2020年10月12日
森下投手の新人王への道。
広島・森下、新人王へライバル巨人・戸郷と同じ8勝 投票はどうなる?
10/12(月) 15:00
配信
サンケイスポーツ
広島・森下
【球界ここだけの話】
セ・リーグの新人王レースが最終コーナーに突入した。
「サポートするのは当然のこと。(起用で)無理はできないけど、チャンスがある。勝てるチャンスを与えないといけない」
広島・佐々岡真司監督(53)は、新人王有力候補のドラフト1位・森下暢仁投手(23)=明大=に親心をのぞかせる。
新人王の資格は、(1)海外のプロ野球リーグの参加経験がない(2)支配下に初めて登録されてから5年以内(3)投手は前年まで1軍での投球回が30イニング以内(4)野手は前年までの1軍での打席数が60打席以内が条件で、プロ野球取材経験5年以上の記者による投票で決まる。チャンスは一生に一度で、実力はもちろん、運も必要になる。
MVPや沢村賞など現役時代に数々の栄冠を手にした佐々岡監督は苦い経験をしたひとりだ。1990年にNTT中国から広島にドラフト1位で入団。山本浩二監督のもと1年目から先発と抑えで44試合に登板し、13勝11敗17セーブ、防御率3・15とフル回転したが、新人王には、最速157キロの剛速球を武器に50試合に登板し、リーグトップの31セーブを記録した中日・与田剛投手(NTT東京、現中日監督)が選出された。
あれから30年。自身の現役時代の背番号「18」を継承した森下が、巨人の高卒2年目、戸郷翔征投手(20)=聖心ウルスラ学園高=とタイトルを争っている。ここまでともに15試合に登板して、森下が98回2/3を投げて8勝3敗、防御率2・28、104奪三振。戸郷は84回2/3で8勝5敗、防御率2・76、85奪三振。森下が投球回数、防御率、奪三振数では上回っているものの、最後まで予断を許さないデッドヒートが続く。
「(新人王を)とりたい」と意欲を燃やす森下。現役時代に138勝&106セーブの記録を残した佐々岡監督の期待を背負った黄金ルーキーが、球団では2014年の大瀬良以来となる新人王へ最後のスパートをかける。(柏村翔)
カープファンは森下投手が新人王のタイトルを獲得できるかどうか、かなりソワソワしているのではないでしょうか。
ドリヨシ的に見ると、現時点で森下投手が新人王のタイトルを獲得できる確率は70%かなと思っています。森下投手のライバルである読売の戸郷投手が昨日中日戦に登板しましたが、勝つことが出来ず、勝ち星で森下投手と戸郷投手が8勝で並んだことになります。ピッチング内容を見ると、森下投手が格段に上だなと感じましたし、今の勢いを見ても、森下投手がリードしているかなと思います。
シーズン残り試合も少なくなってきますが、森下投手が中6日で先発すれば、あと4試合登板できますから、よほどの事がない限り、二桁勝利はまず間違いないかなと思います。先日土曜日のあの森下投手のピッチングを見ると、絶対に新人王を獲得させてあげたいですね。
心配なのは、新人王の投票はマスコミ記者により行われる事です。まず、記者は関東に集中している事と、戸郷投手の所属する読売がリーグ優勝するのは間違いないですし、まして戸郷投手が日本シリーズで活躍して日本一になった場合、森下投手には不利に働かないかどうか、かなり気になります。
いずれにせよ、ファンも含めてざわざわしますが、森下投手には森下投手らしいピッチングでシーズンを全うして欲しいと思います。
石原慶幸選手が今季限りで現役引退。11月7日の阪神戦後に引退セレモニーを実施。
広島・石原が現役引退を表明 11月7日にセレモニー開催へ
10/12(月) 14:55
配信
ベースボールキング
石原慶幸
◆ 8月末に故障… 以降は公式戦出場なし
広島は12日、石原慶幸選手(41)が今季限りで現役を引退すると発表した。
石原は県立岐阜商高から東北福祉大を経て2001年のドラフト4位で入団。2年目の2003年に116試合に出場すると、翌2004年には自身初めて規定打席に到達。2010年と2013年に前田健太、2016年に野村祐輔と「最優秀バッテリー賞」に輝くなど、“扇の要”として広島を支えてきた。
今季は開幕一軍メンバーに名を連ね、ここまで2度の登録抹消を経て、3試合、打率.000(4-0)の成績。
8月27日のDeNA戦(横浜)で、遊ゴロを放ち一塁へ走り出すも、一本間の中間地点で顔を歪め、そのままバランスを崩して転倒。翌28日に一軍登録を抹消され、以降は二軍も含め、公式戦での出場がなかった。
なお、球団は11月7日(土)の阪神戦(14時開始)の試合後に、石原の引退セレモニーを開催すると発表している。
◆ 石原選手・プロフィール
投 打:右投右打
身長体重:177センチ/90キロ
生年月日:1979年9月7日
経 歴:県立岐阜商−東北福祉大−広島(01年D4位)
[通算成績]
1619試合 安打1022 本塁打66 打点378
打率.236 出塁.299 長打.324 OPS.623
BASEBALL KING
あの8月のケガ以降、石原慶幸選手の情報がなかったので、もしかしたらとドリヨシは思っていましたが、やはりこのニュースが飛び込んできました。
石原選手は2001年のドラフト4位で入団し、2年目の2003年からほぼ正捕手として活躍しました。カープのいわゆる暗黒時代を知っている選手です。チームの扇の要としての役割も十分発揮し、2013年のクライマックスシリーズ初出場、そして2016年の25年ぶりのリーグ優勝、2017年、2018年のリーグ3連覇に大きく貢献しました。
最近ドリヨシの記憶に残るのは、昨年4月、チームが連敗して苦しい中での熊本での読売戦、9回土壇場で同点に追いつき、さらに石原慶幸選手のタイムリーで勝ち越したあの場面が思い出されます。
晩年はジョンソン投手の女房役として上手くリードしました。今季はそのジョンソン投手が絶不調な状態なので、石原選手もかなり心配していたに違いありません。
11月7日に引退セレモニーが行われますが、プレーはするのでしょうか?守備に入るのならば、是非ジョンソン投手に投げてもらいたいですね。
石原慶幸選手、現役生活本当にお疲れ様でした。