2018年10月10日
侍ジャパン、日米野球出場メンバーを発表!広島からは4選手選出!
侍ジャパン、日米野球の出場メンバーを発表 楽天・岸、巨人・岡本らが選出
10/10(水) 14:21配信
侍ジャパン稲葉監督(左)と山中強化本部長。
11月に開催される「2018日米野球」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の出場選手が10日、発表された。8月に先行発表されたメンバーに加え、全28選手が確定した。
日米野球は2014年以来4年ぶりの開始。侍ジャパンは11月7日にチャイニーズ・タイペイとの壮行試合を行い、9〜11日に東京ドーム、13日にマツダスタジアム、14、15日にナゴヤドームでMLBオールスターチームと対戦する。
先行発表では、菅野智之投手(巨人)、山崎康晃投手(DeNA)、菊池涼介内野手(広島)、秋山翔吾外野手(西武)、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)、筒香嘉智外野手(DeNA)の6人が選出された。だが、菅野はコンディション考慮のため、出場辞退が発表された。
今回は先行メンバー以外の23人が新たに発表された。
日米野球に出場する28人は以下のとおり。※は先行発表メンバー
【投手】
岸孝之(楽天)
石山泰稚(ヤクルト)
大瀬良大地(広島)
上沢直之(日本ハム)
東浜巨(ソフトバンク)
松永昂大(ロッテ)
多和田真三郎(西武)
山崎康晃(DeNA)※
東克樹(DeNA)
濱口遥大(DeNA)
松井裕樹(楽天)
石川柊太(ソフトバンク)
笠原祥太郎(中日)
高梨雄平(楽天)
【捕手】
森友哉(西武)
會澤翼(広島)
甲斐拓也(ソフトバンク)
【内野手】
山田哲人(ヤクルト)
田中広輔(広島)
菊池涼介(広島)※
外崎修汰(西武)
源田壮亮(西武)
岡本和真(巨人)
山川穂高(西武)
【外野手】
田中和基(楽天)
柳田悠岐(ソフトバンク)※
筒香嘉智(DeNA)※
秋山翔吾(西武)※
ベースボールチャンネル編集部
広島東洋カープからは、大瀬良投手、會澤選手、菊池選手、田中選手が選出されました。大瀬良投手には侍ジャパンの投手陣の柱として活躍して欲しいですね。読売菅野投手が出場を辞退したのが残念です。2人で侍の2枚看板でいけるかと思っていただけに残念です。會澤選手はやはり「打てるキャッチャー」として選手されたのでしょうか。菊池選手はやはり規格外の守備力ですね。再びメジャー選手をあっと言わせるプレーを披露してくれるでしょうか。田中選手はおそらく西武源田選手のサブに回る可能性が高いですね。読売坂本選手が選出されなかったのが残念です。
ドリヨシ的には丸選手や鈴木選手が選出されなかったのも残念です。外野手は西武秋山選手、ソフトバンク柳田選手、DeNA筒香選手らとの競争になるだけに、厳しい状況だったのでしょうね。
この度の日米野球は11月13日にマツダスタジアムで開催されるので、広島の選手のホームグランドでの活躍も楽しみです。
CSで昨年の二の舞を踏まないためには…。
広島がCSで昨年の二の舞にならないためには
10/10(水) 11:16配信
失ったアドバンテージ
CSファイナルステージ初戦の先発が予想される大瀬良
10月9日の試合結果で、セ・リーグのクライマックスシリーズ(以下CS)進出チームが決まった。2位・ヤクルトと3位・巨人がまず神宮球場でのファーストステージで戦い、その勝者を、リーグ優勝チームの広島がマツダ広島で待ち受けることになる。
昨年、リーグ優勝しながらCSで敗退し、悔しい思いをしている広島としては、昨年のトラウマがあり、かつ、対戦成績でも比較的苦しんでいる(13勝11敗1分け)DeNAは嫌な相手だったので、この結果にはちょっと胸をなでおろしているかもしれない。今季の広島は、対ヤクルトは19勝6敗、対巨人は17勝7敗1分けと、ペナントレースでは圧倒しており、さらにマツダ広島に絞れば対ヤクルトは9勝2敗、対巨人も9勝2敗1分けとあって、少なくとも「嫌な相手だな」というイメージはないはずだ。
しかしながら、ファーストステージを勝ち上がって勢いのある相手に対し、ペナントレース終了後のブランクを経て受けて立つことになる優勝チームは、1勝のアドバンテージがあって、星勘定としては圧倒的に有利な条件に置かれるとはいえ、やりにくい面もあるというのは事実だろう。
カープファンにとっては思い出したくもないかもしれないが、昨年のCSファイナルステージを思い出してみよう。第1戦は、ペナントレースの勝ち頭の薮田和樹を立てて3対0と降雨コールド勝ちしたが、第2戦を野村祐輔で落とすと、第3戦を0対1と惜敗、2日間雨で流れた後、第4戦もDeNAの今永昇太の中継ぎ投入もあって3対4の惜敗。薮田が負け投手。第5戦は2度目の先発の野村が打ち込まれてシリーズを失った。
振り返ってみると、やはり1勝2敗となってアドバンテージ分を失ってしまうと、1位チームには焦りが、勝ち上がってきたチームには勢いが生まれ、シリーズの流れが抗いがたいものになっていったような印象が強い。そう考えると、優勝チームは、とにかく相手に流れを渡さず、先手必勝でもつれさせることなくさっさと終わらせてしまう、ということが肝要になってくるだろう。
先発投手のローテーションという見方からしても、このことははっきりしていて(雨天順延などを考えない場合)、勝ち上がってきたチームは第3戦から、ファーストステージの第1戦で先発したエースが中5日で「2周目」に入ってくるので、優勝チームは3番手以降の投手で戦うことになる第3戦以降はマッチアップとしてはむしろ不利になる。相手が3、4番手または4、5番手の先発、こちらがエースと準エースの先発と優位な2戦目まででほぼシリーズの流れを決定づけてしまわなければ、ややこしいことになってしまいかねないのだ。特に、今年もし巨人が上がってきた場合などは、菅野智之の登場までに大勢を決めてしまっておきたいところだろう。
先手必勝は鉄則
今年の広島は、順当に行けば第1戦は大瀬良大地、第2戦はジョンソンの先発が有力。もちろんペナントレースの成績からすれば、大瀬良は対ヤクルト3勝0敗、防御率1.23、対巨人2勝1敗、防御率2.25、ジョンソンは対ヤクルト2勝1敗、防御率3.09、対巨人2勝0敗、防御率3.50と抑えており、勝算は十分に立つ。この2人で連勝、最低でも1勝1敗には持ち込みたい。
第3戦、第4戦は順当に行けば野村、九里亜蓮の順になるが、相手がヤクルトの場合、野村は対戦防御率8.76、一方、九里は対ヤクルト4勝1敗(防御率3.51)というデータもあるので、「先手必勝」の法則に照らせば、九里が先に投げる可能性があるかもしれない。第5戦以降になると、本来のローテーション投手の岡田明丈は中継ぎ待機となる可能性もあって、中村祐太か戸田隆矢、高橋樹也らの中から先発を探すことになり、やや実績の少ない投手が出ていくことになるので、やはり広島としては先手必勝は鉄則だろう。
最後に。敗れた昨年は、CSファイナルステージの第1戦が広島のペナントレース最終戦からなんと17日後だった。今季は、10月7日の最終戦からは10日後。もちろん長いことは長いが、昨年ほどの実戦勘の鈍りは呼ばなくて済みそうだ。今年は散々雨に泣かされたカープだが、この点でだけは、日程が流れたのがプラスに作用するかもしれない。
文=藤本泰祐 写真=BBM
週刊ベースボール
昨年はレギュラーシーズンが終わってかなりのブランクがあってCSに入ったので選手の試合勘がなくなってしまっていたのもありますし、第3戦の後雨で2日順延となり、DeNAの戦力が優位に働いたことなどもあり、CS敗退という屈辱を味わいました。
今季はレギュラーシーズン終了から中9日でCSを迎えるのは、丁度良い調整期間になると思います。本文にもありましたが、短期決戦では投手力がモノを言います。初戦は大瀬良投手が登板するのは間違いないでしょう。この初戦を取るか取らないかで、CSの流れが大きく左右されます。第2戦はジョンソン投手でしょう。広島としては連勝して一気に日本シリーズ出場に王手をかけたいところです。で、残り4戦で1つ勝てば良い状況を作りたいですね。第3戦、第4戦は野村投手、九里投手が先発でしょうから、この2戦で1つ勝てばいい訳です。ドリヨシとしては、期間中、雨で順延しないことを祈ってます。順延となると、相手チームの戦力が整ってくるので、広島としては非常にタフな試合になりかねません。仮に第5戦に入った場合、広島は先発投手が薄くなります。中村祐太投手か戸田投手か高橋樹也投手あたりが登板するでしょうか。ここまで持ち込まれると非常に苦しくなってきます。第6戦に入った場合は、大瀬良投手が中4日で先発して、投手陣総動員で挑むことになります。よって、広島は第1戦、第2戦で連勝出来るかどうかがカギだと思います。