2020年09月23日
14回戦@東京ドーム 広島4−5読売(9回サヨナラ) 土壇場松山選手同点タイムリーもフランスア投手痛恨の牽制悪送球で力尽く。
広島 今季6度目サヨナラ負けで今季初の借金11 長野3ラン空砲 松山打で同点もフランスア力尽きる
9/22(火) 22:32
配信
スポニチアネックス
<巨・広>9回2死三塁、吉川尚(右)にサヨナラ打を浴びたフランスア(撮影・篠原岳夫)
◇セ・リーグ 広島4―5巨人(2020年9月22日 東京D)
5位・広島が今季6度目となるサヨナラ負けを喫し、今季7度目の3連敗。借金が今季初の11にふくらんだ。
0―2で迎えた4回、長野が相手エース菅野から左中間スタンドへ5号3ランを放って一度は逆転に成功。一昨年まで在籍した巨人戦での初本塁打で史上39人目の12球団アーチを達成した長野の一発が球団通算8500号のメモリアル弾となり、勢いづいたはずだった。
だが、今季3勝目を狙った先発右腕・遠藤が5回に今季ここまで12打席ノーヒットに抑えていた相手主砲・岡本に痛恨の逆転2ランを被弾し、5回4安打4失点で降板。それでも9回には相手守護神デラロサから先頭・坂倉が中前打を放って出塁すると、主砲・鈴木誠が二飛に倒れた1死一塁から5番・松山が左前へ。これに坂倉の代走に出ていた曽根が俊足を飛ばして一塁から一気に本塁生還を果たして土壇場で4―4の同点とした。
だが、その裏。この回から5番手として登板した守護神のフランスアが先頭の代打・石川に右前打されると、2死一塁まで持ち込みながら石川の代走に出ていた若林の動きを気にして一塁へけん制悪送球。これで一気に三塁進塁を許し、続く吉川尚にサヨナラ打を浴びた。
接戦ではやはりミスしたチームが負けますね。きょうも1点差で、それも今季6度目のサヨナラ負けを喫してしまいました。
カープ先発の遠藤投手は初回、2回と素晴らしいピッチングを展開し、読売先発の菅野投手と対等に投げ合っているなと感じました。
しかし、3回裏、1アウト後、ヒットと四球などで2アウト1、2塁とされ、読売松原選手にライト線への2点タイムリー2ベースを浴びて、0−2と先制を許してしまいました。ランナーを出してから、遠藤投手は若干弱気になり、なんとかかわそうとしているように感じました。質の良いストレートと落差の大きいカーブがある訳ですから、どんどん強気で攻めて行って欲しいですね。
しかし、直後の4回表、読売先発の菅野投手を攻めて、一度併殺で2アウトランナーなしになったのですが、鈴木誠也選手、松山選手の連打で2アウト1、3塁とチャンスが拡大し、続く長野選手が左中間スタンドへ3ランを放ち、3−2と逆転しました。長野選手はこのホームランでプロ野球12球団全てのチームからホームランを放ち、なおかつ球団通算8500号になる記念すべき一発になりました。
しかし、遠藤投手も粘りの投球を見せてくれていましたが、5回裏に捕まります。四球を与えた読売松原選手が盗塁と外野フライで2アウトながら3塁に進み、ここで読売岡本選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて、3−4と再び逆転を許してしまいました。遠藤投手もコメントしていましたが、読売松原選手に与えた四球が痛かったですね。カープの投手陣は四球があまりにも多すぎると思います。かわそうとか、打たれたらどうしようとかいう弱気のピッチングが、悪い結果をもたらしているように感じます。結局遠藤投手は5回102球を投げて、4安打4失点でした。もう少し遠藤投手には強気で攻めて欲しかったです。結果を求めるのも大事かもしれませんが、今はまだ自身の長所を生かしたピッチングをしたほうがいいと思います。
試合は3−4のまま、9回表を迎えました。読売菅野投手は長野選手の3ラン以降は素晴らしいピッチングをされ、9回も菅野投手が投げるのかと思いきや、デラロサ投手が登板しました。カープにとってはワンチャンありそうな予感がしました。先頭の坂倉選手がセンター前ヒットで出塁。代走に曽根選手が入りました。1アウト後、松山選手が初球を打ってレフトの右へのヒットを放ちます。曽根選手はスタートを切っており、1塁から一気に生還して、土壇場で4−4の同点に追いつきました。これで読売菅野投手の勝ち投手の権利が消滅しましたし、遠藤投手の負けが消えました。しかし、なお1アウト2塁の勝ち越しのチャンスでしたが、長野選手、堂林選手と倒れ、同点止まりになりました。本来ならここで勝ち越さないといけませんでした。
9回裏は5番手野フランスア投手が登板しました。が、先頭の代打読売石川選手がライト前ヒットで出塁。その後2アウトまでこぎつけましたが、読売吉川尚輝選手が打席の時、フランスア投手が1塁へ牽制悪送球をし、1塁ランナーは一気に3塁まで進塁しました。かなり痛いミスです。それまでフランスア投手は再三にわたり1塁へ牽制球を投げていましたが、コントロールがあまり良くなくて、ドリヨシは悪送球をしてしまう可能性があるのではないかと、少し心配していました。さらに、2アウトなので、ランナーのケアは大事ですが、牽制球はそんなに投げなくてもいいのかなと思っていました。そして読売吉川尚輝選手はライト前へタイムリーを放ち、4−5でサヨナラ負けとなりました。
昨日も書きましたが、目標のあるチームと目標を失ったチームの勢いの差を感じざるを得ない試合が続いています。カープがリーグ3連覇していた頃と、立場が全く逆になってしまいました。明日の先発は野村投手です。無双のピッチングを期待します。読売は田口投手です。4点から5点は取れるので、明日は序盤からカープが主導権を握る試合にしたいです。とにかく頑張れ!カープ!
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