2024年05月02日
悪徳な医師が後期高齢者制度を悪用していることが
過去に東京の精神科医師が女性への強制わいせつを繰り返していたことで逮捕された。
以前も京都の精神科医で入れ墨入れた医師が悪いことをした事件があった。
世の中にはごく少数だが悪徳な医師がいるものだ。
社会保障制度でも国が負担する医療費も高齢化社会を反映し、社会保障費もばかにならない。
昨年での国債債務残高は1500兆円まで増大し、近年の国債債務が膨らむ原因は
平成初めに10兆円程度で賄えた社会保障費が高齢化社会が進展する中で増え続け、
近年も35兆円規模の予算が必要である。
年金、医療、介護などの社会保障費の中で、高齢者が最低限の生活をするために年金と介護は抜かせない。
しかし、医療費は医師の不正によって、増大させられていることがあると自分の身の回りを見ていて知るところだ。
私が問題だと感じているのは、医療全般の中でも後期高齢者という75歳以上の高齢者を対象とした
医療の過剰な報酬制度にあることだ。
親類に75歳を過ぎた叔父夫婦がいる。
先日、家族同伴で叔父の家へ行った中で、叔父と世間話をした中での話題に、
医師の後期高齢者を対象にした悪徳な報酬があることを叔父が指摘していた。
その内容とは、叔父は前はかかりつけの医師にお世話になり病気としては高血圧だけの薬をもらっており、
血糖や高脂血症、肝臓、腎臓の状態を知るための血液検査は3カ月に一度程度であったそうだ。
叔父は酒もたばこも吸わないし他に目立って悪いところはなく高血圧だけが難点だったそうだ。
ところが長年お世話になったかかりつけの医師が高齢で開業医を辞めたため、
それでしかたなく自宅から少し離れた他の開業医者への通院を余儀なくされたそうだ。
高血圧の薬をもらうために3週間に一度の頻度で通院するそうだが、
通院毎に血液検査を実施されるようになったそうだ。
叔父は私にその血液検査の結果票を見せてくれたが、検査値がそれほど異常という値はなかった。
それにもかかわらず、病気の早期発見や予防のためという名目で患者に説明し、
3週間に一度の毎回血液検査を実施するのはおかしなことだ。
叔父も医者の金儲けのためだということに気が付いているようだが、面と向かっては話さないという。
叔父は後期高齢者であるから、75歳以上の医療負担分は1割であり、残りの9割が国が負担するのである。
つまり、叔父が負担する医療費は1000円程度だが、9000円は国が負担するということだ。
不正を疑ったところで次にまた医者を探すとなれば、更に遠い医療機関にかからなければならない。
それなら、多少の不満や疑問点があっても、自宅から通える範囲の今の開業医に通ったほうが良いというのが叔父の考えだ。
叔父の話を聞いていて、思い出したことがある。
そういえば実家の近所で医者へ行くとたくさんの薬を処方されて飲んでいた中で、
時々、調子が悪くなり救急車で運ばれることがある近所の人の話を聞いたことがある。
その人の話では、ある開業医に通院の中で多くの薬を処方されるようになっていたという。
あるきっかけで、総合病院へ入院した中で医師に薬の量が多いのではという指摘で、
医師の助言のもと作用が似た薬の処方を減らしたそうだ。
するとどうだろう、今までの不調が改善したとのことだ。
体の不調はいろんな種類の薬を飲んだことによる副作用であった可能性があると考えられる。
医師でも悪徳な医者は後期高齢者制度での本人の1割負担を良いことに過剰な診察を繰り返し、
また、老人の話を聞くそぶりをしてその訴えに沿って過剰な多くの種類の薬を処方して
国へ多くの診療科目やらで過大な医療請求を国にしている模様だ。
このように私が知るだけで9割を国に請求して儲けることを行っている医師がいることが問題だと思う。
医者や病院も要は利益追求が必要で金儲けの会社と同じということだから儲けなければいけないのだ。
地元の個人の開業医でも過剰な医療を行って、国へ多くの医療費を請求しているのは問題だと思う。
医師からすれば「病気の早期発見や予防のため」という名目での検査であり、
明確に不正とは言い難い面もあるが過剰検査ともとれる診察で財政がひっ迫する国へ医療費を過大請求する医師がいる疑念がある。
長生きは肯定するが、後期高齢者に対する過剰な医療こそ税金の無駄だと思う。
高齢化社会で医療費が必要だという名目で国の予算にたかって儲けている医療機関もあるのではと。
これではいくら、健康な国民の多くが働いて納めている社会保障費、それで足りずに国が債務を抱えて
財政が困窮しても予算が足りないはずだ。
これは日本の財政問題であり、医療の在り方の問題であると思う。