2020年10月15日
21回戦@東京ドーム 広島5−5読売(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 4点ビハインドを中盤追いつくも、終盤の好機生かせずドロー。
広島今季10回目の引き分け 松山同点2ラン フランスア2回無失点
10/15(木) 22:13
配信
デイリースポーツ
きびしい表情で選手交代を告げる広島・佐々岡監督(撮影・金田祐二)
「巨人5−5広島」(15日、東京ドーム)
広島が今季13回目の延長戦で10試合目の引き分け。12年以来8年ぶりの2ケタ引き分けとなった。九回を無失点に抑えた守護神・フランスアが十回も続投。丸に四球を与えたが、後続を断った。
劣勢だった。二回まで投げた先発・野村がわずか33球投げたのみで緊急降板。同点の三回に急きょ登板した高橋樹が一挙4点を失った。
打線が奮起したのは五回だ。巨人先発・サンチェスから1死二、三塁とし、まずは田中広が中前2点適時打。田中広はけん制で一度はアウトとされたが、リプレー検証の末セーフとなり一塁に残った。この走者が生きた。2死後、松山の弾丸ライナーでスタンドに飛び込む8号左越え2ランで同点としていた。
その後は勝ち越し機にあと一本が出なかった。六回1死二、三塁の好機には小園、長野が凡退。さらに八回1死一、三塁には曽根の走塁死と坂倉の三振で逸した。九回1死二塁では鈴木誠が三振、松山が二直に倒れた。
ついに今季10回目の引き分けになりました。やはり、接戦を勝ちきれない今年のカープを象徴する試合でした。
打線は1回表、読売先発のサンチェス投手を攻めて、先頭のドラ2ルーキーの宇草選手がセンター前ヒットで出塁し、すかさず2塁へ盗塁を成功させました。宇草選手の持ち味を十分に発揮できたシーンでした。1アウト後、鈴木誠也選手がセンター前にタイムリーを放ち、幸先よくカープが1点先制しました。
カープ先発の野村投手は、2回裏に読売打線に迫られます。先頭の読売岡本選手にレフト線への2ベースで出塁を許しました。その後1アウト1、3塁とされ、読売田中選手にレフトへの犠牲フライを許し、1−1の同点とされました。ところが、先発の野村投手はこの回で降板しました。野村投手に何かアクシデントが発生したのでしょうか?ドリヨシが観た限りでは、野村投手に故障が発生したような様子は確認できませんでした。野村投手に関しては新たな情報が入り次第、ブログにアップさせていただきます。
3回裏、急遽?2番手に登板した高橋樹也投手が読売打線の餌食となりました。ヒットと四球などで2アウト1、2塁とされ、読売岡本選手に右中間を破る2点タイムリー2ベースを浴びて1−3と勝ち越されました。さらに暴投と四球で2アウト1、3塁とされ、読売若林選手にセンター前タイムリーを浴びて1−4。さらに読売田中選手にレフト前タイムリーを浴びて1−5と、一気にリードを広げられました。
もはや序盤で敗色濃厚かと思われましたが、ここからカープの粘りが見られました。5回表に読売サンチェス投手に襲いかかりました。内野安打とヒットなどで1アウト2、3塁とチャンスを作ると、田中広輔選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、3−5。2アウト後、松山選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、ついに5−5の同点に追いつきました。田中広輔選手の打撃は絶好調ですね。下半身が据わって、前に突っ込まなくなったのが絶好調の要因だと思います。そして、松山選手はチャンスに強いですね。ポイントゲッターとしての働きを十分発揮していますので、今後も楽しみですね。
試合はこのまま延長戦に突入しましたが、両軍共に決定機を作れず、延長10回、今季初特別ルールにより引き分けになりました。
リリーフ投手陣は4回は中田投手、5回は中村恭平投手、6回、7回はケムナ投手、8回は塹江投手、9回、10回はフランスア投手が、それぞれ読売打線を0に抑えました。
カープにも勝ち越しのチャンスはありました。6回表、四球とヒットなどで1アウト2、3塁とし、ここで代打の小園選手が入ります。読売はこれを見て、2番手に左の大江投手に代わりました。ドリヨシはここで代打の代打で長野選手を送り込むかと思ったのですが、ベンチは小園選手をそのまま打席に立たせました。そして、2、3塁のランナーがスタートを切りました。小園選手はスイングしてファウルになりましたが、おそらくこの時スクイズのサインが出ていたようで、小園選手がそのサインを見落していたものと思われます。結局小園選手は空振り三振に倒れました。そして、次の宇草選手の所で長野選手を代打で起用しましたが、ショートゴロに倒れて、チャンスを潰しました。ドリヨシは、宇草選手の所で代打長野選手ならば、なぜ小園選手の所で長野選手を起用しなかったのか、どうも納得がいきません。
そして8回表、四球とヒットなどで1アウト1、3塁のチャンスを迎え、ケムナ投手の所で代打坂倉選手を起用します。で、読売左の高梨投手の投げた初球をスクイズしましたが、空振りし、3塁ランナーの代走曽根選手がタッチアウトになりました。スクイズ失敗です。結局坂倉選手は空振り三振に倒れ、この回もチャンスを潰してしまいました。ドリヨシ的には、読売高梨投手が出てきたところで、代打の代打で右バッターを送り込むべきだったのではないでしょうか。高梨投手相手では、左打者では対応できないのと、スクイズするなら右打者がしやすいというのが理由です。6回もこの8回も、ベンチワークにかなり疑問があります。
ドリヨシは今季の僅差の敗戦と引き分け試合は、ベンチワーク、首脳陣の責任が大きいと思っています。
さて、明日からはマツダスタジアムで中日との3連戦です。中日は好調で、リーグ単独2位に浮上しています。明日のカープの先発は床田投手です。ドリヨシ的にはかなり不安ですが、立ち上がりからどんどん飛ばして欲しいですね。中日はロドリゲス投手です。奪三振は多いですが、隙はあります。ランナーを出してプレッシャーをかけていきたいですね。