2020年12月24日
2021年シーズンの佐々岡監督の戦略は?
広島・佐々岡真司監督 新参謀と新戦力を加えてV奪回へ/指揮官が見据える2021
12/24(木) 12:02
配信
週刊ベースボールONLINE
佐々岡真司監督
3年ぶりのV奪回へ、佐々岡カープが着実に地盤を固め始めている。監督就任1年目の2020年は投打がかみ合わず、2年連続のBクラスに沈んだ。巻き返しへの第一歩となった秋季練習では明確な課題をつぶすべく練習に取り組んだ。
「悔しさを持った中で来季(21年)は始まっている。個々の課題を持ってやろうと。いつもの秋季キャンプとは違う練習になる。競争をしないといけない選手もいる」
打撃陣の得点力不足解消などを目的に、逆方向へ強い打球を打つ練習を徹底して実施した。指揮官は「今年1年の反省を踏まえた中での練習方法だった。充実した練習ができたのではないかと思います」と手応えをつかんだ様子だ。
河田ヘッドコーチの就任も、大きな改革の一つとなる。4年ぶりに広島に復帰し、攻撃面の立て直しに期待がかかる。
佐々岡真司監督は新参謀について「選手とコミュニケーションもしっかり取りながら、厳しいところもしっかり出してくれる」と全幅の信頼を寄せる。選手を分け隔てなく叱れることに加えて、若いコーチ陣のまとめ役としての手腕にも注目だ。
また来季の助っ人として3選手が加わる。大砲候補で、3Aのリーグ最多本塁打者の内野手のケビン・クロン。リトアニア出身で、先発での起用が検討されている長身右腕のドビーダス・ネバラスカス。最速154キロ左腕のカイル・バード。20年低迷の要因となった投手力と長打力の課題克服への期待大だ。
FA権行使を検討していた田中広の残留も決定した。ドラフト1位・栗林をはじめ、即戦力の新人も加わる。
2年間の悔しさをはね返すべく、中堅、若手、新戦力が一致団結し、優勝を奪い返す。
写真=BBM
週刊ベースボール
佐々岡監督の1年目は、新型コロナウイルスの感染拡大による、今まで例のない流れで送ったシーズンになりました。抑え投手が決まらない事や、主力選手の相次ぐ離脱などで、ベストメンバーが組めなかったのは痛かったですね。
来季は今季離脱した主力選手も復帰しそうですし、今季台頭してきた若手選手のさらなる成長も期待できます。さらにこの秋のフェニックスリーグで活躍した選手が、来季1軍に昇格してどれだけ戦力になるのかも楽しみです。
新外国人として、長距離砲として期待されるクロン選手や、今季手薄になった投手陣を支えるべく、ネヴァラウスカス投手やバード投手を獲得しました。
これら若手選手の底上げや、ベテラン、中堅選手の復活に加え、助っ人外国人の活躍があれば、間違いなくリーグ優勝、日本一は現実味を帯びてきます。
何より、強力な参謀がカープに復帰するのは大きいですね。今季までヤクルトにいた河田コーチが、来季からカープ1軍のヘッドコーチとなります。元々はカープOBだけに、カープ愛は絶大なものがあります。佐々岡監督の戦略を、河田ヘッドコーチが具体化しながら、各コーチや選手に伝える司令塔の働きを遺憾なく発揮してくれると思います。
以上の事より、来季はチーム一丸となってカープらしいアグレッシブなプレーでセ・リーグを制覇して、日本シリーズではチャンピオンチームのソフトバンクを破って、悲願の日本一を勝ち取りましょう!
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