2018年11月19日
加藤投手がシート打撃で好投!来春1軍キャンプへ前進!
広島・加藤、来春1軍キャンプへ大前進 2度のシートで唯一無安打
11/19(月) 9:00配信
シート打撃で力投する加藤
「広島秋季キャンプ」(18日、日南)
広島・加藤拓也投手(23)が18日、日南秋季キャンプで今季最後の実戦形式となったシート打撃に登板し、1回無安打無失点と好投した。これまで苦しんだ制球難などの悪癖も解消に近づきつつあり、首脳陣の評価も上昇中。今季1軍登板ゼロに終わった2年前のドラフト1位は、来春キャンプの1軍スタートへ大きく前進した。
日南の照りつける太陽の下、堂々とした顔つきで腕を振った。加藤が、12投手全員登板した今季最後の実戦形式で存在感を発揮した。「球が高めに抜けることが少なかったので、それ自体は良かった」と一定の手応えをにじませた。
最速146キロの直球中心に攻め込んだ。まずは西川をフォークで二ゴロに打ち取ると、下水流は遊ゴロ。最後はメヒアを直球で遊ゴロに仕留めた。全9球、1回無安打無失点。「何とか結果とかそういう部分は、自分なりにちゃんとやってるのかなと思います」と2度のシート打撃で唯一無安打投球となった。
今キャンプでは低めに投げ込む意識を徹底。体が開かないことや、突っ込みすぎないことを植え付けている。「練習から意識していることを実戦でやるのは変わらない。そこがリンクしないと、練習している意味がない」と言い切る。それでも「ストライク先行まではいかなかった」と反省も忘れなかった。
佐々岡投手コーチも一定の評価を与える。「今までの力任せで高めに浮く球はほぼなかった。球を長く持つ、強く投げる。対打者でも見られたのは成長」と目を細めた。
1年目の昨季はプロ初先発初勝利を挙げたが、今季は1軍登板なし。フォーム修正などを繰り返し「貢献できていないことに悔しさはもちろんある。ずっと試行錯誤している段階で苦しいというか、光が見えないまま過ごしていた」と率直な思いを吐露した。
だが、そうしたことも10月頃から「なくなりつつある」ときっぱり。今キャンプのアピール成功で、2年ぶりの来春キャンプ1軍スタートにも大きく前進した。佐々岡コーチは「継続することがどこまでできるか。オフが大事になってくる」と求めた。
大卒3年目の来季。加藤は「チームに少しでも貢献することが一番大きい部分」と決意を示した。今キャンプの収穫を糧に日々成長し、再び1軍のマウンドに立ってみせる。
もし加藤投手が復活してくれれば、来季の先発ローテーションは楽に組めるようになります。今までの加藤投手は力んだピッチングで球が高めに浮いてしまい、制球が乱れてしまう悪いパターンで、置きにいった球を痛打されていました。それがかなり修正されてきたようです。低めにあのスピンの効いたストレートが決まるようになれば、そんなに簡単には打たれないでしょうし、同じ所から落ちるフォークボールがさらに冴えわたり、デビュー戦であわやノーヒットノーランかという、素晴らしい内容のピッチングがまた見れるのではないかと思います。来春のキャンプが楽しみですね。
この日は中村祐太投手も好投しました。ストレートでバッターを押し込んでいたのが良かったようです。中村祐太投手も復活すれば、投手陣はさらに活性化されていきます。
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