【広島】チーム１０発を１人で上回る岡本和の１１号３ランから逆転負け 外野３補殺の好守連発も実らず
5/4(水) 18:15
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スポーツ報知
６回に岡本和に痛恨の同点３ランを浴びた九里
◆ＪＥＲＡセ・リーグ 広島３―６巨人（４日・マツダ）
広島は投手陣が踏ん張れず、今季７度目の逆転負けを喫した。先発・九里は３点リードの６回に岡本和に同点３ランを浴びて降板。７回に登板した２番手・塹江が１死二塁から代打・中島に勝ち越しの決勝二塁打を浴びた。前日の１２得点大勝の流れを帳消しにするような痛恨の１敗。首位・巨人とのゲーム差は再び２・５に広がった。
中盤までチームが目指す「守り勝つ野球」を体現するような試合展開だった。３回２死二塁から吉川の打球を右翼・中村健が処理して本塁へ好返球。４回も２死二塁からドラ３ルーキーが３回のリプレーのような好返球で生還を阻止。５回には中堅・西川も本塁送球で二塁走者を刺した。直後の攻撃で単打５本を重ねて３得点。守備から攻撃の流れを作る理想的な形ではあった。チーム本塁打は今季まだ１０本。それを１人で上回る１１号を放った巨人４番・岡本和の一振りで崩された。
反撃ムードを作ろうにも、救援陣が踏ん張りきれない。１点ビハインドの８回から登板したドラ１左腕・黒原が２失点。リードを３点に広げられてしまった。九里は３〜５回に３イニング連続で先頭四球で出塁を許すなど、今季ワーストタイ５四球。岡本和に許した一発は５つ目となるポランコへの四球の直後、３ボールからの４球目の被弾。塹江も先頭四球をきっかけに決勝点を献上。黒原も８番・湯浅に四球を与えた直後の広岡に三塁打を浴びた。
報知新聞社
今日の試合は、一言で言えば「自滅」でした。読売に対して８四死球では、話になりませんね。
先発の九里投手は粘りのピッチングを展開しましたが、５つの四球を与えてしまいました。強力読売打線に対して、丁寧なピッチングをしようと意識が過剰になっての四球になったのかもしれません。
６回表に、読売岡本選手に左中間スタンドへ３ランを浴びて３−３の同点とされましたが、出した２人のランナーはいずれも四球を与えてしまったランナーだけに、とても悔やまれます。このホームランで流れがガラッと読売に傾いた感じです。
７回表は２番手の塹江投手が読売代打中島選手にレフト線へのタイムリー２ベースで３−４と逆転を許し、８回表は３番手のドラ１ルーキー黒原投手が読売廣岡選手に右中間への２点タイムリー３ベースを浴びて３−６とされ、ほぼ試合が決まりました。これらのタイムリーも四球が絡んでいます。塹江投手も黒原投手も制球にやや難があるので、接戦での登板が心配です。
打線は５回裏、読売先発の戸郷投手を攻め、１アウト満塁からマクブルーム選手がライト前に２点タイムリーを放ち、２−０。さらに２アウト１、３塁から中村健人選手がレフト前タイムリーを放ち、３−０としました。守備で３回も外野手が本塁捕殺をして、流れがカープに来た中での得点だけに、大きかったですね。しかし、直後に同点にされたのは痛かったです。
さて、明日はカード勝ち越しをかけての一戦です。カープは来日初登板、初先発のアンダーソン投手です。ファームで安定したピッチングをしていましたので、明日はかなり期待できると思います。読売はメルセデス投手です。簡単には得点しづらいですが、ドリヨシ的には３点は取れると思います。立ち上がりが不安定なので、序盤の攻撃がカギになりそうです。
