに1アウト後、ヤクルト村上選手にライトスタンドへソロホームラン(史上最年少記録となる通算100号)を浴びて0−3とされました。
さらに4回裏は、1アウト3塁からヤクルト塩見選手にセンター前タイムリーを浴びて0−4とされました。高橋昂也投手は2回、3回こそ無失点で切り抜けましたが、制球が悪く、常にカウント負けしていました。制球力向上が来季に向けての課題ですね。結局高橋昂也投手は4回7安打4失点で降板となりました。
打線は5回表、ヤクルト先発の原投手を攻め、先頭の代打田中広輔選手がセンター前ヒットで出塁。暴投で2塁へ進塁すると、野間選手がセンター前タイムリーを放ち、1−4としました。ここからカープの反撃開始と思いきや、続く小園選手がファーストゴロ併殺で2アウトランナーなしに。続く西川選手がライトオーバーの2ベースを放つも、鈴木誠也選手がサードゴロで倒れ、ちぐはぐな攻撃になりました。そのちぐはぐな攻撃はこの5回だけでなく、3回は2アウト2、3塁のチャンスで坂倉選手がセカンドゴロでチャンスを潰し、7回は1アウト1、2塁のチャンスで西川選手と鈴木誠也選手が連続三振に倒れてチャンスを潰すなど、ヤクルトより多い12安打を放ちながら、得点はわずか1点でした。
8回裏は4番手のバード投手が1アウト2塁からヤクルト塩見選手にタイムリーを打たれ、1−5となり、試合が決まりました。
打線につながりがないのはかなり深刻ですね。得点力が不足しているのは、打順の組み方と、各選手が試合の流れを感じ取って、各自の役割を考えているのかという点に問題があると思います。朝山バッティングコーチらはそのあたりはどう考えているのでしょうか?強いて言えば、佐々岡監督に選手一人一人に対するマネジメントがしっかり出来ているのかどうか、甚だ疑問が残ります。打順については、ドリヨシは詳しく指摘したいところですが、長くなるので今日は言いません。が、一言言わせてください。田中広輔選手と正隨選手をスタメンで起用して欲しいです。
チームは今日の敗戦で、自力でのクライマックスシリーズへの出場の可能性が消滅しました。ほぼBクラスが確定と言っていいかなと思います。今のチームの状況から見て、奇跡的な事が起こる可能性はないでしょう。5位DeNAに3ゲーム差となり、最下位という危機的状況にあります。カープファンとしては、今季最終戦まで1試合でも多く勝ち試合が見たいです。なので、最後の最後まで全力プレーを見せて欲しいですね。
明日のカープの先発は森下投手です。とにかく最初から飛ばして行って欲しいですね。ヤクルトは石川投手です。今季の石川投手はしっかり試合を作っていきます。なので粘り強い攻撃が求められます。
2021年09月18日
18回戦@マツダ 広島2−4横浜DeNA 大瀬良投手7回1失点好投も実らず。終盤守備のミスなどで勝ち越される。
広島 大瀬良7回1失点も敗戦 終盤に失策と押し出しで失点 鈴木誠29号ソロも空砲
9/18(土) 16:49
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デイリースポーツ
8回、佐野の打球を坂倉がファンブルして適時失策となり、勝ち越しを許す(撮影・立川洋一郎)
「広島2−4DeNA」(18日、マツダスタジアム)
広島はDeNAに敗れ、5位浮上とはならなかった。
0−1の四回に菊池涼の適時打で一時同点とするも八回に登板した2番手・塹江が捕まった。2安打を許し、1死一、三塁とすると佐野の一ゴロを坂倉がファンブル。失策で勝ち越しを許した。
さらに、満塁から代わった菊池保が宮崎に押し出し四球を与え、さらに森の犠飛で2点を失った。八回に鈴木誠が29号ソロを放つも反撃は及ばなかった。
先発の大瀬良は7回4安打1失点。これで7月6日のDeNA戦から8試合連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成したが、打線の援護に恵まれず、7勝目はお預けとなった。
DeNAは先発の京山が6回2/3を投げ、6安打1失点と好投。九回はこの日、ベンチ入りメンバーを外れた守護神・三嶋に代わって山崎康が登板。1回無失点に抑え、今季初セーブを挙げた。
またしても接戦に弱いカープの脆さが露呈されました。正直勝てる試合を落としています。こんな試合を何度見たことか…。
先発の大瀬良投手は7回4安打1失点の好投を見せました。1回表、先頭のDeNA桑原選手にレフト線への2ベースで出塁され、送りバントで1アウト3塁とされると、DeNA佐野選手のセカンドゴロの間に生還され、1点を先制されました。しかし、失点はこの1点のみで、2回以降はDeNA打線を無失点に抑える好投を見せました。ストレート、スライダー、カットボールとどれもキレがあり、コーナーにもしっかり決まっていました。
打線は4回裏、DeNA先発の京山投手を攻め、2アウト1、3塁から菊池涼介選手がライト前に技ありのタイムリーを放ち、1−1の同点に追いつきました。しかし、今日のDeNA京山投手も大瀬良投手同様に素晴らしいピッチングを展開し、なかなか追加点が奪えませんでした。
そんな中、7回裏2アウト後、代打安部選手が四球を選び出塁しました。ドリヨシはここで思ったのですが、2アウトランナーなしで、チャンスでない場面なので、大瀬良投手が打席に入って8回も投げさせるかなと思いました。それまでの球数は93球なのでもう1イニングはいけると思ったところで代打安部選手を送った佐々岡監督の意図がわかりません。
続く野間選手がレフト前ヒットを放ち、2アウト1、3塁とチャンスを作りました。ここでDeNAは先発京山投手から左腕の砂田投手にスイッチしました。こうなればカープも勝負をかけなくてはいけないので、右の代打の長野選手、もしくは中日戦で逆転3ランを放った正隨選手を起用するだろうと思いましたが、佐々岡監督は動かず、そのまま小園選手を打席に送りました。小園選手はボテボテのピッチャーゴロに倒れ、チャンスを潰してしまいました。今日の試合のポイントになった場面でした。何故佐々岡監督は動かなくていい場面で動き、動かなくてはならない場面で動かないのでしょうか?勝負勘のなさは相変わらずですね。
8回表、流れはDeNAに行ってしまいました。ピッチャーは2番手に塹江投手が登板しました。が、ドリヨシは島内投手がベストではないかと思いました。9番代打から打順がトップに戻るところで、球の強い島内投手がいいと思ったのですが…。先頭のDeNA代打の大和選手にライト前ヒットで出塁され、送りバントで1アウト2塁。続くDeNA柴田選手がライト前ヒットで1、3塁とされ、続くDeNA佐野選手のファーストゴロの当たりを坂倉選手がファンブル。3塁ランナーが生還して1−2と勝ち越されました。坂倉選手に是非捕球して、3塁ランナーをアウトにして欲しかったのですが、残念です…。なお1アウト満塁としたところで、3番手の菊池保則投手に代わりました。が、DeNA宮崎選手に押し出しの四球を与えて1−3。さらにDeNA森選手にセンターへの犠牲フライを打たれ1−4と一気にリードを広げられました。
やはり、7回裏のチグハグな采配で、試合の流れをDeNAに渡した結果となりました。
8回裏にはDeNA3番手のエスコバー投手から鈴木誠也選手がバックスクリーン左へソロホームランを放ち、2−4としましたが、反撃もここまででした。
これでチームは5位DeNAに2ゲーム差に広げられました。今日の試合、前の試合の中日戦で大活躍した正隨選手を何故スタメンで起用しなかったのか、疑問が残りました。7回裏の采配もおかしかったですし、一体首脳陣は何を考えているのでしょうか?毎回言ってますが、試合勘が全くないように思えてなりません。
さて、明日からは神宮でヤクルトとの2連戦です。カープは高橋昂也投手が先発です。ここ2試合は試合を作っています。なので明日も粘りのピッチングに期待します。ヤクルトは原投手です。実際に投げてみないとわからないところがあるので、漬け入るスキはあると思いますが、首脳陣の采配次第かもしれません。
2021年09月17日
今日の広島−横浜DeNA18回戦は台風接近のため中止になりました。
台風14号の接近で広島-DeNAが中止
9/17(金) 11:22
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デイリースポーツ
マツダスタジアム
「広島−DeNA」(17日、マツダスタジアム)
広島対DeNA18回戦は台風14号による悪天候が見込まれるため、中止が発表された。
球団公式ウェブサイトによると、17日中は台風接近のため入場券の払い戻し窓口は営業しない。18日から24日まで、球場正面3塁側入場券売場にて払戻しを行うとしている。
台風14号は九州西部から西日本へ接近している。
今日は早々の中止の発表でした。台風が接近中なので、賢明な判断だと思います。山陽新幹線も計画運休するらしいので、遠方から駆けつけるファンの皆さんの事を考えると、早々の中止発表は良かったと思います。
ということで、カープは明日から9連戦ということになります。できるだけ多くの勝ち試合が見たいですね。
2021年09月15日
22回戦@バンテリンドーム 広島5−3中日 正隨選手値千金の逆転3ラン含む4打点の活躍!栗林投手24セーブ目!
広島・正隨が逆転3ラン含む4打点の活躍 批判覚悟で起用した指揮官の期待に一発回答
9/15(水) 21:58
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東スポWeb
広島・正隨(東スポWeb)
広島・正隨優弥外野手(25)が指揮官の抜てきに一発回答≠ナ応えた。15日の中日戦(バンテリン)に「3番・左翼」で2試合連続で先発出場。3ランを含む4打点を挙げる大活躍でチームの連敗を4で止め、3年目にして初のヒーローとなった。
0―3の5回二死一、二塁で相手先発笠原から反撃のノロシとなる右前適時打を放ち、1点を返す。さらに最大の見せ場は2点を追う7回だ。一死一、二塁から3番手・福の初球、139キロ直球を叩くと、打球は左翼へ突き刺さる逆転1号3ランとなった。「自分のスイングで捉えることができて良かった。昨日ふがいない結果だったので何とか取り返してやろうと思った」と、してやったりの表情を浮かべた。
ウエスタンではリーグ2位の11本塁打を放つなど、70試合で打率2割9分3厘、40打点の好成績を引っ提げて9日に再昇格。ところが、一軍では自慢の長打力が発揮できず、この試合前までは打率は1割にも満たず、前日14日はプロ初のクリーンアップを任されて硬くなったのか、4タコに倒れた。
それでも佐々岡監督は周囲からの批判も覚悟で正隨を3番で起用。前日は「打撃が良くて上がったわけだし、使ってみたかった。本人にとっても、こういうチャンスをモノにできるかというところだと思う」と期待を寄せていた。
もっか売り出し中の坂倉、小園、林は左打者とあって、主砲・鈴木誠に続く右の大砲候補に正隨が名乗りを上げた。
東京スポーツ
今日も中盤まではチームに重苦しい雰囲気が漂っていましたが、その重苦しさを晴らしたのは正隨選手でした。まさに「正隨デー」になりました。
先発の玉村投手は今日も試合を作ってくれました。決して悪くはなかったと思います。しかし、2回裏、2アウト1塁から中日堂上選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて0−2と先制されました。高めのボール球のストレートをうまくしばかれた感じでした。打った堂上選手がうまかったと言うべきでしょう。
4回裏はノーアウト満塁の大ピンチで、中日高橋選手に犠飛を打たれて0−3となりました。しかし、なおも満塁のピンチでしたが、後続を抑えて、最小失点で切り抜けたのは大きかったですね。
打線はと言うか、今日は正隨選手の逆襲は5回から始まります。5回表、中日先発の笠原投手を攻め、2アウト1、2塁から正隨選手がライト前タイムリーを放ち、1−3としました。直前に中日に3点目を奪われた後の得点だけに、この1点は大きかったですね。
そして7回表、中日3番手の福投手を攻めて、先頭の代打上本選手が10球粘って四球を選び、出塁しました。今のカープ打線に必要なのはこのような粘りなんです。相手チームからいやらしいと思われる野球をしないと、勝てないと思います。この上本選手の四球が、今日の試合のポイントだと思います。続く野間選手がセンター前ヒットでつなぎ、1、2塁とします。そして1アウト後、正隨選手が初球を叩いてレフトスタンドへ3ランを放ち、4−3と一気に逆転に成功しました。正隨選手の持ち味の長打力がこの場面で発揮され、ドリヨシは正隨選手は何か持っているなと感じました。
8回表には中日4番手の藤嶋投手を攻め、ノーアウト1、3塁から上本選手がライトへの犠牲フライを打ち、5−3とリードを広げました。今日は表のヒーローが正隨選手ならば、裏のヒーローは上本選手だと思います。正隨選手の逆転3ランのお膳立てをしましたし、地味に貴重な追加点の犠飛を放っています。
先発の玉村投手は4回64球で降板しました。ドリヨシ的にはもう少しイニングを投げさせてもいいのかなと思いましたが、チーム事情を考えると、仕方ないのでしょうか。5回からは継投に入り、島内投手、森浦投手、ケムナ投手、塹江投手、そして守護神栗林投手と、きっちり無失点リレーが完成しました。
これでチームは4連敗でストップしました。3番手に投げた森浦投手が3勝目、栗林投手が24セーブをマークしました。
さて、明日はカープは試合がありません。あさってから10連戦がスタートします。あさってからはマツダスタジアムでDeNAとの2連戦です。まずはこのDeNA戦で連勝して、最下位を脱出しましょう!
そして、あさっても正隨選手を3番レフトスタメンで起用しましょう。生きのいい選手はどんどんスタメンで起用しないと、若手選手のモチベーションが上がりませんからね。
2021年09月14日
21回戦@バンテリンドーム 広島1−10中日 森下投手6回6失点炎上。打線今日も沈黙で會澤選手のタイムリーの1得点のみ。
広島 大敗で4連敗 森下乱調で7敗目 中日は今季初の5連勝
9/14(火) 20:33
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デイリースポーツ
3回、京田(右)に左前打を打たれ汗をぬぐう森下(撮影・立川洋一郎)
「中日10−1広島」(14日、バンテリンドーム)
広島が今季5度目の4連敗となった。先発の森下は6回8安打6失点と炎上し、プロ最長となる5戦連続未勝利。チームワーストの7敗目を喫した。
二回に木下拓の適時二塁打で先制点を献上。三回は福留、五回には大島に適時打を許し、小刻みに失点した。
六回には振り逃げと四死球で2死満塁とすると代打・堂上に走者一掃の3点タイムリーを浴びた。プロ最多の3暴投を記録するなど制球が乱れ、精彩を欠いた。
打線は四回、会沢の適時打1点に終わり、つながりを欠いた。これで4試合連続1得点と深刻な得点力不足に陥っている。
中日は先発した松葉が6回4安打1失点と好投し、4勝目。投打がかみ合い、今季初となる5連勝を飾った。
カープの選手には戦う姿勢、ファイティングポーズが見られませんね。目標を失ったチームの行く末を見ている感じです。
先発の森下投手は6回8安打6失点と炎上し、自身プロ最長となる5戦連続未勝利となりました。2回裏に中日木下選手にセンターオーバーのタイムリー2ベースを浴びて先制を許しました。3回裏は中日福留選手にレフト前タイムリーを浴びて0−2。1−2で迎えた5回裏は中日大島選手にセンター前タイムリーを浴びて1−3とされました。
そして6回裏、1アウトから中日渡辺選手を三振に打ち取るも、チェンジアップが暴投となり振り逃げになりました。2アウトから四死球2つで満塁とされると、中日代打堂上選手に右中間を破る走者一掃のタイムリー2ベースを浴びて1−6とされ、試合が決まりました。森下投手はプロワーストとなる暴投3つを記録しました。110球を費やして、変化球の制球に苦しみました。
ドリヨシとしては、森下投手は一旦ファームでリフレッシュしてもらうのがベターかなと思います。技術的なものは問題ないと思いますが、肝心なのはメンタル面のところかと考えます。勝ちたいという思いが先行して、試合に入っていけてない感じがしました。
7回から継投に入りました。7回裏は2番手の菊池保則投手が無失点に抑えました。しかし、8回裏に3番手で登板した矢崎投手がいけません。ヒットと2つの四球などで1アウト満塁のピンチを背負うと、中日京田選手にライト前タイムリーを浴びて1−7。さらに中日堂上選手にライト前へ2点タイムリーを浴びて1−9とダメを押されました。矢崎投手は1軍に昇格しても、毎回同じ失敗を繰り返しています。厳しい事を言うようですが、矢崎投手は終わっています。全く修正できていませんね。デビュー戦のヤクルト戦、あわやノーヒットノーランという素晴らしいピッチングは、一体何だったのでしょうか。
打線は4回表、中日先発の松葉投手を攻め、2アウト1、3塁から會澤選手がセンター前タイムリーを放ち、1−2としました。しかし、今日の試合はこの1得点のみでした。散発の5安打では勝てませんね。ドリヨシが思うに、各打者はただ単に打席に入って打っているような、そんな感じがします。つなぐ意識とか、試合の流れとか、相手ピッチャーとの駆け引きとか、様々なケースでの役割とか、ほとんど考えていないのではないでしょうか。これでは相手ピッチャーを攻略するとか考える以前の問題になりそうです。強いて言うならば、朝山コーチや迎コーチ、河田コーチらは戦略をしっかり立てているのか、疑問が残ります。
これでチームは4連敗になり、借金は15に膨らみました。とにかく、選手の皆さんに覇気がありません。投手陣も野手陣も閉塞感があります。このままだとカープは再び暗黒時代に突入してしまいそうで、ファンの一人としてかなりの危機感があります。首脳陣を刷新する以外に道はないかなと思います。
明日のカープの先発は玉村投手です。試合は作っていますので、明日も期待していいと思います。中日は笠原投手です。2年ぶりの1軍登板となります。しかし、カープは笠原投手を苦手にしている傾向があります。なので、油断することなく、全集中で攻撃したいところです。
2021年09月12日
18回戦@マツダ 広島1−2読売 接戦を落とす。床田投手7回2失点好投実らず。得点は鈴木誠也選手のソロ弾のみ。
広島は巨人に競り負け 鈴木誠の28号が空砲に
9/12(日) 21:28
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サンケイスポーツ
二回、本塁打を放った広島・鈴木誠=マツダスタジアム(撮影・水島啓輔)
(セ・リーグ、広島1ー2巨人、18回戦、巨人10勝7敗1分、12日、マツダ)広島・鈴木誠也外野手(27)が二回、菅野キラーぶりを発揮する28号同点ソロを放った。
「打ったのはストレート。同点につながるホームランになって良かったです」
1球目のシュートを見逃しストライク、2球目のフォークを空振りして追い込まれたが、3球目の内よりの146キロを力強く引っ張った。本塁打を確認すると、表情を変えることなくダイヤモンドを一周した。
Gのエースとは試合前時点で12打数6安打、4本塁打と好相性を誇る。昨年まで通算での対戦成績は打率・213、0本塁だったが、4月9日の巨人戦(マツダ)の初本塁打をキッカケに5戦5発とカモにする。
東京五輪は全5試合で4番を務め金メダルを獲得した。7、8月は月間MVPをプロ9年目で初受賞。9月は球団タイ記録の6試合連続本塁打をマークするなど、この一発を含め11試合9本塁打と勢いは加速している。
「ファンの皆さまが楽しみに(球場に)来てくれる。少しでもいい思い出になるように僕自身もチームも頑張る」
野手キャプテンとしてナイン全員の思いを代弁したが…。七回、先発の床田が小林に今季1号ソロを浴びて、万事休す。空砲となってしまった。
カープ床田投手と読売菅野投手の投手戦は、本当にわずかな差で床田投手が敗れてしまいました。とはいえ、床田投手はナイスピッチングでした。
床田投手は7回を投げて3安打2失点の好投でした。1回表、連打などで1アウト2、3塁のピンチを迎え、読売岡本選手のサードゴロの間に先制点を献上しました。なおも2アウト1、2塁のピンチでしたが、読売松原選手を見逃し三振に仕留めました。
2巡目からはカーブと新たに習得したパームボールを織り交ぜ、緩急自在のピッチングで、2回から5回までは1人のランナーも許しませんでした。
1−1で迎えた6回表は2つの四球で2アウト1、2塁とされましたが、読売中島選手をショートゴロに打ち取り、ピンチを脱しました。
しかし、7回表、2アウトから読売小林選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて1−2と勝ち越されました。カウント1−0からのスライダーを運ばれましたが、決して甘い球ではなかったと思います。出会い頭の事故みたいな感じでした。床田投手にとっては不運としか言いようがありません。なにせ3安打しか打たれてないのですから、ほぼ完璧な内容だったと思います。
打線は読売先発の菅野投手を打ち崩すことが出来ませんでした。しかし、完璧に抑えられていた訳でもありません。2回裏、先頭の鈴木誠也選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1−1の同点としました。その後2アウト1、2塁としましたが、床田投手が空振り三振に倒れました。この場面は仕方ありません。3回裏は2アウト1、2塁とチャンスでしたが、坂倉選手がセカンドゴロに倒れて無得点でした。
そして4回裏、1アウト後、林選手がレフト前ヒットで出塁しましたが、続く會澤選手の打席の時に1塁ランナーの林選手が飛び出して挟殺されました。林選手がサインを見間違えた可能性があります。2アウトランナーなしになった後、會澤選手がライトオーバーの2ベースを放ちました。たらればは言いたくありませんが、林選手の走塁ミスが響きました。結局続く床田投手がサードゴロに倒れて、無得点に終わりました。ここが今日の試合のポイントだったと思います。菅野投手は鈴木誠也選手の一発の後、かなり神経を使ってピッチングして、やや制球が甘くなっていたのですが、カープ打線が攻めきれませんでした。
結局1−2で接戦をモノにする事が出来ませんでした。接戦を勝ちきれないのは弱いチームの証ではないでしょうか。攻撃面で走塁ミスやバントなどの小技のミスをしてしまうと、相手チームにプレッシャーがかかりませんし、味方チームの士気が上がりません。チームはこれで3連敗で、単独最下位に戻ってしまいました。3位までは12ゲームに広がり、逆転CS出場はもはや風前の灯になりました。カープファンとしては、秋風が身に染みるようになってきそうです。
さて、あさってからは名古屋に移動して中日との2連戦です。とにかくまず勝ちましょう。勝たないと話が始まりません。
2021年09月11日
18回戦@マツダ 広島1−4阪神 打線沈黙阪神秋山投手の前に7回2アウトまで無安打。高橋昂也投手阪神マルテ選手の一発に泣く。
広島 わずか3安打で2連敗 高橋昂 粘りの投球も一発に泣く
9/11(土) 16:44
配信
デイリースポーツ
戦況を見守る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
「広島1−4阪神」(11日、マツダスタジアム)
打線が沈黙した広島が、首位・阪神に2連敗を喫した。
阪神先発・秋山の前に苦しめられ、七回2死まで無安打。完全に流れを握られた。七回2死で3番・西川が“ノーノー阻止”の10号ソロで1点をかえしたものの、得点はこの1点のみ。わずか3安打。完封負けを免れるのが精いっぱいだった。
先発・高橋昂は五回まで粘りの投球で無失点に抑えたが、六回、マルテに痛恨の先制3ランを被弾。無死一、二塁のピンチで、カウント2−2から真ん中に入った直球をマルテに完璧にはじき返された。5回0/3を7安打3失点。一発に泣き、今季5敗目を喫した。
またしても阪神秋山投手に牛耳られました。確かに秋山投手はいいピッチャーですが、打線がしっかり対策をしていたのかどうか疑問が残ります。
先発の高橋昂也投手は5回0/3を投げて7安打されながらも3失点と粘りのピッチングを見せました。しかし、打線の援護がなく、5敗目を喫してしまいました。
5回までランナーを出しながらも踏ん張り、無失点ピッチングをしていました。しかし、6回表、先頭の阪神中野選手にレフト前ヒット、続く阪神サンズ選手には四球を与えてノーアウト1、2塁のピンチを招くと、阪神マルテ選手への5球目の142キロのストレートが甘く入り、左中間スタンドへ3ランを浴びて、0−3とされました。高橋昂也投手の唯一の失投だったかもしれません。それまで粘りのピッチングをしてきていただけに、このホームランはかなり痛かったですね。
打線は阪神秋山投手の前に、7回2アウトまでノーヒットノーランを継続されていました。ランナーは鈴木誠也選手の死球のみで、完璧に抑えられていました。
7回2アウトから、西川選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、1−3として、ノーヒットノーランを阻止しました。
2点差に迫り、さあこれからというところで、8回表に4番手のケムナ投手が捕まりました。1アウト1、3塁から阪神ロハス選手にレフト前タイムリーを浴びて1−4とされ、戦意喪失となりました。
結局1−4で昨日に続いて連敗となりました。ドリヨシ的には、これで逆転CS出場は限りなく不可能に近くなったと感じました。なんとかしようという、選手の皆さんの気迫が感じられません。今日は高橋昂也投手はよく頑張ったと思います。野手の皆さんがもっと知恵を絞って、難敵の阪神秋山投手に立ち向かって欲しかったです。
明日はマツダスタジアムで読売との対戦です。ナイターで行なわれます。カープの先発は床田投手です。前回ヤクルト戦では7回1失点の好投でした。読売打線が少し調子を落としていますので、床田投手の素晴らしいピッチングが期待できます。読売は中4日で菅野投手です。前回DeNA戦では5回途中7失点KOでした。ドリヨシ的には菅野投手は本調子ではないと思いますので、打線はつけ入るスキは十分あると考えます。明日はしっかり勝って、連敗を止めましょう。
17回戦@マツダ 広島1−4阪神 打線振るわず犠飛の1点のみ。大瀬良投手6回3失点粘投も実らず。
広島鈴木誠也7戦連発ならず「サクが勝負避けられ難しく」若手のかがみに
9/10(金) 22:51
配信
日刊スポーツ
広島対阪神 7回裏広島2死一塁、三ゴロに倒れる鈴木誠。投手及川(撮影・前田充)
<広島1−4阪神>◇10日◇マツダスタジアム
広島鈴木誠也外野手(27)が阪神17回戦(マツダスタジアム)で2打数無安打2四球に終わり、連続本塁打が6試合で止まった。
第1打席は四球、第3打席も申告敬遠。ほか2打席は遊ゴロ、三ゴロに倒れ、巨人王貞治、阪神バース以来の7試合連続アーチのプロ野球記録はならなかった。チームは敗れ、5位に後退した。
◇ ◇ ◇
7回2死一塁から、鈴木誠の打球が三塁へのゴロとなった瞬間、スタンドからため息がもれた。3日から続いた連続本塁打は、プロ野球記録にあと1試合及ばなかった。
ただ、らしさを貫いた。5試合連続で本塁打を記録していた第1打席は、フルカウントから外角球を見極めた。3回の2打席目はカウント3−1から一塁塁審にスイングの判定をされるも、四球を選ぼうと我慢した(結果7球目を遊ゴロ)。2点差の5回2死二塁は申告敬遠。偉大な記録がかかった試合でも、チームのためにプレー。試合後も「負けたので、仕方ないです」と、チームに貢献できない悔しさをにじませた。
もともと、個人記録にあまり興味がない。だが今季、チームは振るわず、シーズン序盤から下位に低迷。自身も前半戦は新型コロナ感染やワクチンによる副反応などの体調不良あり、思うような打撃ができなかった。シーズン終盤にようやく手応えを感じ始めた。連続本塁打の記録を伸ばしても「フォア・ザ・チーム」の精神は変えなかった。
6戦連発はランス、新井と並ぶ球団記録。新井は15年から18年までともにプレーし、4番道を学んだ先輩でもある。あの日の見た後ろ姿を、今は自分が後輩に示そうとしている。スタメンに後輩が増えたときには「僕が打てなくなるとサク(5番坂倉)が勝負を避けられて打撃が難しくなってくると思う。僕が若いときは新井さんたちがいたからいい結果を残せていたのだと思う」と主軸の自覚を口にした。自分のためではなく、チームメートのため。その姿も、若手のかがみになる。
結果に一喜一憂することなく、目の前の1球、1打に全神経を注いだことで、6試合連続本塁打を積み重ねた。記録が止まっても、鈴木誠は鈴木誠であり続ける。新たに視線を据えるものは、次の1球、次の1スイングだけだ。【前原淳】
前半はがっぷり四つの投手戦でしたが、後半は阪神の粘りある攻撃にカープ投手陣が踏ん張りきれませんでした。
先発の大瀬良投手は、6回10安打3失点で降板しました。
1回表は1アウト3塁から阪神糸井選手のセカンドゴロの間に1点を先制されました。2回からは立ち直ったものの、1−1で迎えた6回表に捕まりました。先頭の阪神糸原選手のセンター前ヒットを足がかりに1アウト満塁とされると、阪神代打サンズ選手にセンター前タイムリーを浴びて1−2。さらに阪神中野選手にもセンター前タイムリーを浴びて1−3とされました。このイニングだけで5本のヒットを浴びました。今日の大瀬良投手は結構逆球が目立った感じがしました。前半はそれでも球威とキレがあったので抑えていましたが、6回表はその球威とキレがなくなってきたところを連打されました。
7回からは継投に入りましたが、8回表には3番手の森浦投手が登板しましたが、1アウト満塁のピンチを作ったところで、4番手のバード投手に代えました。しかし、阪神近本選手にレフト前タイムリーを浴びて1−4とされ、ほぼ試合が決まりました。
打線は1回裏、阪神先発の西勇輝投手を攻め、1アウト満塁から坂倉選手がライトへの犠牲フライを打ち、1−1の同点としました。が、この1点が唯一の得点でした。出来れば坂倉選手にはヒット以上でつなげて欲しかったです。西投手をKOするには、立ち上がりの不安定な時にしっかり打ってペースを完全に崩すしかありません。この1回裏の攻撃が今日の試合のポイントだったと思います。
5回裏にも2アウト満塁のチャンスがありましたが、坂倉選手がショートフライに倒れてチャンスを潰しました。
6回裏は阪神2番手の小川投手から、ノーアウト1、2塁のチャンスを作りましたが、林選手がセカンドゴロ併殺。続く代打會澤選手がサードゴロに倒れ、チャンスを潰しました。
得点機は3度ありましたが、結局犠飛の1点のみで、タイムリーはありませんでした。あと1本が出ませんね。しかし、以前の打線と違って、期待感は膨らんできていると思います。
さて、明日はデーゲームです。カープの先発は高橋昂也投手です。前回ヤクルト戦では6回無失点で3勝目をマークしています。明日も好投に期待しましょう。阪神は秋山投手です。ローテーションを崩してまでカープに当ててきました。何としても、前回と同様に立ち上がりの秋山投手を攻め込んでいきたいところです。