2018年12月28日
来季は育成出身の外国人が大化け!?
広島の三連覇を支えた“育成出身”の助っ人
12/28(金) 10:00配信
バティスタは25本塁打
広島・バティスタ(C)KYODO NEWS IMAGES
今季球団史上初となるリーグ三連覇を達成した広島。他球団に比べると資金力が劣るため、ドラフトで獲得した選手達を地道に育て、主力へと押し上げた。“育成”が実を結びリーグ三連覇を成し遂げたわけだが、生え抜きの選手達だけでなく、“育成”から這い上がった外国人たちの存在も忘れてはならない。
今季チーム3位の25本塁打を放ったバティスタは、16年に育成選手として広島に入団。2年目の17年に開幕から二軍で打ちまくり、同年の6月に支配下契約を結ぶ。6月3日のロッテ戦で初打席・初本塁打を放つと、翌4日のロッテ戦でも本塁打。二桁11本のアーチを描きリーグ連覇に貢献した。今季は好不調の波がありながらも、25本塁打と持ち前の長打力を発揮。
8月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた山崎武司氏は広島・バティスタについて「バッティング技術というのを力でカバーしているバッティングスタイルなんですけど、まだまだ日本の野球に慣れてくると、30発は軽くクリアしてくれるポテンシャルを持っていますね」と期待を寄せた。
来季は39本塁打を放った丸が巨人へ移籍しただけに、バティスタの一発はより一層、重要になっていきそうだ。
フランスアは中継ぎでフル回転
8月にシーズン月間最多タイとなる18試合に登板したフランスアも育成出身の選手だ。フランスアは14年に練習生として来日し、18年に育成契約を結び、今年の5月に支配下契約を勝ち取った。一軍デビューしてすぐは先発を務めていたが、リリーフに配置転換。150キロを超える威力のある真っすぐを武器に、他球団の打者をねじ伏せ、今村猛、中田廉といった不調で苦しんでいたリリーフ陣の穴を埋める救世主になった。
10月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 日本シリーズ第1戦 広島−ソフトバンク戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、広島・フランスアについて「素晴らしい球ですよね。そう簡単に打たれないですよね」と絶賛。普段は辛口な解説が多い江本氏が、高評価するほど能力が高い。
育成から支配下になった外国人はバティスタ、フランスア以外にもメヒアがいる。ドラフトで獲得した選手だけでなく、育成出身の外国人にも注目してみるのも面白いかもしれない。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
BASEBALL KING
広島のリーグ3連覇の原動力として、育成出身のバティスタ選手とフランスア投手の活躍を忘れてはなりません。
バティスタ選手は昨年に支配下登録され、1軍デビューするや否やいきなり2打席連続代打ホームランを放ち、華々しいスタートでした。今季は好不調の波が大きかったにも関わらず、25本のホームランを放ち、自慢の長打力を発揮しました。バティスタ選手はバッティングではまだ粗さがありますが、日本の野球に慣れて来れば、とてつもない成績を納めることが出来ると思います。来季は打線の中軸を任せたいところですが、ドリヨシとしては打率2割8分以上、ホームラン30本以上、打点80以上を狙って欲しいと思います。
フランスア投手は今季の広島のブルペン陣を救ってくれた、まさに救世主でした。当初は先発で登板しましたが、思うような結果が出ず、中継ぎに転向した訳ですが、これがはまりにはまりました。左腕から投げ下ろす150キロ以上のストレートに、相手打者が押し込まれて凡退していきました。最終的にはセットアッパーを任せられるまでになりました。来季もセットアッパーとしての役割を担うことになるでしょうが、ストレートが唸るほど速いので、幾つか遅い変化球を織り混ぜていけば、まだまだ簡単に打ち取っていけると思います。
広島にはまだメヒア選手という、恐るべき秘密兵器がいます。来季はメヒア選手も加わって、育成出身のドミニカンが大化けするのではないかと、今から楽しみで仕方ありません。
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フランスアがいなかったら優勝してなかったかもしれないです。
来シーズンはドミニカ選手に大注目ですね!