広島・遠藤、１１８球無四球完投「ストライク先行でいけた」プロ初適時打も記録
8/2(日) 17:12
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デイリースポーツ
プロ初完投で今シーズン２勝目をあげて拳を握る広島・遠藤＝東京ドーム（撮影・堀内翔）
「巨人２−９広島」（２日、東京ドーム）
広島が大勝。同一カード３連敗を阻止、巨人戦の連敗を５で止めた。３年目の遠藤はプロ入り初完投で今季２勝目をあげた。「とても気持ちいいです。完投は理想像だったので、今回できてとてもうれしいです」と喜びの声を挙げた。
九回を１１８球投じて、被安打５、２失点、５奪三振。光ったのは無四球という制球力。「ストライク先行でいけたのが一番良かったと思います」と自己分析した。
２失点は二回の大城、九回の坂本にソロ本塁打によるもの。三回から五回まで３者凡退。八回は２死から松原に三塁打を打たれたが、続くパーラを空振り三振に仕留めた。４番岡本も無安打に抑えた。連打を許さない投球で完投につないだ。
バットでも自らを援護した。三回、２死二、三塁からプロ初適時打で初打点となる２点中前打を放ち４点差に広げた。「何とか自分で点数をとって楽にしようと思って打席に立ちました」。プロ２本目の安打で初打点をあげた。
「先輩方が打ってくれたので楽に投げられました」とチームメートに感謝。チームの連敗も２で止める投球。「次もストライク先行でバッター勝負で投げていければと思います」と胸を張った。
今日は遠藤投手に尽きるのではないでしょうか。プロ初完投勝利おめでとうございます！
今日もし遠藤投手がKOされていたら、おそらく先発ローテーションから外れることになったかもしれない登板でしたが、今日のピッチングは気合いが入っていました。１回裏、先頭の読売パーラ選手のショートゴロの当たりを田中広輔選手がエラーしてノーアウト１塁となりました。１週間前も同じように先頭打者にエラーで出塁されて崩れた遠藤投手ですが、今日は違いました。続く読売坂本選手をサードゴロ併殺に仕留め、後続を断ちました。
３−０で迎えた２回裏は、１アウト後、読売大城選手にバックスクリーン右へソロホームランを浴びて３−１とされました。イヤな感じがしましたが、今日の遠藤投手はズルズル行きません。その後は５回まで１１人連続でアウトを取りました。
６回裏は先頭の読売松原選手にヒットを浴びるも、続く読売パーラ選手からの上位打線を打ち取りました。
８回裏は２アウトから読売松原選手に３ベースを打たれるも、続く読売パーラ選手を空振り三振に打ち取り、点を与えません。
９回裏は読売坂本選手にチェンジアップを見事にすくわれ、レフトスタンドへソロホームランを浴び、２点目を失いましたが、最後のバッター読売ウィーラー選手をサードフライに打ち取り、試合終了。９回を118球で投げきり、打者３２人に対して被安打５、無四球、５奪三振の２失点でした。140キロ台のストレート、チェンジアップ、スライダー、フォーク、カーブを丁寧にコーナーに集めて、読売打線相手に凡打の山を築きました。いやあ、見事でした。これで遠藤投手が覚醒してくれれば、先発投手陣のコマが強力になってきます。次回の登板が楽しみです。
打線は１３安打９得点の猛攻でした。１回表は２アウト１塁から鈴木誠也選手がレフトスタンドへ２ランを放ち、いきなり２点を先制しました。このホームランは非常に大きかったです。昨日のホームランはムダではなかったと思います。
２回表はノーアウト満塁から西川選手がライト前タイムリーを放ち３−０になりました。なおもチャンスでしたが、後続が倒れ、このイニングは１点止まりでした。ここは反省点ですね。
３−１と迫られた直後の３回表は読売２番手の大江投手を攻め、２アウト２、３塁から遠藤投手がセンター前へ２点タイムリーを放ち、５−１としました。この遠藤投手のタイムリーも大きかったですね。遠藤投手はこれがプロ初打点になりました。
６回表は読売３番手の高木投手を攻め、２アウト３塁から長野選手がライト前タイムリーを放ち６−１とリードを広げました。長野選手が大分勝負強くなってきたのは頼もしいですね。
７回表は読売４番手の田中投手を攻め、２アウト２、３塁から西川選手が左中間スタンドへ３ランを放ち、９−１とし、試合を決めました。先制、中押し、ダメ押しと理想的な得点パターンとなりました。チーム打率リーグ１位なだけに、毎試合このような得点パターンになってもおかしくないのですが…。
投打がガッチリ噛み合っての快勝となりました。これでチーム力がグッと上がって欲しいですね。投手陣さえ安定すれば、連勝も可能かと思います。
さて、あさってからは神宮でヤクルトとの３連戦です。最悪でも２勝１敗と勝ち越して広島へ戻ってきて欲しいですね。先発は九里投手、野村投手、K・ジョンソン投手でしょうか。このままシーズンが終わって欲しくないですね。
