2020年02月26日
春季キャンプ打ち上げ!野手陣生き残りかけたアピール充実も、投手陣に課題残る。
広島打ち上げ、投手陣低調も監督「まだ3週間ある」
2/26(水) 14:34配信
広島佐々岡監督(中央)から監督賞を授与される高橋樹(撮影・栗木一考)
広島佐々岡真司監督(52)率いる新生カープが26日、沖縄・コザしんきんスタジアムで行っていた春季キャンプを打ち上げた。
指揮官は「日南からスタートして、初日から期待と不安がある中で26日間、本当に充実した良いキャンプができたかなと思います」と監督として迎える初めての春季キャンプを振り返った。
キャンプ終盤のオープン戦3連戦では攻撃陣が計30得点を挙げた一方で、投手陣が計16失点を喫するなど、課題を残した。若手投手陣について指揮官は「期待していた分、なかなか調子が上がってないということで少し残念ではありましたけど、まだ3週間ありますから、ここからしっかりそれぞれ頑張ってほしい」と巻き返しに期待した。
出場機会を増やす目的もあり、矢崎拓也投手(25)、薮田和樹投手(27)、アドゥワ誠投手(21)、ドラフト5位の石原貴規(ともき)捕手(22=天理大)の4選手が、27日から宮崎・日南で行われている2軍春季キャンプに合流する。
終わってみればあっという間でした。2月1日からスタートした春季キャンプも、今日打ち上げました。一言で言えば、打高投低だったこのキャンプでした。
野手陣はポジション争いがし烈です。決まっているのはキャッチャー、セカンド、ライトの3つだけで、残るポジションを多くの選手が競い合っています。ファーストは松山選手が腰痛で離脱したため、安部選手と堂林選手が争っていますし、ショートは田中広輔選手と小園選手の一騎討ちです。またサードは小窪選手、メヒア選手、ピレラ選手が争っています。さらに外野手は、西川選手、野間選手、高橋大樹選手、長野選手、正随選手、宇草選手と激戦区になっています。さらに言えば、ユーティリティープレーヤー争いに、上本選手、曽根選手、三好選手が加わって、末恐ろしい状況となっています。今週末からオープン戦が本格的になる中で、選手をふるいにかけなくてはなりません。首脳陣としては嬉しい悲鳴ですね。
問題なのは投手陣です。先発投手陣6人を挙げると、大瀬良投手、ジョンソン投手が軸となり、続いて床田投手、九里投手、そしてルーキーの森下投手と、5人まではほぼ確定でしょうが、6人目のピッチャーが誰になるのかというところでしょうね。この6人目争いに、遠藤投手、薮田投手、アドゥワ投手あたりが頑張っていますが、今の所は遠藤投手が有力でしょうか。ストレートの伸びが戻ってきましたし、大きく崩れないタイプなので、先発には持ってこいだと思います。ただ、大瀬良投手、床田投手、九里投手も状態が抜群に良い訳ではないので、これから実戦を積む中で、どれだけギアが上げられるか注目です。
リリーフ陣も混沌としています。今調子がいいのは、一岡投手、菊池保則投手、高橋樹也投手、新外国人のDJ・ジョンソン投手とスコット投手くらいではないかと思います。今村投手や中田投手が1軍にいないのが残念でなりませんし、セットアッパーで活躍したフランスア投手が今一つなのも気がかりです。新外国人の2人が、カープリリーフ陣の救世主になるかもしれません。いずれにせよ、投手陣全体の底上げは図っていきたいところですね。
さて、今週末からオープン戦が本格的になります。ただ、新型コロナウイルス対策として、3月15日のオープン戦最終戦までは無観客試合で行う事になりました。我々ファンはテレビを通じての応援になりますが、実戦を通して選手の皆さんがどれだけ力を発揮出来るか注目していきたいですね。
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