しかし、定刻になっても
行き違いの列車が余目へ到着しないため
しばらく待たされることになりました。
ワンマン運転なので
運転手が無線で連絡を取りながら
随時教えてくれる情報は
「下り列車が遅れています。
到着が23分ほど遅れそうです。
この列車は下り列車の到着を待って発車となります。」
というものでした。
ここでも足止めをくらい
どうなることやらと思いながら
今日の行程を見直します。
新庄での次の列車への乗換えには
かなりの余裕があるということで
焦る必要も無いということがすぐに分かり
安心して発車を待つことができました。
周りの人たちは参ったなぁと
いう顔をしている人も多少いましたが、
ほとんどの人が急ぐ移動ではないらしく、
殺伐とした空気は流れていなかったですね(^^)
運転手の言っていた通り
余目を23分遅れで出発でき、
新庄を目指します。
余目付近では雪もそれほど
残っていなかったのですが、
新庄に向かうにつれてだんだん
雪が深くなっていきます。
しばらくは単線をゴトゴト
走っていましたが左側に
川が見え始めました。
かの有名な最上川です。
今日はたまたまかどうか分かりませんが
穏やかな流れの最上川が
かなりの増水で
荒れ狂うまではいかなくとも
かなり怖い川になっていました。
自分で体感した寒さが
こちらではまだまだ暖かい方で
雪解け水が一気に川へ
流れ込んだためと思われます。
穏やかであれば川沿いの
線路も快適なものですが、
今日は川沿いを走るというのは
なるべく避けたい状況のまま
山奥へ入っていきます。
同時に雪も多くなっていき
以前途中下車したことのある古口では
ホームにある雪は雪掻きをしていない所で
腰くらいまで積もっていました。
その古口を出発すると今度は
だんだんと空気がガスってきます。
標高が高いのも影響していると思いますが、
自分が思うには雲の中を走っているのでしょう。
よって視界がほとんど効かなくなり
津谷の辺りでは真白な台地の中に
ポツポツ電柱しか見ることができない
とても日本とは思えない光景が広がっていました。
そして雪掻きが面倒なのか
1本の線路が雪に埋もれたまま
放置されていてこの辺りの雪の多さを納得しました。
2020年02月08日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9395108
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック