紀伊長島の駅前散策から
列車に戻りしばらくすると
出発時間になったので動き出しました。
海がホントに近くなり
海鳥が羽を広げて日光浴をしているのが
良く見えました。
のどかな海景色だなぁと思っていましたが、
その矢先に今度は大きな造船所が見えてきました。
観光ばかりではやっていけないという現実が
ありありと分かる光景に
何となくがっかりしました。
そしてしばらく走ると今度は
線路脇の木が伐採されていました。
それだけなら特に気にすることは無いのですが、
切り株が全部赤くなっていたのです。
なぜ赤くなっていたのか不思議です。
さて、紀勢本線は海と山とに挟まれた
自然の中をひたすら走ります。
だから駅も無人駅が多く
バスの延長みたいな感じでの運行状態でした。
小さな駅を丹念に停車して行き
特急も停車する尾鷲へ到着しました。
かなり大きな駅でここでも時間調整のため
しばらく停車するので、
この隙間時間を使って駅前を
少し散策できました。
駅舎は平屋でキヨスク、立ち喰いそば、
コーヒー喫茶店などがあり、
予想以上に大きかったです。
そして、駅前を少し出ると
コンビニがあり、銀行があり、土産物屋があり、
人もぞろぞろ歩いていて、
今まで自然の中を走っていたのが
嘘のような変わりようでした。
車内の人たちもここで降りる人が多く、
また乗ってくる人も多いので、
乗客の入れ替えが尾鷲で行われた感じでした。
この辺りの中心地は先ほど降りた
紀伊長島だと思っていたのですが
こちら尾鷲の方が中心地かもしれないですね。
出発時刻になり尾鷲のホームを離れると
列車はトンネルが多い所を走るようになります。
たまにトンネルから出ると海が見え、
真っ白な石が多いことに
疑問を感じながら車窓を眺めていました。
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