2018年12月29日
来季はし烈な1軍投手枠
投手王国広島の復活へ…大瀬良、ジョンソンの次は誰?床田、薮田らに期待
12/29(土) 11:00配信
プロ初勝利を挙げウイニングボール手にする広島・床田=東京ドーム
広島は投手陣の整備がリーグ4連覇の鍵となりそうだ。今季のチーム防御率は4・12。規定投球回数に達した投手も大瀬良とジョンソン2人だけだった。今オフは不動の3番・丸、代打の切り札・新井が抜けただけに、緒方監督が就任以来、掲げる「投手を中心とした守り勝つ野球」を取り戻したいところだ。
首脳陣の評価が高いのが、来季3年目を迎える床田だ。プロ1年目の17年にプロ初勝利を挙げたが、同年7月に左肘のじん帯を再建手術。長いリハビリ期間を乗り越え、今年8月に実戦復帰すると、ファームで8試合に登板し、1勝1敗、防御率2・25と復活の兆しを見せた。ポストシーズンでも1軍戦力に名前が挙がったが、球団は完治を最優先。ここまで経過は良好で、ジョンソンに続く左腕として開幕ローテ入りに期待が集まっている。
復活が期待されるのは薮田だ。今季はまさかの2勝。昨季は最高勝率のタイトルを獲得するなどリーグ連覇に貢献しただけに、巻き返しを期す来季は勝負の1年となる。佐々岡投手コーチは先発ローテについて大瀬良とジョンソン以外を白紙と断言。3番手以降は野村、九里、岡田の名前が続くが、薮田が17年の輝きを取り戻すことができれば先発争いは一気に激しさを増す。
若手の成長も欠かせない。今季は昨季まで1軍登板がなかったアドゥワとフランスアが台頭。緒方監督がリーグ3連覇の立役者として名前を挙げるほどの活躍だった。来季2年目を迎える山口や平岡、加藤から登録名を変更した矢崎、さらにドラフト2位島内(九州共立大)などがブレークを狙っている。今オフ、チームはジョンソン、ローレンスと2人の助っ人投手を獲得した。かつてのような投手王国復活へ、2月のキャンプはブルペンに火花が散りそうだ。(デイリースポーツ・杉原史恭)
広島の投手陣は、ほとんどの投手が若く、ポテンシャルが高いので、伸びしろが十分期待できますね。
先発投手は大瀬良投手とジョンソン投手は確定でしょうが、それ以外は競争という形になります。今年の実績で言うと、野村投手、九里投手、岡田投手になりますが、他に本文で紹介してました床田投手、薮田投手の復活が待たれますし、中村祐太投手もそろそろブレイクする予感もします。また、この秋のキャンプで注目された山口投手や平岡投手、矢崎(旧姓加藤)投手らがどれだけ1軍争いに残れるかですね。
中継ぎはフランスア投手と中崎投手は確定でしょうが、それ以外は競争ですね。今年安定した内容だった一岡投手、ワンポイントやロングリリーフなどで大車輪の活躍を見せたアドゥワ投手が、来季も素晴らしい内容のピッチングを見せてくれるでしょうし、今村投手や中田投手の中堅クラスが加われば、ブルペン陣も層が厚くなります。ここに若手の高橋昂也投手や高橋樹也投手、塹江投手や藤井投手が入り、さらに助っ人外国人投手が参戦してくると、まさに広島投手陣は戦国時代になります。
投手陣全体のレベルは上がってきていますので、佐々岡1軍投手コーチの腕の見せ所ではないでしょうか。来春の1軍キャンプの投手陣の生き残り競争は目が離せません。
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