2019年11月05日
2019世界野球WBSCプレミア12オープニングラウンド@桃園国際野球場 日本8−4ベネズエラ 8回劇的な逆転で白星スタート!菊池選手と鈴木選手が2打点の活躍!
侍ジャパンが辛勝発進!八回に一挙6点で逆転 稲葉監督は坂本に代打山田の執念采配
11/5(火) 22:48配信
8回、同点適時打を放ち、ベンチに戻りナインとタッチを交わす菊池
「プレミア12・1次ラウンド、日本8−4ベネズエラ」(5日、桃園国際野球場)
侍ジャパンが1次ラウンド初戦で辛勝発進。執念の逆転勝ちを飾った。
負けられない戦いで、稲葉監督が苦渋の決断を下した。2点を追う八回、1死満塁。不振に苦しむ1番・坂本(巨人)に代打・山田(ヤクルト)を起用。山田は際どいボール球を見極め、押し出し四球を選んだ。
押せ押せムードが生まれ、2番菊池(広島)が同点の左前適時打。3番近藤(日本ハム)も押し出し四球を選び、再逆転に成功した。さらに4番鈴木(広島)の左犠飛などで、この回一挙6点を奪った。
苦しい展開だった。先発山口(巨人)が四回に先制点を献上。五回に菊池、鈴木の適時打で逆転したが、直後の六回に暗転した。2番手の山岡(オリックス)が3連打で同点とされ、さらに1死二、三塁。大竹(巨人)−中川(巨人)とつないだが、二ゴロの間に勝ち越しを許し、さらに適時内野安打で2−4とされた。
打線は小刻みにつなぐベネズエラの継投に苦戦。手元で変化させる外国人特有のボールに芯を外され、凡打の山を築いた。特に今大会で主軸と期待される坂本は、カナダとの強化試合から3戦12打席ノーヒット。八回は相手投手の乱調にも助けられて大量得点となったが、トータルでは相手の10本を下回る8安打。秋山(西武)の離脱で不在となった1番打者の起用が、今後のカギとなりそうだ。
日本は6日にプエルトリコ、7日に台湾と対戦。3試合の成績で上位2チームが2次ラウンドに進出する。
非常に重苦しい試合展開でしたが、最後は日本の野球のレベルの高さが勝利をもたらしました。
侍ジャパン先発の山口投手は前回のカナダとの強化試合よりも修正されていて、ヒットこそ打たれたものの、4回を1失点でなんとかまとめました。大事な初戦での登板ですから、これでよしではないでしょうか。
2番手の山岡投手は不運なヒットもあり、3連打を浴びて1失点でした。しかしながら、山岡投手の縦に曲がるスライダーは外国人打者には有効かと思います。
8回に登板した甲斐野投手は完璧でしたね。低めのコーナーにビシビシ決まる150キロ越えのストレートは魅力的ですね。この甲斐野投手がこのイニング、ベネズエラ打線を3人ピシャッと抑えたのが、その裏の逆転劇をもたらしたと言っても過言ではありません。
試合終盤まで、ベネズエラ投手陣の動く球に日本の打線が苦労していました。が、8回裏に逆転劇を生みました。1アウト満塁で坂本選手に代わって山田選手が入りましたが、初球を叩いてレフトポール際に大きなファールを放ったところから、流れが一気にやって来た感じです。ベネズエラの投手陣の自滅を否めませんが、それ以上に日本の打者の選球眼が素晴らしかったと言えると思います。
さて、我らがカープの選手ですが、菊池選手が3安打2打点の活躍でした。鈴木選手も1安打1犠飛で2打点の活躍でした。が、2つの見逃し三振はちょっと残念でした。でも、初戦からいいスタートは切れたのではないかなと思います。會澤選手は途中代打から出場し、ヒットはありませんでしたが、8回に貴重な四球を選んでいます。
さて、白星スタートした侍ジャパンですが、明日はプエルトリコ戦です。プエルトリコは今日台湾と対戦して敗れているので、明日はかなり本気モードで来ると思います。間違いなくタフな試合になりますが、なんとか勝利をもぎ取って、オープニングラウンド突破に王手をかけて欲しいですね。
2019年11月01日
ENEOS侍ジャパンシリーズ2019第2戦@那覇 日本3−0カナダ 5人の投手リレーで完封勝ち!プレミア12に勢いつける!
侍J、完封リレーでプレミア12へ弾み 今永6Kカナダ料理 近藤攻守に貢献 源田、菊池も美技連発
11/1(金) 22:02配信
<日本・カナダ>3回2死、D・ポンペイを投ゴロに仕留め大きく息をつく今永(撮影・村上 大輔)
◇侍ジャパン強化試合 日本3―0カナダ(2019年11月1日 那覇)
稲葉監督率いる侍ジャパンは1日、沖縄セルラースタジアム那覇でカナダとの強化試合第2戦に臨み、3―0で勝利した。侍ジャパンは2日に国際大会「プレミア12」の1次ラウンドが行われる台湾へ移動。5日のB組初戦でベネズエラと対戦する。
日本は4回、近藤(日本ハム)、鈴木(広島)の連続四球で無死一、二塁とし、吉田正(オリックス)、浅村(楽天)の連続内野ゴロで1点を先制。5回には四球で歩いた松田宣(ソフトバンク)を甲斐(ソフトバンク)がバントで送って1死二塁としてから山田哲(ヤクルト)の中前適時打で2点目、8回には1死一、二塁から近藤の左前適時打で3点目を入れた。
投げては先発左腕・今永(DeNA)が3回1安打無失点、5者連続を含む6奪三振と好投。2番手左腕・大野雄(中日)も3回2安打無失点で続き、その後は中川(巨人)、山本(オリックス)、山崎(DeNA)と1回ずつ完封リレーでつないで勝利を収めた。守備でも先発した近藤や途中出場の源田、菊池涼(広島)が美技を連発するなど日本の良さを見せつけての完勝だった。
今日は侍が誇る投手陣が素晴らしいピッチングを展開し、守り勝つ野球が出来たと思います。特に先発した今永投手が良かったですね。3回を投げて1安打6奪三振無失点の内容でした。これでプレミア12の本戦に不安なく入れると思います。2番手で投げた大野投手も3回2安打無失点の好投でした。本来は先発投手なので、リリーフとして登板するのはいかがかと思っていましたが、問題なく入れたのは良かったです。3番手中川投手、4番手山本投手、そして抑えの山崎投手と、後続のピッチャーもカナダ打線を0に抑えました。昨日も書きましたが、日本のリリーフピッチャーのレベルはかなり高いですね。
打線は4回、浅村選手の内野ゴロの間に1点先制。5回は山田選手のタイムリー。8回は近藤選手のタイムリーで計3点を入れました。しかし、展開によってもっと得点できていたと思います。坂本選手が元気がないのが心配です。バッティングのスイングが少し鈍くなったいる感じがします。
さて、今日の我が広島東洋カープの選手ですが、會澤選手がスタメンで出場し、先発今永投手を好リードしました。鈴木選手は鋭い打球を飛ばしていますが、今日は力みがあった感じがしました。菊池選手は途中から出場し、守備で華麗なプレーを見せてくれました。
さあ、次は世界野球プレミア12の一次ラウンドです。5日にベネズエラ、6日にプエルトリコ、7日に台湾と激突します。このうち上位2チームが日本で行われるスーパーラウンドに進む事になります。侍ジャパンの快進撃に期待しましょう!
ENEOS侍ジャパンシリーズ2019第1戦@那覇 日本5−6カナダ 1点差まで追い上げるも、序盤の大量失点響き惜敗。
【侍ジャパン】巨人・山口の乱調で、カナダとの強化試合に敗戦…救援陣は6人で無失点リレー
10/31(木) 22:23配信
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ベンチから身を乗り出し試合を見る稲葉篤紀監督(カメラ・渡辺 了文)
◆ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本5―6カナダ(31日、沖縄セルラースタジアム那覇)
11月の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンが31日、強化試合・カナダ戦を行った。侍ジャパンは序盤の6失点が最後まで重くのしかかって敗れた。
試合はまさかの展開となった。両軍無得点で迎えた2回。先発の巨人・山口俊投手(32)が大乱調だった。四球とヒットで無死一、三塁のピンチを迎えると右前適時打を浴びて先取点を献上。さらに押し出し四球で失点するなど、制球に苦しんでカナダ打線の勢いを止めることが出来なかった。打者一巡11人の猛攻を浴びて4安打4四球で6失点。「プレミア12」へ不安を残した形となった山口は「もう少しフォークの精度を上げないといけない。低めのボール球を見極めたれてしまったので、ブルペンで修正していきたい」と反省しきりだった。
打線は序盤は沈黙。カナダの先発右腕・オーモンの手元で微妙に動く速球系のボールに苦戦して3回までは近藤(日本ハム)の1安打に抑えられ無得点だった。ようやく目を覚ましたのは4回。このイニングからマウンドに上がった40歳の2番手右腕・リッチモンドを打ち崩した。先頭の4番・鈴木(広島)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続く吉田(オリックス)が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ってまずは1点を返した。柵越えまでもあとわずかという一打に吉田は「チャンスだったので、積極的に行こうと思いました。強く良いスイングが出来ました」と納得だった。
さらに1死三塁から近藤(日本ハム)の二ゴロの間に1点を追加。5回には代打・会沢(広島)、外崎(西武)、菊池(広島)の3連打で無死満塁のチャンスを作ると、3番・坂本(巨人)が左犠飛を放ってさらに1点を返して3点差に迫った。7回には相手の2失策というミスにつけ込んで無安打で1得点。ジワジワと得点差を縮めていった。
リリーフ投手陣は快投を見せた。3回は2番手・田口(巨人)が三者凡退に抑えて、カナダ打線の勢いを止めると、4回からはアンダースローの高橋(ソフトバンク)が2イニングを無失点。その後も山岡(オリックス)、大竹(巨人)、嘉弥真(ソフトバンク)、甲斐野(ソフトバンク)が1イニングずつを投げて無失点で抑え、3回以降は9回までスコアボードに「0」を並べ続けた。
カナダとの強化試合は翌11月1日にも行われ、同5日に台湾で開幕するプレミア12に備える。
今夜の試合は山口投手の誤算ですね。見た感じ体が重そうで、キレがなかったようでしたが、制球に苦しみ、苦し紛れに投げた甘い球を痛打されました。プレミア12では絶対必要なピースだけに、次回本戦での登板にやや不安を残したピッチングになってしまいました。
2番手以降のリリーフ陣は、持ち味を発揮し、カナダ打線を無失点に抑えました。日本のリリーフ陣は世界に通用する、安心して観ていられます。なので、先発投手が5回、6回投げて試合を作ってくれれば、十分勝機はあると思います。
打線はカナダ先発のオーモン投手の前に3回まで無得点でしたが、4回以降、ピッチャーが代わると大技、小技に機動力と、日本らしい攻撃が出来たと思います。我らが広島東洋カープでは、4番の鈴木選手が2安打と好調でしたし、2番に入った菊池涼介選手は、5回ノーアウト1、2塁から、絶妙のセーフティーバントを決めて、満塁にチャンスを広げる、つなぎの役割を果たしました。途中代打か出場した會澤選手もヒットを放ち、好調ぶりをアピールしました。0−6から1点差まで追い上げた打線は評価できるのではないでしょうか。
さて、明日は第2戦が行われます。日本の先発は今永投手です。非常に楽しみです。恐らく無双のピッチングをしてくれると期待しています。明日は快勝して、プレミア12の本戦に気持ち良く入りたいですね。
2019年10月26日
侍會澤選手、リードに打撃に存在感アピール!
侍会沢が攻守に存在感、2戦14回1失点&3二塁打
10/26(土) 18:42配信
日本代表対オリックス 2回裏日本代表2死一塁、広島会沢は右中間へ適時二塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
侍ジャパンの会沢翼捕手が存在価値を存分に発揮した。2試合連続で8番捕手でフル出場。2試合で6投手とバッテリーを組み、計14回で1失点。6回には二盗も刺した。「いい機会になりました。実戦とブルペンでは違いますから」と普段は組まない投手の特徴も肌感で知り得た。
打撃も存在感が際だった。2回に右中間へ適時二塁打。これで2試合で3二塁打となった。「しっかりタイミングを取りながら、やれている」。今季はリーグトップの得点圏打率をマークした勝負強さも心強い。
昨年の日米野球第1戦では2点を追う9回に代打起用され、逆転サヨナラ勝利につながる適時打を放った。扇の要だけでなく、代打の切り札としても期待は大きい。甲斐と小林が日本シリーズ出場のため不在の中で、頼もしく躍動した会沢に稲葉監督も「非常にいい調整ができたのではないかと思っている」と信頼を寄せた。
「打てるキャッチャー」の會澤選手が好調ですね。打撃では、昨日と今日の練習試合2試合で3つの2ベースを放つという、勝負強いバッティングを披露しています。リード面では、2試合フルに出場して1失点に抑え、侍の投手陣を引っ張りました。會澤選手はFA権を行使せず、広島に残留を決断してから、野球に対する取り組みが一層真剣になってきた感じがします。この「プレミア12」に対しても、やってやるぞという気迫が伝わって来ますね。會澤選手は右の代打の切り札としても期待されるだけに、どのような起用をされるか、注目です。
侍ジャパン鈴木選手、今日も豪快弾!
侍鈴木誠也「今日も真っすぐを」2戦連続の豪快弾
10/26(土) 17:44配信
日本代表対オリックス 2回裏日本代表無死、先制の中越えソロ本塁打を放った広島鈴木(右)は生還しナインとタッチを交わす(撮影・滝沢徹郎)
<練習試合:侍ジャパン3−1オリックス>26日◇サンマリン宮崎
侍ジャパン鈴木誠也外野手が2試合連続の豪快な1発を放った。
2回の先頭打席。「今日も真っすぐを自分のスイングで捉えられた」と本田の140キロ直球をバックスクリーンへ運び、先制パンチを食らわした。
25日の日本ハム戦に続き力を示した大砲に、稲葉監督は「4番は誠也でいこうと思っています」と明言。鈴木は「(4番は)特に意識はしない。持っているものを100%出すだけ」と気合。不動の4番が世界に牙をむく。
いやあ、鈴木選手は絶好調ですね。これで11月に行われる「プレミア12」は侍ジャパンの4番確定ですね。稲葉監督も太鼓判を押しているようです。ドリヨシは思いますが、鈴木選手はあの2017年8月の横浜スタジアムでの骨折のアクシデントを境に、特にメンタル面が成長したのではないかと…。それまではがむしゃらに野球に打ち込み、結果を出してきましたが、骨折して手術、入院、リハビリと進む中で、自身にしっかり向き合うことが出来たのではないでしょうか。以来、カープで4番に座っても、本当に4番らしい風格を感じるようになりました。「ミスター赤ヘル」と呼ばれるのも近いのではないでしょうか。「プレミア12」での鈴木選手の活躍がますます楽しみになってきました。
2019年10月25日
鈴木選手、日本ハムとの練習試合で豪快2ラン!
侍J鈴木、“輝星撃ち”4番弾「四球でも何でもいい」 稲葉監督は打順継続宣言
10/25(金) 17:26配信
日本ハムとの練習試合で4番スタメン、3打数2安打2打点1四球
本塁打を放った侍ジャパン・鈴木誠也【写真:Getty Images】
侍ジャパンの鈴木誠也外野手(広島)は25日、日本ハムとの練習試合(サンマリンスタジアム宮崎)で「4番・右翼」で先発出場。7回に左越え2ランを放つなど3打数2安打2打点をマークし、11月の「第2回 WBSC プレミア12」へ順調な仕上がりをアピールした。
吉田輝星から豪快なアーチを描いた。5点リードの7回2死二塁。鈴木がフルスイングした打球は、左翼ポール際へ吸い込まれた。「風でたまたま。自分のスイングが出来てよかったです」と静かに喜んだ。
主軸として満点の働きぶりだった。両軍無得点の4回先頭では左腕・北浦から左前打。4安打3得点の猛攻の口火を切った。初回1死一、二塁では四球で出塁。「思った以上に投手の球も見れたし、自分のスイングも出来たので良かったかなと思います。あとは変化球の対応をしっかりできればいいかなと。とにかく打席に立って、いろんなボールをしっかり見ていきたい」と前を向いた。
勝負を決める一打を打つ――。そんな4番のプレッシャーは感じていないようだ。この日は3番に山田哲人、5番に吉田正尚と”先輩”が入った。「周りにいい打者がたくさんいるので、その方につなごうと思って打席に入りました。僕は自分で決めようとせず、四球でもシングルでも何でもいいので、塁に出られればいいと思います。(4番のこだわりも)特にないです。試合に出られれば。それだけでありがたいので、任されたポジションでしっかり自分のやることをやりたいなと思います」。“つなぎの4番”として牽引するつもりだ。
稲葉監督は試合後、鈴木について「打撃練習から非常にいいバッティングをしてましたので、そういう意味ではしっかり結果を残すという。うん。さすがですね」と絶賛。調整試合ということもあり、26日のオリックス戦では打順を大幅に変更することを示唆したが、「4番の誠也は変えないで行こうと思ってます」と断言した。
初対戦の投手が多いことが予想される国際舞台。「考えすぎても体が動かなくなるので。自然体で、意識せず。気を付けるところは気を付けるところはあるんですけど、考えすぎると体が固まってしまう。いろんな部分で体を整えて、フルスイングできるようにやるのが大事だと思う」。25歳の若き主砲が、09年の第2回WBC以来の世界一へ力を注いでいく。
Full-Count編集部
鈴木選手の仕上がりは順調のようですね。相手投手の球がしっかり見えているようですし、鈴木選手自身の打撃フォームも崩れていないのも、好調の要因だと思います。メンタル的には、鈴木選手は4番に入りますが、3番はヤクルトの山田選手、5番にはオリックスの吉田選手がいるので、比較的気楽に打席に入れるというのもあるでしょう。今日の練習試合は3打数2安打1本塁打2打点ですから、申し分ないでしょう。明日のオリックスとの練習試合も楽しみですね。